【まほエル】まほエルにおける「環境デッキ」とは?(1/2)

お疲れ様です。のぎおです。
本記事はデータの収集や考え方など、いつも以上に主観の強いものになっております。予めご了承ください。
また、名古屋や大阪など、他の地区のデータは手を出すことができませんでした。
私個人の力では限界がありますので、本記事をきっかけに、環境考察をするプレイヤーが増えてくれれば幸いです。

本記事における「環境デッキ」とは?

本記事では、環境デッキをショップ大会での優勝回数の多いデッキと定めました。

環境デッキは、大抵「強い」デッキであることがほとんどです。
しかし、「強さ」の意味は人によって多岐に渡ります。
そのような中でも、数多く成績を残しているデッキは、多くのプレイヤーの中で共通した「強さ」を持つデッキなのではないかと自分は考えました。

以上の理由から、集計対象を優勝回数の多いデッキとしました。

集計方法

今回環境考察するにあたり、以下の期間を対象としました。
2019.4.26(第2期第1弾ブースター発売日)~2019.12.8

この期間内に、以下のショップでの大会で優勝したデッキレシピを集計対象としました。
(以下、敬称略)
・トクジロー浦安店
・イエローサブマリン マジッカーズ★ハイパーアリーナ
・バトロコ 柏駅前店
・ボークス秋葉原ホビー天国

デッキ分布と使用率

グラフ

※画像が粗く、見づらいかもしれませんが、ご了承ください。

優勝回数は以下の通り。
天使 9
悪魔、コスメ、文房具 7
クトゥルフ、ファッティ 6
芸道部 4
スイーツ 2
その他 28

合計 76

僅差ではありますが、このような分布になりました。

天使、悪魔デッキは5弾の発売で天使ver. 、悪魔ver. の魔法少女が出てから一気に使われ始めたデッキです。
コスメは天使デッキのメタデッキとして研究された印象があります。

6弾発売から新テーマ「クトゥルフ」を使ったデッキが流行しました。
コストは高いけど、状況を一気にひっくり返すほどの能力を持った怪異が登場し、いかに早く高コスト怪異を着地させ、勝利に繋げるかを考えたプレイヤーも少なくないと思います。
また、クトゥルフデッキに採用される怪異には属性を持つカードを支配していないことで効果を得る怪異も存在し、それらを使った無色クトゥルフや、それらをあまり使わずサポート役として何枚か有色のカードを採用した有色タッチクトゥルフというデッキも存在しました。

クトゥルフと同時期に、文房具デッキが爆発的に広まりました。
これは、6弾の構築済みデッキに文房具シナジーするカードが多数収録された他、ブースターに収録された《デシ・リオン Lv.3》というカードの存在がとにかく大きいと思います。

画像5

かわいい

デッキの特徴は後程見ていきましょう。

芸道部は、まほエル大交流会の福岡、名古屋にて優勝しているデッキです。
筆者もまだまだ研究中であり、デッキの特徴などはまだ捉えきれていない部分もあります。
上記のような結果を残しているため、「強いデッキ」として認識され、ここ最近のショップ大会でも優勝レシピとして結果を残しているようです。

それでは、それぞれのデッキの特徴を見ていきましょう。

各デッキの特徴とサンプルレシピ

使用率が高かったものから順に紹介していきます。

①天使ショパート

画像2

デッキレシピ
ショパート(天使ver.)Lv.1 x 1枚
ショパート(天使ver.)Lv.2 x 4枚
ショパート(天使ver.)Lv.3 x 4枚
ティナ(天使ver.) x 1枚
キュエル・メレンガ(天使ver.) x 1枚
トレーナ(天使ver.) x 1枚
ニーア・バブル(天使ver.) x 1枚
タッセル・マーチ(天使ver.) x 1枚
エレン・シーラ(天使ver.) x 1枚
ターニャン x 1枚
堕天使・ルシファー x 4枚
カラコン・ホルダー x 2枚
スプリット・キューピッド x 3枚
デラ・エンジェル x 4枚
金のエンジェル x 4枚
銀のエンジェル x 4枚
ゴブリンの占い師 x 3枚
コロポックル x 3枚
ただまさ x 2枚
50回生の決意 x 4枚
星の逆行 x 1枚

この天使ショパートは、
・デッキ50枚中25枚がブレイク持ちのカードで構成されていること。
・《TENGU48・三鬼坊》が採用されず、《ゴブリンの占い師》が採用されていること。
この2点が特徴です。

