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子どもが亡くなった時の記憶

               

娘が発病したのは、もう23年も前の事なのに
昨日のことのように思い出すものなんだなと言うこと。

場面ごとに見える景色、色、匂い、音など
驚くほど風化してない現実。
私は娘が亡くなってしまう訳ですが
それらの経験全てが、今まさに起こっているような感覚に
なるというのは非常に辛いです。
しんどいです。
実際に身体に影響が出たり、生活に支障も出ます
存命の子どもの育児にも影響あります
私の人生そのものに今でも影響し続けています。

娘が亡くなってからの数年は、努力して辛さを乗り越えよう
頑張って元気に生きていこう、そう思っていました。
でも、夜に家族が寝静まると涙が勝手に出てくるし
娘と同じ年頃の女の子を見れば、胸が苦しくなるし
幸せそうな親子を見ると、羨ましさから腹が立ってくるし
私の頑張りは自分が望むような結果を生みませんでした。

諦めずに頑張って生きていましたが
何も変わらず辛いままで時間だけが、どんどん過ぎていきます
どうしたらいい・・・・
「生きていくのが辛い」そう思っていました。
後になって気がつくのですが
私の心は娘が亡くなった9月のあの日、あの場所にい続けていたのです。









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