『七つの大罪』イメージカラー集計してみた+α

ニ次創作ア力ウン卜

2024年6月12日 19:39

2024/08/20　タイトル変更（「まとめ」→「集計してみた」）

2024/07/20　追記
集計の数字に抜けがあったので修正・十刃の項目の後半の文章が抜けていたのですが、元の文章が見つからなかったため丸々削除しました。元々大したことは書いてませんでしたが……。

最近、Limbus Companyというソシャゲにどハマりしている。
RPGなんですが、属性がよくある「炎」「水」とかではなく七つの大罪。

怠惰って黄色なんだな～と意外に感じた。じゃあ何色なんだと言われると困るけど。青緑とかでしょうか。

そんな感じで他の作品における七つの大罪のイメージカラーが気になったので、調べてざっくり統計を取ってみた記事です。

いろんな作品のイメージカラー

作品によって序列があるかと思いますが、違いが分かりやすいよう、以下の順に記載しています。

憤怒
傲慢
暴食
強欲
嫉妬
怠惰
色欲
憂鬱（あれば）

また、参考記事などは誤タップなども考慮し、ページ下部にすべてまとめています。ソースが気になる人は一番下までスクロールしてね。

Limbus Company／罪悪属性

「強欲」が無く、代わりに「憂鬱」が入っている珍しい例。「憂鬱」は
後に怠惰に統合されるものです。

憤怒：赤
傲慢：青（紺色に近い）
暴食：緑
強欲：なし
嫉妬：紫
怠惰：黄
色欲：オレンジ
憂鬱：青緑（水色？）

色欲属性自体はオレンジですが、作中に登場するいかにもエロティックな「桃色の靴」という…敵みたいなやつ（説明放棄）は文字通り桃色（ビビットピンク）だったりします。

デジタルモンスターシリーズ／七大魔王

憤怒：オレンジ（デーモン）
傲慢：赤（レーチェモン）
暴食：黄色（ベルゼブモン）
強欲：紫（バルバモン）
嫉妬：水色（リヴァイアモン）
怠惰：青（ベルフェモン）
色欲：緑（リリスモン）

悪魔モチーフなので、どちらかというと大罪のイメージカラーというより悪魔のイメージカラーな気がする。海獣のリヴァイアサンモチーフが水色なあたり。

それにしてもベルゼブモン、いつ見てもデザインが秀逸すぎる。

VivziePop作品（Hazbin hotel ほか）

ハズビンホテル、ヘルヴァボスの舞台である地獄が、それぞれ七つの階層に分かれており、イメージカラーだと明言されてはいないものの色が統一されています。
設定通り階層順に分けたいところですが、見やすさを重視して上記と同じ順序で紹介。
※なお、現状嫉妬（EnvyRing）のデザインは発表されていませんが、先行発表されているイメージ画像があるためそちらから色を拝借しています。

憤怒：オレンジ？
傲慢：赤
暴食：黄色
強欲：黄緑
嫉妬：紫？
怠惰：ピンク
色欲：青（藍）

SERVAMP／真祖

「憂鬱」も加わり、全部で8種類。七つの大罪というよりは八つの枢要罪モチーフ。

憤怒：紫
傲慢：濃い青・紺
暴食：茶
強欲：黄
嫉妬：青寄り紫
怠惰：水色
色欲：ピンク
憂鬱：赤

公式サイトで明確に色分けされていたので記載しましたが、どちらかというと大罪のイメージカラーというよりはキャラクターのイメージカラーといった印象。また、各キャラの好きな色は別な模様。

番外編

七つの大罪ではないけど、『拡張少女系トライナリー』というゲームで「喜」「怒」「哀」「楽」が属性として採用されていた。

喜：黄色
怒：赤色
哀：水色
楽：緑色

国別・個人のイメージカラーの統計

思ってた以上に数が集まらなかったので、各言語圏で個人の方のイラストで使用されている色・果てにはYahoo知恵袋での言及など、目についたもの全てひっくるめ、だいたい100件前後で統計を取りました。ここからが本番です。
※ソースはページ下位に掲載しています。

キリスト教信者が多いであろう国の言語を中心に調べています（英語・イタリア語・スペイン語・フランス語・ドイツ語）。

プラス、冒頭で触れた『LimbusCompany』の会社がある韓国でのイメージはどうなんだろうかと調べてみたのですが、調べ方が悪かったのかほとんどヒットせず……（鈴木先生の『七つの大罪』のほうは大量にヒットしました）。一応表には載せていますが、総計2～3個ほどであまり参考にはならないかも。
中国は現段階では未調査。気が向いたらいずれ。