画像6

筆者お気に入りカード

天使ショパートは《TENGU48・三鬼坊》でデッキトップを固定させた後、《ショパート(天使ver.) Lv.3》の能力で一気に展開する、という動きが主流でした。
しかし、後述する《デシ・リオン Lv.3》の登場により展開力で文房具に劣るようになってしまいました。
また、怪異を盤面に展開させるのに最低でも2ターン要するので、《ショパート(天使ver.) Lv.3》の能力を起動する前に負けるゲームが増えてきていると思われます。

そのため、《TENGU48・三鬼坊》に頼らず、天使怪異の数を増やした構築に変化したのではないかと思います。

どちらにしろ、全体除去からの圧倒的展開力は凄まじいパワーがありますから、強いデッキであることに変わりはありません。

②悪魔(アグロ?ミッドレンジ?)

画像3

デッキレシピ
メインデッキ
パッション・ウイング(悪魔ver.)Lv.1 x 3枚
パッション・ウイング Lv.2 x 2枚
レッド・オニキス(悪魔ver.) x 3枚
ルージュ・ノワール x 2枚
グローリー・バタフライ(悪魔ver.) x 2枚
アクア・クロノス x 2枚
ゾーイ・ラッセル(悪魔ver.) x 2枚
モナ・スタイラ(悪魔ver.) x 4枚
フォレ・メロウ(悪魔ver.) x 3枚
のっぺら坊 x 4枚
愛鯛 x 4枚
星の逆行 x 2枚
センエツトンボ x 1枚
インスタ蠅 x 4枚
鬼童丸 x 4枚
審判の赤鉛筆 x 4枚
電撃結魂 x 4枚

エキストラデッキ
フロンティナ x 3枚
シリウス・ルーシン x 1枚
シグミ・ライン x 2枚
フルーム・ハイジ x 1枚

この悪魔デッキは《電撃結魂》を採用しているのが面白いです。

悪魔デッキは優秀な低コスト怪異が多いですから、序盤から盤面に怪異を多く並べることができます。そのため、早い段階で殴りきって勝つアグロ寄りの動きが特徴です。
反面、怪異を出すのにオドを割いてしまうため、《電撃結魂》を打つ余裕があるのか?と疑問に思ってしまいます。

おそらく、《パッション・ウィング(悪魔ver.)》だけでなく、《パッション・ウィング Lv.2》も採用して、墓地に落とした《鬼童丸》をノーコストで出すことで電撃結魂を打つコストを確保しているのかなと思います。

③コスメ

画像4

デッキレシピ
アルメリア Lv.1 x 1枚
アルメリア Lv.2 x 4枚
アルメリア Lv.3 x 2枚
スピネル x 3枚
テネル・フルーラ x 1枚
セストリア x 1枚
ファール・ア・ポピエール x 1枚
ミナギ x 1枚
エトワール・ローズ x 1枚
エトピリカ x 1枚
ネクト・コンセル(天使ver.) x 3枚
ラン・ベルフィールド x 1枚
50回生の決意 x 2枚
フェニックス x 3枚
クラウディー・パウダーブラシ x 4枚
デラ・エンジェル x 3枚
メッシ―・コンパクト x 3枚
ダーティー・マスカラ x 3枚
カラコン・ホルダー x 4枚
パンパン・コスメバッグ x 4枚
ムラムラ・ルージュ x 4枚

このデッキは、
・《アルメリア Lv.2》や《アルメリア Lv.3》を使ったコスメ怪異の展開
・《フェニックス》と《パンパン・コスメバッグ》のコンボによる防御面の強化
・《カラコン・ホルダー》による妨害
が主な動きになります。

画像7

見た目がちょっとグロい


《カラコン・ホルダー》の断末魔能力が発動する前に、《ラン・ベルフィールド》などの効果で《カラコン・ホルダー》を手札に戻してあげると、参戦時効果で乗せたポロリカウンターは一時的に外せなくなります

相手の妨害をしつつ、また《フェニックス》で安全に身を守りながら、傲慢持ちの《デラ・エンジェル》などの優秀なアタッカーを展開し、殴りきる、というゲーム展開が多いです。
コントロール寄りのデッキかな、という印象があります。

残りのデッキは次の記事で紹介します。
(以下のリンクは執筆中のため、まだ読めません。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?