まほエル入門者が「天使ショパートデッキ」を考えてみた(2019/9/11更新)

更新履歴

2019/9/11  《ショパート(天使ver.)Lv.2》の説明を一部修正、マリガンの説明の細かな間違いを修正

2019/9/9  本記事作成

はじめに

はじめまして。のぎおと申します。
クソ暑い真夏日は、涼しいカードショップで遊ぶのがとても好きです。

8月下旬、いつものようにヴァイスをやろうと思って、昼頃にいつものカードショップに行ったんですよ。
そこで初めて出会いました。

魔法少女 ザ・デュエルに。

そこからは一気にのめり込み、初めて2週間弱でイベントに参加するほどにまでハマっていきました。

今回は、そんな自分が作ったデッキをご紹介したいと思います。

デッキレシピ

画像1

新弾も発売されたのに今更天使ショパートかよ!と言われてしまうかもしれませんが、これは私が体験会で初めて触ったデッキ(この時は構築済みデッキ)で、とても使いやすく、自由なプレイングと構築の幅があると感じ、とても好きなデッキなんです。
許して…


各カードの役割

魔法少女
ショパート(天使ver.) Lv.1
序盤は低コスト怪異を出すために使ったり、ドロソ要因として運用。
中盤以降はショパート(天使ver.) Lv.2以上の起動効果のためのコストとして使う。

ショパート(天使ver.) Lv.2
怪異をバウンスする能力を持つ。敵怪異をバウンスして足止めしても良いし、味方怪異をバウンスして参戦能力を使い回しても良い。
時間稼ぎとしての役割が主軸。任意の色のオドを2つ出せるのもとても優秀。
(2019/9/11 追記)
※バウンス能力は味方ターンのメインフェイズでのみ使用可能なため、足止めとしては使えません。


ショパート(天使ver.) Lv.3
このデッキのメインエンジン。全体除去もできる。
怪異の大量展開を狙いにいくために必ず盤面に出す。
木星オドを3つ出せるのも優秀。

ラン・ベルフィールド
敵の詠唱や能力で破壊されたくない味方怪異をバウンスして守ったり、相手ターン終了時に《TENGU48・三鬼坊》をバウンスして使い回すのが主な役割。
《金のエンジェル》を使い回せると終盤の詰めが強くなる。

ステラ
メタ要員の1つ。
《カラコン・ホルダー》や《水上騎馬戦》などでポロリカウンターが乗った味方魔法少女を手札に戻す役割。本デッキの重要カード。

リーフ(天使ver.)
墓地にある天使を使い回すのが主な役割。オド出しはおまけ。
戦闘で破壊された《デラ・エンジェル》や《TENGU48・三鬼坊》を回収して再利用することで、盤面維持に繋げる。

キュエル・メレンガ(天使ver.)
デッキの上から4枚公開して並べ替えるのが役割。
本デッキでは必ずショパートを複数枚手札に握る必要があるため、序盤に出しておきたい。
(なぜこれを1枚しか入れてないのか。コレガワカラナイ。)

タッセル・マーチ(天使ver.)
天使が場に出たターンに1枚ドローできるカード。
魔法少女をサーチする方法は限られているため、
積極的にドローしていきたい。
ブレイク効果で場に出たターンでも使えるので、相手ターンでもドローが出来るのが良い。

リム・レゲンダ
あらかじめ裏向きで仕込んでおいたショパート(天使ver.)を回収し、《ショパート(天使ver.) Lv.3》のコストとして使うことが出来る。

エレン・シーラ(天使ver.)
デッキトップ確認要員。ドローフェイズの規定ドロー前に効果を使用すれば、うまくいけば2枚引けるし、失敗しても任意のオドを生み出せるので便利。

詠唱
天使降臨
このデッキのエンジンの1つ。
実質ノーコストで手札交換+デッキトップ操作が出来る恐ろしいカード。
序盤で2~3回は使いたい。

怪異
エンジェルコットン
序盤のメインアタッカー。
加えて、ゲーム後半では《ショパート(天使ver.) Lv.3》の効果で展開後、リバース状態で置いて盾として運用する。
ゲーム全体で仕事があるカード。

へいけぼたる
序盤のメインアタッカー。《ショパート(天使ver.) Lv.2》や《キュエル・メレンガ(天使ver.)》などと相性が良い。
コストが軽いため、ゲーム後半でも有用なアタッカーとして活躍する。

天使・シュレディンガー
《TENGU48・三鬼坊》等の効果で公開された時に水星1オドで場に出せる強力なカード。
…だったのだが、これはほとんどの天使ver. の魔法少女が持つ能力

[レスト]:任意の属性1つのオド1つを生み出す。このオドは天使の発動のためにのみ使用できる。

ではコストを支払えないとご指摘を頂いた。
(《天使・シュレディンガー》の「公開された時に場に出せる効果」は「発動」ではない、とのことだ。)