以下は注意点・前置きなど。

国はイラストに使用されている言語、ページに使用されている言語などで分類。
厳密な色分けはしていません。記事作成者の主観です（金色を黄色に含めたかと思ったら灰色と銀色を区別していたりなど、フワフワしてます）
また、傲慢ではなく虚飾を含めた七つの大罪であったり、一人で複数の回答・反対に色が思い浮かばないなどの理由で一部言及していなかった場合などの理由で、総計に多少の誤差があります。

そもそも国どころか人によって色の判別方法が違ったりするので、正確な集計は難しいのかも……ということを踏まえてお楽しみください。

憤怒

赤色（62％：70/113）
黒色（10％：11/113）
オレンジ色（9％：10/113）

赤が圧倒的。次いで黒。他には橙（オレンジ）、紫など、やっぱり暖色が多め。
日本でも「日本色彩研究所」さんが授業の一環で調査していましたが、ここでも26名中92.3%というかなりの割合に。23人くらいでしょうか。

＜色彩データ＞最新データ紹介　－言葉から想起する色－　一般財団法人日本色彩研究所

傲慢

紫色（23％：25/110）
黄色（17％：19/110）
青色（9％：10/110）・青紫色（9％：10/110）※同率

紫系が多めですが、これに関しては「高貴な色であるため」というコメントが多かったです。黄色は「お金／金の色だから」というコメントも。
結構色んな色に取っ散らかっていて、なるほどこれが傲慢か……といったイメージ。

暴食

オレンジ色（37％：40/107）
黄色（15％：16/107）
緑色（7％：8/107）・茶色（7％：8/107）※同率

暴食と呼ぶにふさわしく、どことなくジャンキーな色味ですね。
食にまつわる欲ということで青系の寒色はほぼほぼ見当たらなかったです。

強欲

黄色（46％：51/112）
緑色（10％：11/112）
黄緑色（8％：9/112）・黒色（8％：9/112）※同率

金の色で黄色を挙げているコメントが多かったです。
次点で緑が多いですが、その理由を述べたコメントは見当たらず。

嫉妬

緑色（59％：63/107）
紫色（10％：11/107）
黒色（7％：7/107）

緑色が圧倒的。日本語でも「嫉妬の色」と調べると、緑が高確率でヒットしました。

シェークスピアにまつわる表現の中に「green-eyed jealousy・緑色の目は嫉妬心が強い」というものがあり、欧米では緑が嫉妬のイメージとして認識されている色です。

色に人を癒す効果があるってホント？色のもたらすイメージや意味を知ろう - 【もちはだ本店】

ただ、シェイクスピア以前から「嫉妬＝緑」という記述も。

ちなみに黄色だという主張もありました。「嫉妬」の花言葉を持つことで有名なのも黄色の薔薇だったりしますね。

黄色は中世の恥ずべき色であり、羨望の原因であると信じられていた体液である胆汁の色と考えられていました。

todsünden_L1.indd より和訳した上で引用（※PDFです）

「羨望の黄色になる」という言葉があるように、黄色がヒントになります。つまり、それが嫉妬という大罪なのです。

Otto Dix: Die Sieben Todsünden - Staatliche Kunsthalle Karlsruhe より和訳した上で引用

なお、「憤怒」の項目で触れた日本色彩研究所さんの集計では26人中赤が40%以上、紫が25%以上の割合でした。

怠惰

青色（21％：24/113）
水色（19％：21/113）
灰色（12％：13/113）

「怠惰」は各言語で調べてもあまりヒットせず。
ただ「憂鬱」の方で調べると、ブルーや寒色が多くヒットしました。

色欲

赤色（30％：36/120）
ピンク色（26％：31/120）
青色（16％：19/120）

調べてみたところ、これだけ他に比べてめ〜ちゃくちゃ記事があった。「色欲」という言葉に対する色というより、エロいそのものに対する色の記事ですが。みんな下ネタ好きだね。

