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004便 記憶を操る!?あなたの見た目の印象をさらにアップさせる方法

こんにちは。元客室乗務員の夏果です。
今日の行き先は、前回の行き先の近場となります。前回のフライトの内容をご存じない方は、是非そちらもご覧ください!


では今日も、元気に離陸しまーす。

おさらい

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さて、皆さんは自分を今よりもっと魅力的に見せたいですか?
それならば、意外にも方法は簡単。それなのに効果は半永久。これはやらない手はありません。もう、読んだら今日から始めましょう。


まずは前回のフライトのおさらいです


・ヒトの網膜はわずか100万画素
・目に見えている粗い映像を、滑らかに美しく見せているのは脳の想像力。
・あなたの見え方を良くするには、相手の脳の想像力を利用しよう。
・相手の脳が想像する「あなたの外見」を良くするためには、相手の「表情」を真似ることが大事
・相手の表情を真似る練習をして、「表情豊か」=「感情豊か」な人になろう


これらを心がけていれば、相手の脳は、あなたが抱えている外見上のコンプレックスなんて認識せず、あなたの素敵な姿だけを記憶してくれる可能性が高い。


でも、上記の方法は、主に初対面の相手に対して使えるテクニックです。既にあなたの見た目を記憶してしまっている相手の脳は、変えられない?


いいえ違います。


変えられるんです!

見え方が変わる!?

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例えば、こんなことありませんか?

最初はなんとも思っていなかった女友達が
深く知れば知るほど、どんどん可愛く見えて来る。

逆に、最初はすっごく美人だと思った子でも、その子のマイナスとなる面を見てしまうと、あまり美人に見えなくなっていく。
(例えば食事中にクチャクチャ音を立てながらものを食べているのを見てしまった、とか、他の子の悪口を言っているのを聞いてしまった、とかね。)


これらの現象が起こるのは、あなたの脳が、相手に関する記憶を〈再統合〉した結果だと考えられます。

記憶が変わる時

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記憶は、それを思い出す時に再活性化します。そしてその時、一時的ではありますが、変化を受け入れやすい柔軟な状態になります。

例えるならば、干し椎茸。
記憶は、脳のタンスの奥にしまわれた、カチカチに固まった干し椎茸のようなもの。取り出して、水で戻す(=思い出す)と、ふにゃふにゃになり、切ったり、煮たり、味付けをすることができる。そしてまた乾燥させれば、固くカラカラの状態に戻って、脳のタンスにしまうことができる。


うーん。干し椎茸が良い例えと言えるのか、自信がない。何か他に良い例えがあれば、コメントください(笑)それだ!と思うものがあれば書き換えます。

話を戻しましょう。

記憶がふにゃふにゃになっている瞬間が、記憶が〈再活性化〉している期間です。この期間は、変化を受け入れやすい。つまり、新しい情報が加わることができるのです。そうして新しい記憶が作り上げられる。記憶の〈再統合〉が起きるわけです。

元々味のなかった干し椎茸をふにゃふにゃにして、(=再活性化)お出汁の味を染み込ませたあとでまた乾燥させれば、元の干し椎茸とは違い、味のある干し椎茸に変化する(=再統合)ようなものだと想像してみてください。
この〈再統合〉が起きる時間は6時間。再活性化から6時間の間であれば、記憶を変化させることができるのです。


意外に長い!(笑)


今回は、この記憶のメカニズムを利用します。

トリガーシーンを作る

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今回も重要になるのは、表情やしぐさ。これは前回ご紹介した、初対面の人に対して使うテクニックと変わりません。相手の表情を真似して、あなたへの好感を高めましょう。
そしてこの時、一つポイントがあります。後で相手があなたのことを思い出しやすいように、何か一つ、印象に残るシーンを作ってください。
いや、わざわざ作ろうとしなくても大丈夫です。ここは今日という1日の中で、印象に残るシーンとなりそうだな、という場面をみつけるだけでも良いのです。

例えば

流行りの店で、フルーツたっぷりのパンケーキが運ばれてきた瞬間でも良し。

友達と買い物をしていて、素敵なアイテムを見つけて、笑い合った瞬間でも良し。

レストランの窓から素敵な夜景を見た時でも良し。

すごく特徴的なシーンでなくても構いません。相手があなたと別れて、家に帰る途中の道で、ふとあなたを思い出すことができる、トリガーとなる出来事をちりばめるのが大事なのです。ここではそれを、トリガーシーンと呼ぶことにします。


さあ、トリガーシーンを見つけたら、次にすることはふたつ!


