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0275:私的コンピュータ遍歴

 家業で利用しているデスクトップマシンが半年くらい前から不調を繰り返していた。どうもグラフィックボードの不具合が疑われる。症状は出たり出なかったりを繰り返していたのでだましだまし使っていたけれど、先日ひどい症状が現れたため(後に引っ込んだ)、さすがにメーカーに修理を依頼した。

 BTOパソコン購入時に、保証の種類も選べるようになっていた。当然金額に跳ね返るので多少逡巡しつつも、仕事用なので最長の5年、しかも訪問修理対応にしていた。

 振り返れば、私のパソコン歴は40年近い。多数のパソコンを買い換えてきたけれど、寿命まで一度も修理の必要のなかった機体が多い。なので延長保証するかどうかは賭けに近いものがあるが、そもそも保険はそういうものだ。保険料を払っていざという時の安心を購入する。幸い保険事故の無かった人の保険料を原資として、他の人の保険事故が救われる。逆に自分の保険事故が僅かな保険料で救われることもある。

 症状をメーカーにメールと電話で伝え、部品(グラボだろう)の到着を一週間ほど待って、担当さんが来訪。動画記録で症状を見せてから筐体内を点検、結果はやはりグラボ交換。最後の報告書作成まで含めて一時間余りで完了した。その後は今のところ快調だ。引取修理なら何日もかかっていたところだろう。グラボ交換が実費なら技術料込みで十万してたかもしれない。手厚い保証に入っておいて良かったよ。

 この機会に記録として自分のパソコン遍歴を書き留めておきたい。

 パソコンを初めて買ったのは十八歳の頃。マイコン(昭和の呼称。「マイクロコンピュータ」ではなく個人が利用する「マイコンピュータ」)なる面白そうなものがあるということで、バイトをしてMZ-730を買ったのが始まりだ。雑誌『Oh-MZ』を読みながら意味も分からずマシン語を入力してシンプルなゲームを楽しんでいた。以降、パソコンは常に「なくてはならぬもの」として三十年にわたり買い換えてきた。分かる範囲で書き出してみよう。

☆SHARP/MZ-730(1983年)……「マイコン」時代、カセットテープからBASICを読み込んでいた
☆SHARP/X1 TurboZ2(1988年)……ゲームマシンとして利用。5inchフロッピー。CP-Mを試してみて、OSなるものの存在を認識
☆SHARP/X68000 SuperHD(1991年)……富士通TOWNSにも惹かれつつ、シャープ党員としてペケロク一択。人生で初めてローンを組んだ。HDD(80MB)の早さに感動、パソコン通信開始
☆NEC/PC9821Ce2(1994年)……社会人となり、デファクトスタンダードPC98に屈する。windows3.1で一太郎を使い始める
☆NEC/PC9821V10(1995年)……windows95で世にパソコンブーム到来
☆SHARP/MN-5500(1997年)……子供が生まれたので狭いアパートで邪魔にならないノートに移行
☆SONY/VAIO PCV-S600(1998年)……職員宿舎に引っ越して自室が確保できたためデスクトップ復帰。ここからソニー党員となる
☆SONY VAIO PCV-RX53(2001年)……定期マシン更新
☆SONY VAIO PCG-R505Q(2002年)……ノートが欲しくなり買い増し
☆SONY VAIO PCV-RZ73CP(2003年)……定期マシン更新
☆FUJITSU FMV-DESKPOWER LX50S/D(2006年)……RZ73CP不具合により急遽店頭購入、初の富士通。リビングマシンとして妻と共有する。
☆SONY VAIO VGN-TZ90NS(2007年)……ノート更新
☆SONY VAIO VGC-RM93US(2007年)……自室用に買い増し
自作機(2011年)……リビングマシンのFMVが故障、保証も切れているのでこの際自作に挑む。ケースCoolerMaster HAF X、マザボASUSTeK P8P67 DELUXE、CPU Intel Core i7 2600K 3.4GHz 、メモリCFD elixir DDR3 16GB(4GB×4) 、グラボASUSTeK EAH6870/2DI2S/1GD5

 以上が、現在は使用していない過去の機種たちだ(書き漏らしがある気がする)。金額は10万台から60万くらいまでいろいろ、総額は計算したくない。自作機は自由度の高さは気に入ったけど、不具合に関して自己責任の世界であること、自分の求める性能を追求すると高くつくことなどから、結局BTOで十分だなと思った。自作機は今は書斎で埃をかぶっているが、いずれ息子に譲りパーツを組み替えて復活させてくれるといいな。

 現在使っているのは、デスクトップ・ノートそれぞれ私用と家業用で以下の四台だ。

☆PANASONIC Let's note CF-RZ5(2015年)……個人用
☆EPSON ENDEAVOR Pro5800(2017年)……リビングマシン
☆PANASONIC Let's note CF-LX6(2017年)……家業用
☆EPSON ENDEAVOR Pro9000(2019年)……家業用

 デスクトップは国産BTOエプソンが気に入ってしまった。次回買い換えもエプソンで選ぶだろう。一方ノートは、大学院に入った際に初めてLet's noteを購入した。高い。が、価格に見合う質実剛健さが感じられ、なるほど医師等の高所得層にLet's noteが支持されるわけだと感じたことから、後に家業用もLet's noteにした。六年前の機種が今も現役で使えているのだから、コストパフォーマンスは良いと思う。

■本日摂取したオタク成分
『ゾンビランドサガ リベンジ』最終話、コンサートで盛り上がって終わった……と思ったらラストシーンなに!? 『ましろのおと』最終話、まあ当然2期に続く。『あにめのたね2021』、最初の「西東京デリバー警察隊」以外はBGV。個性的なショートアニメを見ることが出来る点で企画は嫌いじゃない。『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』第8話、これもBGV。『オーバーロード』第1期最終話、盛り上がったねえ。『WWW.WORKING!』第5~6話、ついに刀も出てきた。

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