見出し画像

墨を磨る

先日、講座にお越しくださっている方とお話しておりまして、
「墨の磨り方」
というテーマになったのです。

どうやら硯に、先にたくさんのお水を入れてから磨っていたようです。
いやいや、それはなかなか進まないよ😂
水はちょろっと平らな所(陸、おか)に落として、
ちょっとネバっとするまで磨って、前の池に落として、を繰り返して必要量を
ためていきます。

水差し
磨って向こうへ落とす
小さくなればドロドロ濃度の墨でくっつける

使い終わった硯は洗います。
柔らかいスポンジで角も綺麗に。
たまにクリームクレンザー使用します。
わたしはプラスチックの110円の硯は墨汁用に使用。
墨を磨るなら書道店で一度石の硯を見てみましょう。
ピンキリ〜😂安くて1000円ぐらい?
買ったばかりのものは何か塗られているのか墨が
すべって磨れないことも。。。
先にこすり洗いをしてから使った方がいいかもしれませんね。
固形墨の磨る時の角度は、垂直でも斜めでも色は変わらないかと
思いますが、断面が斜めになる方が早く磨れるのでわたしは斜め派です。


梵字を書かせていただく時はお水も気を配ってどこかの
お寺さんなどで汲んできたり、購入したりしたものを使っています。
急ぐ時は少しあっためたりします。

「梵字は仏さまだからね、安易に考えてはいけませんよ」
これでも大先輩からの言葉をしかと受け止めているつもりのわたしです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?