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0442:昔の自分の小説を読み返す

 某小説投稿サイトに、ちまちまと昔の作品を載せている。

 十代半ばくらいまでワープロなんて身近になかったから、そこまでのショートショート作品は全部ノートに手書きだ(実家にある筈)。二十歳前くらいから6~7年はワープロ専用機を使っていた。やがてPCに移行し、ワープロの小説データはサルベージしたつもりだった。しかし、今回載せようと思ったとある作品が、古いフォルダを探しても見つからない。

 仕方なく実家の書架の奥底を探し回って、当時の掲載同人誌を見つけた。会員各自がA4判2段組で時前のワープロから作品を打ち出し、それを大学サークル会館の印刷機で安い紙に印刷。自分たちで製本しホチキス留めをしたものだ。サークル全体誌を年に4冊、部会誌を2冊、いいペースで作っていた。埃だらけで薄汚れた数十冊の同人誌、死ぬまで捨てる気はない。

 ただ、そんな古いホチキス本なので、今時の書類をOCRするようにさくっとは行かない。ひとまずスキャニングすると、質の悪い紙がモアレのような点々となり、まともにOCRが働かない。なのでPhotoshopのダスト&スクラッチフィルタを掛けてから、取り切れなかったゴミをちまちまと削っていく。ここから読取革命でOCRすると、ある程度はうまくいった。しかし潰れ気味の文字の誤認識が散発するのは避けられず、読みながらちまちまと潰していく。これで1万字余りの小説がサルベージできた。

 三十年前の自分が書いた小説群を読み返しながら、当時は夢中で書いてたなあ、よくこんなにアイディア思いついたなあ、などと懐かしく思い出す。五十代半ばとなった現在の目で見ると、細かな文章表現や展開のアラはやはり目立つ。しかし、間違いなく、面白いのだ。何十年経とうが、感性のベースは一緒ということなのかも知れない。私は私の作品の一番のファンだと、あらためて思った。

 さて、「やくみん!」の続きはまたちょっと足踏み状態に入っているけれど、年内(=今月中)にあと2回はnoteに載せたいと思ってる。次回は……明日は昼間が潰れるから、目標13日月曜日。

--------(以下noteの平常日記要素)

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積162h13m/合格目安3,000時間まであと2,838時間】
実績45分、ちまちまドリル。書架の整理をして、一番近いところに司法書士試験テキストをまとめるようにした。未着手のテキストの山を見て、こりゃあ民法で足踏みしてる場合じゃないなと、何度目かの認識を持つ。ドリルとか復習はちまちまとやるとして、明日からメインは不動産登記法に入ろう。

■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
『日本沈没』第8話、移民交渉に大きな進展。次回最終回、それまでに実際の大地震が起こらなきゃいいけど(『東京マグニチュード8.0』はAnimaxで観てたので、途中で東日本大震災が起きて放映打ち切りだったんだ)。『桜蘭高校ホスト部』第17話、鏡夜先輩回。相変わらず榎戸脚本はキレがいいなあ。『海賊王女』第7話、わう? いい話わうね、安定わう。

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