笑顔

写真

です!

意識的に、笑顔を相手に向ける。
前回の記事でも書きましたが、人は目の前の相手の表情を、無意識に真似してしまう性質を持っています。


あなたが笑う

相手もつられて笑う

相手の脳が、その瞬間を「楽しい」と認識する(※これは科学的にも証明されていることで、無理やりにでも笑顔を作ると、脳はその行動を根拠に、自己の内面を推測し、その時の状況を「嬉しい」とか「楽しい」と認識して、本当に気持ちが楽しくなってきます。)

こうして、トリガーシーンを、「楽しい」や「嬉しい」などのポジティブな感情に紐づけて、相手の脳に印象付けます。

さらに、後から相手が思い出しやすいように、トリガーシーンでは写真を撮ることをお勧めします。これが後に効いてくるからです。

さあ、トリガーシーンでの笑顔と写真撮影に
成功したあなた。

まだお仕事が残っています。


相手の記憶を再活性化させるのです。

記憶を呼び起こさせる

相手と別れたあなた。家に帰って、「はあ〜楽しかった」といって寝てる場合ではありません。

相手に、今日のトリガーシーンを思い出させて、相手の記憶を再活性化(記憶がふにゃふにゃの柔軟な状態にする)させなければなりません。

LINEをしたり、電話をしたりして、トリガーシーンについて話をしてみてください。

「今日のお店のパンケーキ、運ばれてきた瞬間、ビックリしたよねー!あんなにフルーツとクリームが乗ってるパンケーキ見たことなかったから、嬉しくて嬉しくて、私、ずっとニヤニヤしちゃってた気がする!本当に楽しかった!また行こうね。あの時二人で撮った写真、送るねー!」

みたいな。


こうすることで、相手はトリガーシーンを思い出します。(記憶の再活性化)

そして、その時のことを振り返り

「楽しかったなぁ」とか

「美味しかったなぁ」に加えて


〇〇ちゃんって、いつもニコニコ笑顔を絶やさず、いい子だな

とか、

〇〇ちゃんといると、なんだか楽しいな

と、あなたに関する記憶に、新たな情報が加わります。
そして6時間以上が経過したころ、あなたに関する新しい記憶はまた固定化します。


この流れが作れたらしめたもの。

相手の脳はあなたの記憶を、会う度にどんどん変えていきます。それも良い方に。

印象がよくなれば、外見もよく見えてきます。脳は網膜からの情報は3%しか受け取りません。97%は、脳が作り出した想像なのです。現実のあなたが、少しばかり肌荒れしていても、ほんの少しメイクに失敗していても、まーーーったく関係ないのです。相手の脳があなたの外見を勝手に美しく想像して、記憶を作り変えていくのですから。


逆に、冒頭で触れたように、あなたが以下のような行動をしたとします。

・クチャクチャと音を立てて食事する
・誰かの悪口を言う(こう言う時人はたいてい、意地悪な顔をしてますよね)

などの記憶が、相手の脳に新たに加えられてしまう。


そうなると


もう

そこにしか目が行かなくなる


という現象が起き、
あなたがどんな美人でも、その美しさは霞みます。比喩ではなく、おそらく相手の脳はあなたの美しい顔を、きちんと認識しなくなっていく。

怖いですよね?


さあ、明日からどう振る舞っていけば良いか、少しはヒントになったでしょうか。

今日のところはこれにて着陸!

長いフライトお疲れ様でした。

また次のフライトでお会いしましょう〜!!




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