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親から距離を置こう

自律・自立するにあたって初期段階でしなければならない事は親から離れて暮らすことです。

折角、書籍や論文で自分の症状の原因や対策が解ってきても、変わろうとするのを邪魔する人が側にいると変わることができません。

変わりたいなら親から離れてしまうことです。

しかし、ここで矛盾が発生します。

何もできないまま成人してしまった人の多くは職歴無し、つまり無収入で貯金も無い場合が殆どです。

そこで今日は実家に住んでいながらも距離を置く方法を書きます。

1日のうち会う時間を短くする


自分の部屋で過ごすか図書館や公園など家の外で過ごすなど、接触の機会を減らすことで変わることを阻止するための干渉の回数を減らします。

それと同時に子供の存在価値や人格を否定する言葉を投げかけるチャンスを与えないようにします。

物理的に距離を置く

これは会社に勤める社会人でもよくやる事ですが、関わると厄介な用事を大量に押し付けてくる人を避けるために、同じ部屋にいなければならない間は常に”大声を出して名前を呼ばなければ聞こえない距離的に遠い位置関係”を相手に対して保ち続けます。

それが無理な場合は、相手と自分の間に最低でも1人か2人がいるよな位置を保ちます。

相手に一緒にいるのが嫌だとハッキリ言う

家族だからと、リビングで一緒に過ごす事を強要してくる親がいます。
その場合は毅然とした態度で断ります。

これができれば親に捕まってはいないかもしれませんが、今更であっても子供から嫌われているということがハッキリ解れば多少なりとも自分の態度を見直す可能性はあり、事あるごとに続けていくのが大切です。

その際、理由を明確に示すことも重要です。
「いつも俺に怒鳴るから一緒にいて気分が悪い。離れていたい」
など。
それで親が逆切れするようであれば
「自分がされて嫌な事を人にするのか?」と勇気を出して前に出ましょう。
親は黙らずにはいられないはずです。
親がだまったらさっさと部屋を出て自分の行きたい場所に行きましょう。

万一殴られたら必ず通報しましょう。
大事にしてしまえば公的に助けてくれる人達が現れる可能性もありますし、DVとして認められれば保護してもらえて親から離れることができる場合もあります。

これが怖くてできないなら今後現状を変えられる見込みはないのではないかと思います。
ある日突然白馬の王子様(お姫様)が現れて自分をお城に連れて行ってくれるなんて事が起こらない限り一生親の言いなりです。


本当は離れて暮らせればいいのだけど…

バイトや派遣でもいいので一応働いていてかつ貯金がある人は、ギリギリであってもできるだけ早く1人暮らしをしてください。
貯金が無くなる前に引っ越ししてしまってください!

親が反対しても折れてはいけません。
折れて実家にお金を入れ続けて貯金が無くなってしまえば再スタートを切るのに年月がかかり、その間に劣悪な家庭環境で精神疾患が悪化し行動力が0になります。
そうすると後はも親の思うつぼです。
一生実家で親のサンドバックとして過ごすことになります。

どんなに「お前のために言ってるんだ!一人暮らしは絶対許さん!!」といってきても法的に拘束することはできません。

また、近年アパート等を借りるのに親に保証人になってもらう必要はなくなりました。
つまり、親が1人暮らしに反対しても成人して働いている(バイト、派遣OK)人間を止めることは出来ないということです。

核家族化が進んだことや、身寄りの無い人が増えた事、保証人などという重いものを友人に頼む事を煩わしく思う人が増えたという社会的背景により、近年では保証会社にお願いするのが一般的です。

そして私たちの様に両親との関係が悪く保証人になってもらえないなどの理由を抱えている人間にも賃貸契約できるようになりました。

また貯金だけあるけどバイトや派遣にすら行く勇気や気力が無いという人はURを選択するということも出来ます。
URは1年分の家賃を払えば職についていなくても1年間は貸してくれます。
場所にもよりますが、築年数は古いもののとてもきれいにリフォームしてあるところが多いので快適に過ごせて人を呼ぶにも見劣りしません。

私は3DKで4万円台のところをいくつか借りました。収納も多くて中庭はとても綺麗に整備されていて公園も広かったです。

このように選択肢は探せば色々出てきます。
1回トライしてダメだったから今後もダメとは限りません。
調子の悪い時期は視野が狭くなるという事を理解し、疲れて立ち止まっても再びトライする勇気を育んで行きましょう。