なぜ、子どもを亡くした親の会が必要なのか
はじめは私も子どもの病気と闘う親の一人でした。
小児がんに勝って、普通の生活に戻ることだけを考えていた親でした。
繰り返される再発、順調に進まない治療、リスクがどんどん高くなり
気がつけば、5年の月日が経っていました。
目標は治ることから、少しでも長く生きて新薬ができること
研究が進み、治る病気になることに変わっていきました。
子どもが亡くなるという受け入れ難い現実を経験し
全ての思い、感情を自分の心に押し込めて
地域社会に戻っての生活はキツイものでした。
自分の殻の中で、解決しようにも
ぐるぐると同じ考えしか浮かばず
解決の糸口さえ見えぬまま、ただ生きていました。
解決の糸口は、「 親の時間 」という場所の出逢いでした。
プライバシーが保護され、アドバイスや評価など無い状況で
自分の思いを吐き出せる場所でした。
そして、気がついたのです。
安全な場所で話をすることで
間違っていた認識
問題は個人的なことではない
私は何も失っていなかったということに気がついたのでした。
気がつく内容や時期、それぞれ違いますが
自分だけで考えるのではなく
同じ経験をした仲間と安全な環境で話すのは
とても有効なことです。
私自身が実際に10年以上実践し結果を得たので
やってみようと決めました。
必要としている人に届きますように
子どもを亡くした親の会 「 こもれび 」代表 藤田敏美
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