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0823:住民監査請求監査結果公表のタイミング

東京都に提出された住民監査請求が一部認容となり、本日報道発表された。


実はこの住民監査請求については、請求前からTwitterでこの問題についての請求人の書き込みを眺めていた。なので28日に監査結果が請求人のところに届いたこと、その内容の一部も知っていた。

監査対象となったのは、NPOへの委託経費だ。私自身NPO委託事業を何年も担当していたので、いろいろ感じる部分はある。ただ、監査結果は読み込んでいないので、今回は争点の中身には踏み込むのはやめておく。

気になったのは監査結果公表のタイミングだ。仕事納めの28日に監査結果を請求人に送達し、報道発表は正月休みを挟んだ今日、つまり中六日ある。これ、東京都監査事務局はわざとやったんだろうか?

昔の話だが、私の役所では「人事異動内示は必ず金曜日の午後に行い、人事課は定時でみんな帰る。異動に不服のある人が無体な文句を付けてくるから、土日でクールダウンさせるため」という話がまことしやかにささやかれていた。しかしある時期から休日の前日ではない日に異動内示が普通にあるようになり、方針が変わったのか根も葉もない噂だったのかは、分からない。ただまあ少なくとも、対外的反応を意識して発表日を決めることは、他の事例でもなくはなかった。

で、だ。今回のタイミングは同じようにクールダウンを狙ったのだろうか。だとすれば、それは完全に逆目に出た。請求人はその六日間に、Twitterで概要を述べ、監査結果通知をnoteで有料公開した。少なからぬ人が本件に注目していたので講読した人も多く、「こんな大問題を報道しないなんてマスゴミだ!」と吹き上がっていた。公式発表がなく監査事務局に取材もできない状態で、マスコミが報道できる筈がない。それを指摘する人も一部いたが、Twitterで目立つのは感情を波立たせる人ばかりだ。つまり正月休みの間に、クールダウンどころがヒートアップした状態で今日に至っている。

これ、少なくとも結果として、監査事務局のリスクマネジメントの失敗では? わざわざ仕事納めの日を選ばず仕事始めの日に請求人への監査結果を送達し、即日報道発表し取材対応した方が、Twitterでいたずらに想像を膨らませる状況を抑制できた筈だ。

先日第一話ドラフトが完結した公務員小説『やくみん! お役所民族誌』には、今のところ住民監査請求を描く予定はない。ただ、二話から県庁とバトルする行政書士が登場するので、不服審査請求は取り上げるつもりでいる。今回の騒動から、審査請求人と役所の関係だけでなく一般社会を巻き込む形もアリだな、と思った。(今のところは、思っただけ)

--------以下noteの平常日記要素

■本日のやくみん進捗
お休みモード。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積325h15m/合格目安3,000時間まであと2,675時間】
ノー勉強デー。

■本日摂取したオタク成分
『バキ 第二期』第1~7話、大擂台賽は正直地下闘技場編の二番煎じぽいんだよね。魅力もそこそこ程度。まあBGV視聴にはいいけど。『アトムの童』第7話、経産省のお役人があんなこと他人に公言せんだろー。『不滅のあなたへ シーズン2』第5話、ボンの人間的魅力と秘密。『死神坊ちゃんと黒メイド』第11話、これいつ放送した奴なんだっけ、亀の歩みのように観続けてる。観れば魅力的なんだよ。

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