以下のサイトでの言及を基に調査。驚くほどばらつきがありました。

日本：ピンク
アメリカ：青
フランス：白
イタリア、韓国、フィリピン：赤
スペイン：緑
中国：黄色

また、色欲≒エロいイメージの色として、世界共通の色は「紫」であるとの記載がありましたが、こちらはざっくり調べただけでは具体的なソースが見つけられませんでした。

おまけ（憂鬱・虚飾）

「憂鬱」は青系、傲慢の代替で入っていた「虚飾」は紫系が選ばれていました。2～3票程度だったためグラフは割愛。ただ、全てが同じ色でした。

まとめ

「憤怒」は赤が圧倒的。
「嫉妬」は緑が圧倒的。
「暴食」「強欲」は黄色〜オレンジ〜緑系が多め。
「怠惰」は寒色または無彩色が多い。
「傲慢」はばらつきがあるが、1位の紫が選ばれたのは「高貴な色」という理由が過半数だった。
「色欲」≒エロを表現する色自体は国によってかなりばらつきがあるが、七つの大罪のモチーフの絵やイメージカラーを集計すると日本語圏以外でも赤・ピンクに偏っている。ただ寒色も多い。

おまけ

鬼の色の意味

キリスト教由来のものではなく、仏教由来のお話ですが、節分などでおなじみの鬼の色にも意味があるそうです。
上記の七つの大罪の概念に近いもののみを上げると、以下の通り。

赤鬼：欲望
青鬼：憤怒、憎しみ
緑鬼：倦怠

節分／鬼の色には意味がある？！ | SUPER MARKET KOHYO

更なるおまけ

七つの大罪そのものの色

「七つの大罪そのもののイメージ」として、黒、赤、紫を上げるコメントがいくつかありました。
モチーフで特に有名であろうハガレンのホムンクルスたちも全員黒と赤で統一されてましたね。同じ色で統一するのも格好いい。

BLEACH／十刃のイメージカラー

BLEACHに登場する「十刃」が、初期は七つの大罪モチーフだったという話が本編内でありましたね。
これといったイメージカラーは無いのですが、ソシャゲでそれっぽい色分けがされていたのでおまけで掲載してみます。

ただ、誰がどれに相当しているのか不明（そもそも初期メンが不明）だったため、上記の統計には含めませんでした。
下記のスターク以外は初期メンだという情報がいくつか出てきたのですが、自分が確認できる範囲では断定できず……

単行本が手元に無いのでしっかりと調べられないのですが、ネットで調べられる限りだと、原作で言及されている七つの大罪は、ヤミーが「憤怒」でアーロニーロが「強欲」。
バラガンが傲慢と言及されていたような…と思ったら、帰刃の名前がスペイン語で「傲慢」を意味するようなので、恐らく初期はバラガンが傲慢担当だったんでしょう。

単なるキャラのイメージだと、ザエルアポロが色欲、ネリエルが暴食、ノイトラが嫉妬、スタークが怠惰っぽいですが……
チョコラテおじさんも初期メンっぽいですが、この人はあくまで「十刃」の初期メン？
もし十刃の前身団体にも所属していたなら、一体七つの大罪のどれだったんでしょうか。傲慢っぽいけど。

話を戻して……

ハガレンのホムンクルスが黒と赤基調なのに対して、十刃（というか破面）は白基準の衣装です。これは七つの大罪がとか死の形のイメージカラーがというより、死神たちが黒装束だから対なのでしょう。
というわけで十刃に限らず、破面は髪色以外の色がほとんどないのですが、BLEACHのソーシャルゲーム『Brave Souls』にて、それっぽい色分けがされました。が、

圧倒的ピンク率

他数名も色被りがち（スタークとグリムジョー、ハリベルとノイトラ）。お前らもっと色分けろよ。
まぁ別に明確に色を分ける義理もないんですが。こいつらに「俺この色担当～」とか仲良しこよしされたほうが困惑する

統計に用いたイラスト・ページのURL

妙なクリック広告がないサイトを中心にまとめてますが、日本語圏のサイト以外が怖い方はクリックしないほうがいいかも。
その他、問題があれば削除致します。ご一報ください。

日本のサイト

英語圏のサイト

イタリア語のサイトおよび作品

スペイン語のサイトおよび作品

フランス語のサイトおよび作品

ドイツ語のサイトおよび作品

韓国のサイトおよび作品

ソース未確認

フリー素材もしくは無断転載かもしれないけど元の画像が見つからなかったものなど。
投稿者さんご本人がPinterestにのみアップロードしてる可能性もあり