見出し画像

0401:落ちても受かっても、人生は続く

 一私人のニューヨーク州司法試験の合否結果が大々的に報道されている。

 世の中には様々な試験があり、その一部は難関だ。一流大学や一流企業・官庁、三大国家資格とそれに続く資格試験は、多くの人が挑み、多くの人が落ちる。個人の合否に注目が集まりメディアに報道されることは、まずない。そりゃそうだ、極めて私的なことなんだから。

 私は来年本格的に司法書士試験を受験する(今年は記述式白紙提出のお試しだった)。今の感触だと来年の合格は難しいと冷静に考えている。その様子がメディアで大々的に注目され、ネットでよくわからん連中に叩かれるなんて、想像したくもない。ほっといてくれ、と思う。だから、彼のこともほっといてやれよ、と思う。

 私の人生の来し方では、試験運は割と良かったと思う。落ちたものというと、京大入試と、放送大学博士課程の一回目の入試、消費生活アドバイザーの一回目、くらいか。

 後二者は二度目の受験で合格している。大学は別の国立に進学してとても良い教師・友人・教育環境に恵まれた。妻と出会ったのも大学だ。大学受験から三十数年後の今から振り返ると、この人生にとても満足しているし、あの時に京大に受かっていたらなんて妄想はカケラも抱かない。

 試験に受かるのも、落ちるのも、一時のこと。人生はその後も続く。その人生を共に歩んでくれる人がいるのならば、幸せなことだ。

--------(以下noteの平常日記要素)

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積144h04m/合格目安3,000時間まであと2,856時間】
実績83分。動画2本半で時間切れ。

■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
『交響詩篇エウレカセブン』第25~28話、空中でエウレカを受けとめるレントンとその後の二人の抱擁は名シーンだ。というより、レントンの家出の顛末そのものが、物語全体の中でしっかりと意味あるものになっている。月光号に帰還して終わりではない。畳みかけるように訪れたのは、自分を我が子と愛してくれた二人との残酷な別れ。そして彼の「少年期の旅」は終わる。本放送時は毎週待ち遠しく楽しんだけど、こうして一話から一気に観てくると、この作品がどれだけ上質かあらためて思い知らされるな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?