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魔術師団 詳細

魔術師団———長である魔術師団の王は元は人間であったが、黒魔術により
不死の力を得ていると言う噂だけが独り歩きしていた。
他種族は各種族の王との交流や、闘い等で顏は知っていたが、
魔術師団の長だけは誰も見た事が無かった。
普段は長の直臣に闘いを任せていたが、大熊族ウェアベアーとの相性は良く無かった。魔術師は自然の力を利用して、
己の魔力を委ねる事によって戦わせていた。
本体である魔術師自体は非力であったが、魔力を通して、
土からはゴーレム、死人はスケルトンとして再び蘇らせていた。
強力な魔術師などは、鳥やコウモリなどの生物を目として、その視界に
いる者に暗示をかけて同士討ち等をさせていた。
しかし、軍団としての単純な力だけで言えば、1、2を争う大熊族が
本気で闘いを仕掛けてきた。
元々、魔術師団の拠点は他の種族と違い、城壁や城門などは無く、
木々に魔力を流し込み、木の上で生活をしていた事から、
ベアー族により壊滅的な被害が出た。
長は普段は魔力を使う事は殆ど無かったが、この件により自らが初めて
指揮を執り、攻め寄せてきた大熊族を撃退したが、
世界に力を示す良い機会だと思い、大熊族を絶滅させる為に
自ら戦場に足を運んだ。

魔術師団の長———名前不明。人間でありながら不死の力を手に入れたと言う噂のある人物で、年齢も不明であるが数百年以上生きていると言われている。
ライカン族のクローズの奇襲を受けて、
後陣にいた長の幕舎はライカンの勢いにより
陣幕へ配下のライカンを突撃させたが、今まで見た事も無い
大熊族をも遥かに上回る巨人により、クローズの配下は全滅した。
クローズも闘ったが、2体と長を相手にするのは無理だと判断して
俊足で森へと逃げ込んだ。

赤い仮面の巨人———正体不明の焔の魔神である。ベアー族が絶対有利にも関わらず、押し切れない理由として、魔界から召喚した可能性が最も高いとされている。

青い仮面の巨人———赤い仮面の巨人と同様に正体不明の氷を司る者で、
この者も同様で長が召喚した可能性が高い。その理由として人間離れし過ぎていた事を、生き証人でもある戦ったクローズの証言である。

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