0756:行政の外部委員会議

今日は某自治体(古巣ではない)の協議会に参加。夏の第1回会議はコロナ第7波まっただ中で書類会議になったし、その後に委員の改選があったため大半の方とは今日が初顔合わせだ。

会議時間は1時間。以前は90~120分だったが、コロナ以降60分が決まりとなった。事務局説明が30分として、委員13人が一人2分ずつ話すともうタイムリミットだ。今日も15分くらい延長して全員に発言機会が与えられたが、明らかに言い足りない人が複数見受けられた。私はいつもなら真っ先に手を挙げるのだけれど、今回副会長に選任されたので基本的に聞き役に徹し、一番最後に会長から指名いただいて一点に絞ってお話をした。

おそらく、の話。「コロナ対策だから」会議は1時間という縛りは、当初はそうだったのだろうけれど、今や事務局側の効率向上策という面が大きいのだろうなあ。その意識は元公務員としてよく分かる。関係団体推薦委員の多いこの手の協議会は、必ずしもテーマに強い想いを持っている人ばかりではない。そのような外部委員集団から出てくる様々の意見の全てを行政計画に盛り込むことは、難しいし、必ずしも意義深いとはいえない。そもそも、会議は準備段階から議事録調製まで事務局の作業量がそれなりにある。「時間」を絞り「外部の意見を聴く」振る舞いを必要最小限とすることは、必ずしも非難に価するわけではなく、一定の理があるのだ。

一方で、より良い行政計画を生み出すためには、起草担当職員と決裁ライン一人一人が、その分野について想いと智恵を培わなくてはならない。外部委員の役割はそのための刺激剤であって、決して策定の作業主体ではない。そう考えると、年に数回の会議を各回1時間に絞ることは、実は弊害も少なくない。贅沢に時間を使ってざっくばらんな外部の意見を受けとめることも大事なのだと思う。外部委員と飲みニケーション、というと批判の向きもあろうが、補助金等の利害関係が絡まない限りは、スクウェアな会議の場を越えて人間関係を作ることも公務員の仕事に有益だと経験的に思っている。

まあね、コロナが悪いのは、確かだ。その上で、どう外部の刺激を内部に取り込むかが、大事なんだろう。今日の会議でも最後に「限られた時間で十分に意見が言えなかったと思うので、メール等で連絡をいただければ受けとめる」との事務局発言があった。いいな、と思ったよ。委員改選直後で人間関係が十分に出来ていないところでどれだけ反応があるかは分からないけれど、行政担当者も、委員も、適当に参加しているわけではない。より良いものを生み出すために、それぞれが想いと智恵を持ち寄るのが、これからの動きだ。

--------以下noteの平常日記要素

■本日のやくみん進捗
第1話第22回、4,752字から進まず。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積325h15m/合格目安3,000時間まであと2,675時間】
ノー勉強デー。

■本日摂取したオタク成分
『MIU404』第3~5話、いやー、やっぱ脚本いいわあ。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第3話、相変わらずの高クオリティ。らすとが、おおう。

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