見出し画像

1009:求める知識の深みが変わる

司法書士試験の受験を当面お休みして別の試験勉強を始めたわけだが。

ラーニングログのとおりあらためて憲法から始めている。司法書士の教材でざらっとやった内容を、丁寧に丁寧に深掘りしていく印象。

数日前に視聴した平和主義の部分の過去問に挑む。ふむふむ、これ講義で聴いたな、と。迷いつつ順調に回答して採点──まさかの間違いだらけ。

何故このようなことが起こるのか。それは、一審・控訴審・上告審の視点の違いや学説理論の組み合わせによる結論の違いなど、単純な法律知識ではなく有機的・複合的な理解が問われているからだ。聞いたことある話、というレベルでは正答を射ることができない。

そうかあ。法律系試験は司法試験から司法書士、行政書士など分野別にいろいろあるのだけれど、試験の性質・水準によって同じ法律同じ条項でも求められる知識の深みが違うということが、よく分かった。司法書士試験で講師が「この試験に必要な水準の知識を押さえて講義してるから、あまり深掘りを気にしないで」といってた理由も納得できる。試験合格という目的に最適化するならば、求められていない高水準の知識に時間を費やすわけにはいかない。異なる試験の間での知識の質の違いがなんとなく実感できたよ。

ただ、純粋に知的な面白さという点では、やっぱり深掘りはいい。頭脳の鍛錬は楽しいもの。判例もただ読んでも小難しいだけだけど、条文解釈の論点と学説を知り、判例がそのどれを採り、どのような論理を構築して判決を下しているのかを読み解くのは、まさにパズルの愉しみがある。勉強は楽しくなくちゃね。

--------以下noteの平常日記要素

■前回以降の小説進捗
進捗なし。

■前回以降の法律学習ラーニングログ
【学習時間3h10m/リセット後累積26h03m/リセット前累積330h42m】
昨日と2日分で憲法22-24視聴と学習支援システム。

■前回以降摂取したオタク成分
『葬送のフリーレン』第9話、AT-Xだと一週遅れなのかな、タイムラインと内容がずれる。『好きな子がめがねを忘れた』第11話、他愛ない内容が上質なアニメに変貌するマジック。『SHY』第5話、平穏回。『東京卍リベンジャーズ』第43話、なるほどそういう筋道で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?