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言葉を武器に

今回はちょっと真面目な、というかほぼ偏見に近いような話。
ワイドショーやニュース番組(といっても種類は色々あるけど)のコメンテーターが普通の意見をやたらと堂々とした態度で言うような場面を観る機会が最近多いように感じます。 
コメンテーターというのはニュースや話題に対して意見を述べるという役なわけで、その内容には正確性や大衆性が必要になってくると思います。
ただ最近はその人たちが謎の自我を強調してきてドヤ顔で誰にでもできそうな話をしている。
かと思えばあんなに自信満々に喋っていた人が翌日には「あれは間違いでした。お詫びします」なんてことを思ってもいなさそうな表情で言ってたりする。
最近のニュース番組やワイドショーにはなんというか「温かみ」みたいなものが見えてこない気がします。
少しほっこりするような話題でもちょっと嫌な部分を見つけて指摘する、みたいな。
そしてそれを感情をむき出しにして指摘するMCみたいな構図も最近よく目にします。
観ていて良い気分にはとてもじゃないけどなれないなと思いますね。

さらに言えば少し周りとは違った意見に対しての弱い者いじめのようにも見える執拗な追い込み。
SNSの書き込みにいちいち文句を言ってもキリがありませんが、出演者を異常なレベルで叩いたりするのはそれはもう指摘とかっていうレベルではないんですよ。

以前、オードリーの若林さんが「コメンテーターのオファーは何回か来ているけど、全て断っている。自分の意見に自信がないから。自分が間違っているかもしれないから」と仰っていました。
今コメンテーターとして喋っている人はみんな自分の意見にある程度の自信を持って喋っているんでしょうけど、その自信には果たしてどのくらい根拠があるんでしょうね。
「なんか周りがみんなこの人に同調してるから自分も乗っかって○○を批判しておこう」みたいなのが読み取れてしまうような気がします。

そんな小さな考えでも、テレビという大きなメディアを使うとそれが切り取られたりして大事になってしまいます。
自分は周りの意見を代弁している、と思っているつもりかもしれませんがそれは人の心や思想を傷つけています。

まぁワイドショーなんてほとんど観ないからいいんですけどね。