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Amwayにおける確定申告パーフェクトガイド(青色申告)

①青色申告の概要

 青色申告は白色申告に比べて正確な帳簿の準備が必要ですが、その分税金的な優遇を受けられる制度です。白色申告で税務処理に慣れた人はひと手間かけて青色申告をするとより多くの還付金が受け取れたり、支払う税金が少なくなります。私のケースでは年間の収入が500万を超えてきたあたりからAmwayでの経費の幅を活用しても税金が還付ではなく納付になり始めたので、青色申告に切り替えました。

 税理士に頼むのと10万~20万程度費用がかかるので、自分の日給3日程度(慣れると青色申告も数時間で終わる)と比較して頼んだ方が安ければ頼むとよいと思います。

図1. 青色申告のメリット

図1. は以下から引用

 この記事では白色申告手順がある程度わかっている事と会計ソフトを使って日々の収支を記録しているとより内容がわかりやすいと思います。初めて確定申告する場合は下記記事を確認して頂いた方がわかりやすいかと思います。

なお当方は会計ソフトとしてマネーフォワード(MF)を利用しておりますので、MFを利用されている方は自分の事に置き換えないでもそのまま進めていけば確定申告が出来るかと思います。

②青色申告の前準備

 青色申告はやろうと思ったその日に出来るものではなく約一年前からの準備が必要になります。提出が必要なものが2つ、事前に準備しておく事が1つあります。

②-1 開業届の提出

 青色申告をする為には開業届を出す必要があります。開業届に必要事項を記入し、管轄の税務署へ提出します。

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/05.pdf


図2. 事業の概要について

事業の概要は
・Amwayのみ
・Amwayと他業種を併せる
のどちらかで記載をしましょう。私の場合は「教育業:子供たちには学科の勉強を通して物事への取り組み方を伝えて、大人にはAmwayを通して生き方や働き方を伝える。2つの業種を併せる事で短期的な収益である教育業での収入を長期化させる。」と記載しました。

②-2 所得税の青色申告承認申請

 開業届と合わせて青色申告承認申請を提出する必要があります。青色申告を行う前年に提出する必要があるので、この記事を見たらすぐに開業届、青色申告承認申請を提出することをお勧めします。(青色申告承認を受けたとしても白色申告も出来るのでとりあえず提出はお早めに)青色申告承認申請も必要事項を記入し、管轄の税務署へ提出します。

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/h28/10.pdf


3. 青色申告承認申請について

職業と屋号は「②-1 開業届の提出」で記載したものと同じものを記載しましょう。

4. 記帳方式、備付帳簿について

その他参考事項が重要なので
(1) 複式簿記を選択
(2) 総勘定元帳、仕訳帳は必ずチェック
(2)については下記の記事を見てみて他に必要そうなものがあればチェックを入れておきましょう。私は、総勘定元帳、仕訳帳のみチェックしました。

②-3 会計ソフトを利用して支払いを記録する

 全てのレシートを手動で記録して青色申告をすると1週間以上時間を取られると思うので、必ず会計ソフトは利用しましょう。私の場合は冒頭でも触れたMFを利用しております。

自分の利用している銀行、クレジットカード、QR決済を一度登録してしまえばあとは自動で振り分けてくれるのでとても便利です。

図5. MF Meでの記録画面

このアプリの良い所はこのままMFクラウド確定申告という確定申告作成アプリと連携させて青色申告まで終わらせられる所にあります。MFでなくても勿論大丈夫なので、会計ソフトはどれか1つ課金して機能をフルに使えるようにしておきましょう。

②-3 確定申告作成ソフトの準備

 申告をする年の翌年1月になったら確定申告作成ソフトの準備をはじめましょう。翌年1月~2月ぐらいの2か月分はMF確定申告の月々の費用がかかりますが、青色申告で得られる節税分に比べたら安い物なので迷わず課金しましょう。

課金プランは3つありますが、このような事務仕事が得意な方でしたら一番安価な「パーソナルミニ」を、不得意な方は「パーソナルプラス」を選択すると良いと思います。

MFを利用している方でしたらそのままMF確定申告が利用できます。

上記記事を参考にしてMFのデータを取り込みましょう。最初はかなり使い方が難しいですが下記のような仕訳が出来る画面まで進みましょう。


図6. MFクラウド確定申告の仕訳画面

③仕訳

 ここまではどの業種にも言えるやり方でしたが、ここからがAmwayビジネスにおける仕訳の考え方になります。
 そもそも仕訳とは
「仕訳とは、簿記上のすべての取引を借方と貸方で分類して、それぞれ勘定科目と金額を仕訳帳に記載する簿記の作業」
となります。

 分かりづらい点として借方、貸方という考え方を取り入れて、自分側の支出や収入だけではなく、誰と取引して、相手の収支に対してどれだけ変化を与えたかを記録できるようになっています。国としてはこれを導入する事で双方の事業者の帳簿を確認すれば本当にあった取引なのかどうか?がすぐわかってメリットが大きい、だから税金面での優遇をしているという事です。

経費をどの項目に入れたらよいのかは、以下を参考にして頂き、借方勘定科目に経費項目を入れます。

今回は具体的に仕訳ならではで困る項目について記述していきます。

・Amway及び事業に関わる収入があった場合

図7. Amway及び事業に関わる収入があった場合

借方勘定科目:普通預金
貸方勘定科目:売上高

https://biz.moneyforward.com/support/tax-return/faq/account-title/earnings.html

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