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1030:CBT導入大歓迎

CBT──Computer Based Testing、紙ではなくPC画面での試験。待ち望んだ世界がもうすぐやって来る。

私は子供の頃から現在に至るまで悪筆だ。

文字を書くことは絵を描くことと同じ能力を必要とする。世界から形象を読み取る目、それを脳内に保持する力、体幹から腕、手、指先までを駆使して紙の上に再現する神経、その総合力が文字や絵に顕れる。以前NHK『逆転人生』で昭和書体(鬼滅の刃で使われたフォント群)を生んだ書家の綱紀栄泉氏も「字を書いているというより、絵を描いているような感覚」といっていたのを聴いて、やっぱりなあ、と思ったものだ。

私は絵が描けない。目で見たものを紙上に再現するなんて絶対に無理。しかし妻は絵が描ける。「なんでとうちゃんは描けないの?」と不思議そうにいう。つまり妻には上記の能力が備わっていて、私はそれを欠いているのだと思っている。

小学生くらいから小説書きの真似事を始めたけれど、字が汚くてとても人に読ませられたものではなかった。ハイティーンの頃にようやく個人で手の届くワープロが登場し、以降、小説書きを生涯の趣味として今に至る。仕事も全てPCで済むのが当たり前という時代だ。

それなのに、ああそれなのに、旧態依然とした世界がある。資格試験だ。私は十数年前に消費生活相談員と消費生活アドバイザー資格を取得したが、どちらも論文試験があった。日頃文字を書くことなんてほとんどないのに、試験の時だけは長い文章を書かねばならない。とっとと電子化してくれればいいのに、と思いながらひーひー頑張った。昨年だったかな、アドバイザー試験はCBT化したと聴く。そうだよね、論文だけじゃなくて択一式試験だってパソコンでやった方が間違いなく早い。

司法書士試験についてはCBT導入の声は聞こえないけれど、司法試験及び予備試験については2026年度導入が目標として掲げられた。典拠はデジタル庁「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(ヘッダ画像参照)、報道は例えば以下のものがある。

司法試験の論文試験はおよそ4万字だという。今時そんなもん肉筆で書かせるのは正気の沙汰とはいえない。CBT導入大歓迎だ。国の目標どおりに進めば現行の試験はあと2回、か。その間、お試しで予備試験短答式を受けてみるつもり。司法書士試験だって記述式を含めてCBT導入は難しくないと思うんだけど、きっと検討はされてるんだろうね。

--------以下noteの平常日記要素

■前回以降の小説進捗
進捗なし。

■前回以降の法律学習ラーニングログ
【学習時間2h06m/リセット後累積52h21m/リセット前累積330h42m】
講義動画1本、信教の自由の前半というところか。もう1本観たかったけどなんだかんだで時間切れ。

■前回以降摂取したオタク成分
『パリピ孔明』ドラマ版第2~4話、基本的にアニメで話は識ってるんだけど、それでも面白いな。『ちいかわ』第3~5話、原作はちらちらとしか読んでないので、今後どう不穏になっていくのかドキドキ。

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