見出し画像

0577:物価高と消費者行政

コロナとウクライナ侵攻のダブルショックで物価がぐいぐい上昇している。少なくとも中期的にこの傾向は続くと予想され、デフレの長かった日本では近年馴染みのない事態だ。

二度にわたるオイルショックは、どちらも私の小学生時代だった。家計に何も関与しない子供なので、トイレットペーパーの買い占めとか世の中はなんだか騒がしいなあ、というくらいの印象だった。

オイルショックの時代、消費者行政にとって物価監視は重要な任務だった。国民生活安定緊急措置法と生活関連物資等の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律(買占め等防止法)が制定されたのもこの時だ。どちらもオイルショック以降は発動機会があまりないが、コロナ禍の初期にマスクや消毒用アルコールの価格高騰が観られた際に前者が稼動し、マスク転売規制等に用いられた。

どちらの法律も国のものだが、政令により都道府県に事務委任されている(いわゆる法定受託事務)。私も現役時代にはこれら法律に基づく検査員証を所持していた。更に、各地域の状況に応じて柔軟に調査・勧告を行うため、このふたつの法律に準じた条例が多くの自治体にある筈だ(うちにはあった)。

私が消費者行政に着任したのは、東日本大震災の直後だった。現地の親族等に飲料水などを送る動きが全国的に見られ、地域によっては品不足が起きていると報道されていた。県内での状況を調査するため、人事異動直後の4月2日から2人体制×3チームで県内の小売店を調査した。消費者行政ってこういうことをするのか、というある種の洗礼を受けた気がした。

ただ、私の6年間の経験の範囲では、この時以外に物価調査等を行うことはなかった。日常的な調査は総務省統計として庁内の統計部門が担当しており、消費者行政所管課では毎月その数字を確認するくらいだった。もちろん、物価関係がそれだけ平穏な時期だったからだろう。

物価が中期的に上昇する局面の今、各自治体はどのように動くだろうか。注目しておこう。

--------(以下noteの平常日記要素)

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積222h00m/合格目安3,000時間まであと2,778時間】
 覚悟のノー勉強デー。目標5月頭再開。

■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
『一騎当千XX』第11~最終話、まあ順当に終わった感。やっぱり、うーん、それほどピンと来ないな。『盾の勇者の成り上がり』第1話、以前放送時に見たが第二期が始まったので復習視聴(正直私は一度見た作品の内容を覚えていることは稀だ)。前半はラノベの文章が脳裏に浮かぶような展開だけど、気にしなければアニメとして自然に観れる。後半の盛り上がりは覚えてるよ。『正直不動産』第2話、以前第1話を一人で観た後、家族一人一人に布教して今回は4人(関心のない一人を除く)で視聴。ライトな感覚で不動産業のトリビアを盛り込んだ、今回も良い出来。『spy×familly』第3話、やっぱりアーニャのテレパス設定が効いてるよな。『クローズアップ現代 【独自入手】ロシアの教育マニュアル 子どもたちが学ぶ“歴史の真実”とは』1984年などのディストピア小説か北朝鮮くらいでしか(中国も近いけど)実例を知る機会のなかった国民洗脳が大国ロシアで大々的に行われている。ほんと、なんというか、だ。たまたまテレビを点けて残り10分くらいだったので、NHKプラスで頭から観ようとしたら、観れない。あれ、リアルタイム放送中の番組も見れるんじゃないっけ? 放送終了後10分くらいすると観れるようになった。ただ、2箇所、合計1分以上の場面が「この映像は配信しておりません」とカットされていた。著作権法上何かあるんだろうな、そういう番組は編集してからじゃないとNHK+では観れないわけか。カット部分が気になる。実家で全録してるから、明日確認してみよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?