日本国大統領

#読み切り部門
#ジャンププラス原作大賞

(平凡な教員が大統領になるまでの話。)
21世紀末の日本。
男は彼は夢があった。
それは総理よりも上の地位に立つ事、
日本の初代大統領になることだった。
彼は生まれ付き普通の考え方ではなかった。
「今の世界は、考え方を変える事が重要だ。」
「自分と同じ考え方になった法がいい」
「死刑や殺しや刑罰で解決なんかしない
むしろ悪影響だ」
「正義の死など、どこにもない」
かなり独特な考えを持っていた。
男は政治家になるために、勉強した。
大学を卒業した後は、教師、秘書となった。
教師、秘書をしばらく務めたのち、彼は
地元から選挙に出馬して、みごとに
国会議員になった。
それから議員を30年以上務め、総理になり
ある出来ごとが起きる。
2090年代、元号制度が廃止される事になり、
新たな日本の元首として、
日本の大統領制が設置される事になった。
当時彼は総理大臣を務めていた。
大統領選挙に出馬して当選。
そして22世紀の2100年、
彼はみごとに大統領に就任した。
(任期は1期5年。最長2期まで)
彼はすでに60代に入っていた。
権限が強い、大統領としての政策は、
彼の性格そのものだった。
元号が廃止され、死刑は廃止、
差別的な行動の人々は弾圧され、
まさにやりたいほうだいになって
しまった。
そして彼は、国民からの不満から
暗殺されてしまうのだった。


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