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【対談】「お客さまが目の前にいるから楽しい」G-NEXTの情シスが語る、仕事を通して得られるやりがい

G-NEXTが提供するステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」は、お客さまの機密情報や個人情報を取り扱うSaaSサービスであり、堅牢なセキュリティが求められています。

難易度の高いサービス開発を支えているのは、ソリューション部情報システムチームの久保川さんと佐山さんです。お二人の業務範囲は多岐に渡り、PCのセットアップはもちろん、社内で導入しているツール管理や、開発にまつわるシステムのサポートも行っています。

今回は、久保川さんと佐山さんをお招きして、仕事の大変さややりがい、今後の目標についてお伺いしました!

■登場人物

久保川さん
ソリューション部情報システムチーム
2008年にリファラルで入社。
前職でファイルメーカーのエンジニアをしている際、G-NEXTのメンバーと知り合い入社に至る。

佐山さん
ソリューション部情報システムチーム
2022年3月に入社。
前職でも情シスをしていた。ある日転職サイトでG-NEXTを見つけ、ビビッときて応募を決意。
大のガジェット好きで、趣味はPCを自作すること。
システムをトータルサポートする、縁の下の力持ち

──情報システムチーム(以下:情シス)の業務内容を教えていただけますか。

久保川さん:一言でいうと、社内システム周りの管理ですね。仕事で利用するサイトやSaaSツールなどのアカウント管理、使用料金やライセンス更新の申請などもしています。メンバーに支給するPCを購入してセットアップするのも情シスの仕事です。

佐山さん:開発にかかった費用の経費計算などもしていますよね。情シスは、社内のITにまつわる全てのことを円滑に回すための仕事だと考えています。とはいえ、私は久保川さんから教わって、見よう見まねでやっているだけですけど(笑)。

久保川さん:ひとり情シスで大変な時期もありましたし、佐山さんが入社してくださって助かっていますよ。

佐山さん:そう言っていただけると嬉しいです!

──いいコンビですね。現在の情シスは二人体制なのですか?

佐山さん:ええ。久保川さんと私の二人で、G-NEXTのシステムをサポートしています。

大量のタスクをこなすコツは、ツールの活用

──情シスの仕事をする中で、大変だと思うのはどんな時ですか?

久保川さん:入社・退職に伴うアカウントの管理ですね。特に大変なのは、退職する際のアカウント削除。事業の決定権など、社内での権限を多く持っていた方のアカウントは、削除するタイミングに悩みます。

佐山さん:通常のアカウント管理も大変ですよね。社内で利用しているSaaSツールが多いですから。

──数としてどれほどのSaaSツールが使われているのですか?

久保川さん:部署によっては独自で使用しているものもあり、正確な数字ではないですが、情シスとして管理しているのは30ほどです。

──各ツールごとにアカウントがある。とすると、管理しているアカウント数は……?

久保川さん:Slackで管理しているアカウントだけでいうと、535人ほどですね。コスト管理も私たちの仕事ですので、先日課金する人のリストを見直したところです。

──Slackだけでもそんな数があるとは……!その上でコストの面も管理するとなると大変ですね。

佐山さん:無料で使用できるオープンソースソフトウェアもあるんですけどね。その管理もするとなると、作業負担が増えてしまう(苦笑)。業務とのバランスを考えた上でコストを管理する必要があります。

──お話を聞いていると、業務範囲が広すぎてタスク管理が大変そうだなと思いました。

久保川さん:タスク管理は大切ですね。取りこぼしがないよう、タスク管理ツールでこまめにチェックしています。

“仕事の評価”をダイレクトに感じられる面白さ

──情シスの仕事をしているなかで、どのような時にやりがいを感じますか?

佐山さん:情シスのお客さまって、社内にいるメンバーなんですよ。常にお客さまが目の前にいる状態ですので、自分たちの仕事に対する反響をダイレクトに感じられます。いい反応だと嬉しいですし、逆だとショックも受けますが(笑)。やりがいに繋がっていますね。

久保川さん:直近でいうと、電話代行サービスを導入した時は、反響が大きかったですね。

──あれは嬉しかったです! 以前は、電話がかかってきた時のために、ランチ休憩でも誰かがオフィスに残っていないといけない、なんてこともありましたから。

佐山さん:そういった旧世代的な対応は、どんどんなくしていきたいと考えています。

──頼もしいです。佐山さんは前職も情シスだそうですが、その時と比べて違いを感じることはありますか?

佐山さん:G-NEXTはWindowsだけで統一していて、かつハードディスクを暗号化しているんですよ。そのような会社は珍しいと思います。通常だと、社内でさまざまなOSが使われているため、それぞれに適した暗号化ツールを使用しなくてはいけない。それって、管理が大変なんです。G-NEXTは統率が取れていてすごいなと思いました。

久保川さん:アカウント連携が大変なんですけどね。しかし、お客さまの情報が外部に漏れるなんてことはあってはならないですし、これからもセキュリティ面には注力していきたいと考えています。

──そういえば、2020年にISMS認証(※1)を取得した際も、久保川さんが大きく貢献されたとお伺いしています。

久保川さん:初めて取得した際は、他部署のメンバーと一緒に申請するための準備を頑張りました。2022年度の更新は私一人で対応したため、プレッシャーはありましたね。タスクを漏らさないように気を配りつつ、審査にも落ちないようにと……。考えることが多かったです。

※1…情報セキュリティマネジメントシステムの要求事項を満たしているという証明。

先進的なツールやシステムを導入し、働きやすい環境づくりに貢献

──G-NEXTの課題点、改善したい点があればお話いただけますか。

佐山さん:課題はアカウント管理の一元化ですね。現状では、Google経由でログインできるサービスが少ないんですよ。Webサービスについては、GoogleやMicrosoftのアカウントで繋げられるのが理想だと考えています。

久保川さん:アカウント管理の可視化もしたいですね。部署を跨いで作業する際、連携がうまくいっていない時がありますよね。

佐山さん:もう一つ、重要なことを思い出しました。可能な限り、フルリモートができるようにしたいです!! G-NEXTは基本的にリモートですが、オフィスに行く必要がある作業もゼロではないですから。

──出社しなくてはいけないものもありますね。とはいえ、私たちがリモートで問題なく仕事ができているのは、お二人のおかげなんだなと感じました!

佐山さん:ありがとうございます。情シスって、昔は「中のシステムを守り、新しいサービスを入れる」といった保守的なイメージが強かったんです。しかし、最近では「どのようなシステムを入れると問題を解決できるのか」といった視点が必要になっている。“攻めの情シス”が求められていると思いますし、これからもそういった姿勢でシステムを支えていきたいと考えています。

久保川さん:G-NEXTは育休も取りやすいですし、働きやすい環境が整っている会社だと思います。より良い環境づくりをするためにも、先進的なシステムやSaaSツールを積極的に導入していきたい。それらをいかにスムーズに導入するかは、情シスとして腕の見せ所でもありますし、これからも挑戦を続けていきたいですね。


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