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0351:司法書士試験と行政書士試験

 昨日、司法書士と行政書士の業務内容の住み分けとそれによる試験の違いについて述べた。

 今日はその続きとして、いくつかの数字をご紹介したい。まず、試験時間と問題数だ。

■試験の時間と問題数(令和3年度)
 司法書士試験……5時間/多肢択一式70問+記述式2問[登記申請の作成]
 行政書士試験……3時間/60問(五肢択一式54問+多肢択一式3問+記述式3問[40字程度の論述])

 5時間と3時間、72問と60問。こう書くとあまり違わないように見えるかもしれない。では合格率を見てみよう。

■令和2年度合格率
 司法書士試験……5.2%(合格者595人/受験者11,494人)
 行政書士試験……10.7%(合格者4,470人/受験者41,681人)

 5.2%と10.7%、どちらも難関なのは確かだ。その上で、合格率に倍半分の違いがある。

 更に、そもそもの受験者数の違いにも注目したい。単純に前者は後者の1/4しか受験していないのだ。それだけ司法書士試験の難易度が高く、受験を志すハードルが高いことの反映と考えられる。

 公式統計数値ではないが、ネットでよく言われる「合格に必要な学習時間」は、試験難易度の参考となるだろう。

■合格に必要とされる学習時間の目安
 司法書士試験……3,000時間
 行政書士試験…… 800時間

 もちろんこれは目安であって、人によりもっと少ない場合も、逆もあるだろう。

 私は司法書士試験を目指すわけだが、毎日のラーニングログに書いてあるように、今年のお試し受験以降の学習時間がようやく81時間。お試し受験以前の学習時間(適当な読書レベル)は含まれていないこと、講義動画は倍速視聴で時間圧縮していることなど、単純ではない要素もあるのだが、それにしても3,000時間は遠い遠い未来だ。来年の受験までにどこまでたどり着けるか。

 最後に、それぞれの有資格者数を確認しよう。といっても「有資格者数」としての数字は見つけることができず、目安として全国組織であるそれぞれの連合会の個人会員数になる。おそらく「合格したけど加盟してない人」(司法書士・行政書士としての業務に従事していない人)が他にある筈だ。

■連合会の全国個人会員数
 司法書士……22,718人(男女比78:12)
 行政書士……49,480人(男女比不明)

 なお、この全員が上記難関試験を潜り抜けた人、というわけではない。いわゆる特認制度だ。日付が変わる間際になってしまったので、その話はまた明日。

--------(以下noteの平常日記要素)

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積81h12m/合格目安3,000時間まであと2,919時間】
実績152分、ステップアップ編終了! せめてここまで漕ぎ着けてから今年のお試し受験に臨むべきだったんだろうなあ。まあ過去はさておき、明日から本論編に取り組もう。

■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
『サクラダリセット』第20~最終話、一気に最後まで。猫にしても「泣いている人を見たらリセットすることにしています」にしても、初期にひょいと出ていたものが後に極めて重要な意味を持つ。むっちゃ面白かった。機会があれば原作も読んでみたいな。『小林さんちのメイドラゴンS』第10話、かんなちゃん話は和む。『はめフラX』第10話、美形男子がいたぶられる構図はこのジャンルの萌え要素なのだろうなあ。私は第一期も含めて話半分どころか1/3くらいしか観て無いので、いずれ一気観したらハマるかも。

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