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0574:OBは控え目に

役所を早期退職してから丸一年と少しが経過した。かつて自分が担当してた業務はどうなっているかなと、たまにHPなどで情報を見ている。すると、やはり思う所があるわけだ。

昔から周囲でまことしやかにいわれていたことがある。「OBほどクレームが激しい」実際私も27年間の経験の中で直接・間接に、OBが無理な要求をする事例を複数見ているから、なんとなく同意する気持ちもある。ただ、「ハードクレーマーに占めるOBの割合」「OBに占めるハードクレーマーの割合」なんて統計数値はないわけで、目立つ事例に引きずられた錯覚というべきだろう。

ただ、自らへの警鐘としては肝に銘じておいた方がいい。経験者だからこそ「べき」「可能」「自分はこうした」などの経験則から現状に不満を抱く。ただ、経験則は経験則なのだ。時代・体制・職員の資質が変われば、違うやり方になることも当然ある。むしろ人間集団としての組織運営は、偶然で紡がれた「今の体制」でできるようにやることが大事だったりする(もちろん法の運用など変えてはならないものもある)。外に出た者には、外から見えるものしか見えていない。諸条件の総合判断は内部の者にしか出来ないことなのだ。

みんな笑い話で「自分が退職したらああなったりして」と言っていた。それは、自分への戒めなんだよね。

というわけで、私の「思うところ」はそっと胸にしまっておく。

--------(以下noteの平常日記要素)

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積222h00m/合格目安3,000時間まであと2,778時間】
 覚悟のノー勉強デー。5月には復帰したい。

■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
『100分de名著 ハイデガー『存在と時間』』第2~3回、初回に比べるとかなり分かりやすかった。特に第2回、人間は不安から逃れるために世間に従属しようとするというテーゼは、まんま『やくみん! お役所民族誌』で描こうとしているもの(みなもが文化人類学の視点で観察するもの)だ。最終話で触れるつもりのアイヒマンも出てきた。『一騎当千XX』第4話、なんか今回は観やすい気がする。『不滅のあなたへ』第11話、うおお、グーグーとリーンの物語はぐっと来るなあ。『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』第10話、前回辺りから面白く観れてる。『アンナチュラル』第9話、ふわあああ、怒濤の展開。

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