見出し画像

ジョージ・バーナード・ショー

“人生とは自分を見つけることではない。
人生とは自分を創ることである”


私的には実に共感を持てる言葉である。
人生とは?の問いに対して、色々な意見はある。

それは誰もが同じ人生を歩んできてない
証拠でもある。

この世に生を受けてから、誰一人として同じ
人生を辿ってきた訳では無いからだ。

しかし、不思議な事に、人生とは?の問いに
関して色々な意見はあっても自分を創ること
だと言う人は少ないはずだ。

実際、自己啓発や何かを学ぶと言う事は、
自分を創り上げている段階だとも言える。

毎日のようにある別れ道のある旅路の
選択を人はしていく。毎日、毎日それは
起こる。簡単な事だと食べ物を選んだり
することも選択と言える。

難しい事も結局はどちらかを選択するだけだ。
選択しないという道もたまにあるが、
それは人生に於いては数少ないものでしかない。

この選択によって、我々は成長していく。
簡単な選択ばかりしていると、年齢を重ねた時に
はもう困難な選択をする事は無理な選択となる。

若い時も人はよく逃げ道のほうへ進む。
しかし、若い時は、その選択により失敗したことを
悔いる時間がある。

だから次の選択の時は、身体中を痛めながらも
困難な道をゆく勇気が湧いて来る。

私が今の自分のベースである基本的な思想を築いた
のは、確か32歳くらいの時だった。
それまでの人生で、私は自分自身から2回逃げていた。

その時、思った事は、3度目も逃げたら二度と
戻れなくなると思った。
だから、それ以降は、困難な道だけを選択して
生きてきた。

難しい道を行くには、勇気や決意、覚悟等が必要に
なる。しかし、得るものは逃げ道よりも遥かに多い。

逃げ道に行っても得るものは何も無い。
自分を駄目な人間にするだけであって、逃げ道に
集まる人間たちは同じ思想を持つようになる。

だが、難しい道を選んできた人たちは誰もが違う。
皆、自分に対して自信も持ちつつ、不安も持っている。
これまでは一応、私は不敗である。

不思議な事にそういう人たちは、私もそうだが、
相手がそれなりに賢い場合、賢い人間だと分かる。
少し話しただけで、知識だけしかない偽者では
無い、本当に賢い人間だと感じるに近い感覚で、
身に沁みる。

そういう人との会話は実に楽である。
こちらが言おうとしている事を察してくれるし、
相手の心を自分も察することが出来るので、
気が楽になるし、相談も出来る。

誰もが何かを頑張っている。
何もせずにという人は、まず、いない。
私が出会ってきた人たちの中には少なくとも
全くいなかった。

皆、忙しい中、合間をぬって頑張っていた。

“人生とは自分を見つけることではない。
人生とは自分を創ることである”

彼の言葉もうわべは理解出来る人が多いだろう。
しかし、あくまでも、うわべだけでしかない。

真に理解したと言えるには、その言葉に対して
実際に行動に出るからだ。

だから誰もが「頑張れ」と言う。
苦難を幾つも越えて、越えて行くことは、
一番難しい事だからである。

ジョージ・バーナード・ショーのこの言葉も
形は変えているが、中身は同じである。
彼等が何故、わざわざ同じ意味である言葉を
変えてまで残した理由は、色々な視点から
見て、少しでも納得できる人がいれば良い。
という思いからきている。

「頑張れ」では伝わらない気持ちを、
分かりやすく成長に関わるような言葉に変えて
彼等は多くの言葉を残した。

自分が嫌になるのは当然だし、自信喪失する
ことも何度となく降りかかってくる。
その一つ一つが自分の精神さえも崩壊させる
ほどのものも少なくない。

そういったものを幾つも越えて、初めて
理解できるのが「頑張る事の難しさ」になる。

もう疲れ果てて、独り部屋の中で、動けなく
なるような心境になることも何度も体験した。

誰も知らないそういった世界を見て来た人は、
このような言葉を見る度に、すぐに理解出来る
し、その通りだと頷く。

そうして自分を創った人達は、誰もがクセの
ある人達になる。自分を創り上げるとは持論
も持っているし、頑張って自分を創ったと言う
自信も当然あるからだ。

だから年齢を重ねても、新しい事にも特別
嫌な感情も無いまま取り組む事が出来るように
なる。

我々は歳をとる生き物だ。
しかも、どんな未来が待っているのか
想像すらもできない人間という生き物だ。

しかし、我々のそんな思いは小さなもので
しかない。

この地球という星から見れば、いるかいないか
の存在でしかない。
地球だって年齢を重ねている。
彼は人間の暴力に対して、時に怒りを見せる
事もある。

宇宙も膨張しているという人もいれば、
縮小し始めたという人もいる。

私からすればどうでもいい事でしかない。
でも、それを本気で考えている人はいる。

自分を創れないまま歳だけ取れば、
待っているのは地獄に近いものでしかない。

人類は進歩していく。文明も発達していく。
しかし、途中で諦めてしまった人間に
待っているのは地獄になる。

タクシー乗り場で待ち続けている老人たちは
アプリの使い方も知らないから並び続ける。

最前線を知る必要はない。
しかし、最低ラインの世界にはついて
行かなければ、何も解らない未来しかない。

それを理解できていない人は多い。
島国だったからだとも言えるが、
ネットの普及から日本は特に携帯に特化
した国になった。

世界ではそれぞれ何かに特化していたり、
まんべんなく人間も進化についていって
いる世界など様々ある。

日本の場合は、携帯だけとりあえず
解っていれば大丈夫なので、それくらいは
知っておいた方が良い。

そうでないと今の何十倍も辛い未来しか
無いと言える。

だからこそ自分を創るために、
今、頑張っておく必要がある。

自分を創る楽しさが分かれば、
自然と多くを知る事になるだろう。

今はまだ簡単だから、教える人も
教えてくれるだろう。しかし進化は
止まらない。

世界や進化にはついていけなければ、
いつか必ず仮面を取った時に、
自分の本当の姿を目にする事になるだろう。

“人生とは自分を見つけることではない。
人生とは自分を創ることである”

この言葉を信じて高い崖から飛び降りれば、
自分が今どこにいるかを知る事になるだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?