現在は自由枠。

コロポックル
ブレイク持ちの天使。木星4オドの天使であることが非常に重要。メタ要員その2。

堕天使・ルシファー
ブレイク持ちの天使。対象に取れる怪異が限定されるが、参戦時に破壊効果を持つ強力なカード。

TENGU48・三鬼坊
本デッキ最重要のカード。このカードをゲーム中に何回使えるかでゲームが決まるといっても過言ではない。
《ショパート(天使ver.) Lv.3》の効果で出したい天使をデッキトップに固めておき、相手ターン終了時に大量展開。そのままゴリ押しで勝つのが1番わかりやすい使い方。
また、敢えて参戦時に破壊効果を持つ怪異をデッキトップに固めることで、相手のバトルフェイズ前に《ショパート(天使ver.) Lv.3》の能力を使い、相手の展開を無かったことに出来る。
他にも様々な使い方がある。

デラ・エンジェル
本デッキのメインアタッカー。傲慢持ちであり、ターン終了時にリバース状態になるため壁にもなる。

金のエンジェル
ブレイク持ちの天使。5コストと重いカードながらも、参戦時の破壊効果がとても強力なため、コスト以上の仕事をしてくれる。

阿修羅王・ラゴウ
本デッキのメインアタッカー。レスト効果でトップ確認+自身に二重穢し付与、更に条件を満たせばリカバー出来る自己完結型のカード。強い。


マリガン

マリガン基準はざっくり言うと
《ショパート(天使ver.) Lv.2》があれば他は全部マリガン
程度で構いません。
折角なので、以下にいくつか例を上げます。
あくまで「自分ならこうマリガンする」という例であり、最適解ではありません。ご了承ください。

画像2

先攻:《ショパート(天使ver.) Lv.1》 《天使降臨》をキープ、他マリガン
後攻:先攻と同様

本当なら全部マリガンして《ショパート(天使ver.) Lv.2》を狙いたいが、デッキ全体の魔法少女17枚に対してLv.2以上の魔法少女は8枚も入っている。
そのため、マリガン後に《天使降臨》が引けてもLv.1の魔法少女が1枚も引けない場合が考えられる。
その後魔法少女が引けず事故、というのは一番避けたい負け筋なので、1T目からきちんと動けるように最低限のカードをキープする。


画像3

先攻:《ショパート(天使ver.) Lv.3》をキープ、他マリガン
後攻:《ショパート(天使ver.) Lv.3》《タッセル・マーチ(天使ver.)》をキープ、他マリガン

《ショパート(天使ver.) Lv.3》の能力を使う場合、手札もしくは墓地にショパートがある必要がある。
先攻の場合、マリガン後に《天使降臨》を引けたとしても1T目に打つメリットがあまり無いと考えている。そのため、1T目では《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きでセットする。この裏向き魔法少女の上に《ショパート(天使ver.) Lv.2》を置いて進化することで、《ショパート(天使ver.) Lv.2》の能力のコストで《ショパート(天使ver.) Lv.た3》を確実に墓地に落とせる
その後、2T目以降で《天使降臨》を使ったり2コスト怪異を出したりする。

後攻の場合、1T目で《タッセル・マーチ(天使ver.)》から《天使降臨》を打ち、《ショパート(天使ver.) Lv.2》を引きやすくする動きが狙える。《天使降臨》が引けなかったら、先攻と同様《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きセットしてエンド。2T目から展開していく。

画像4

先攻:《ショパート(天使ver.) Lv.2》《ショパート(天使ver.) Lv.3》をキープ、他マリガン
後攻:《ショパート(天使ver.) Lv.2》《ショパート(天使ver.) Lv.3》《TENGU48・三鬼坊》をキープ、他マリガン

ほぼ理想の手札。
先攻の場合、
1T 《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きセット
2T 《ショパート(天使ver.) Lv.2》にレベルアップ、そのままターンエンド。
相手ターンで《ショパート(天使ver.) Lv.2》を起動。
3T目から展開
という流れが考えられる。

後攻の場合、
1T 《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きセット
2T 《ショパート(天使ver.) Lv.2》にレベルアップ、そのままターンエンド。
相手ターンで《ショパート(天使ver.) Lv.2》を起動。
3T もし、手札に《ショパート(天使ver.) Lv.3》を持っている場合、《ショパート(天使ver.) Lv.3》にレベルアップし、《TENGU48・三鬼坊》をプレイ。持っていない場合は他魔法少女をコールしてから《TENGU48・三鬼坊》をプレイ、状況に合わせてトップ操作
という流れが考えられる。


画像5

先攻:《エレン・シーラ(天使ver.)》《ショパート(天使ver.) Lv.3》をキープ、他マリガン
後攻:先攻と同様

先攻、後攻共にこれまでと同様、
1T《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きセット
2T《エレン・シーラ(天使ver.)》をコール
から展開を進める。


画像6

先攻:《ショパート(天使ver.) Lv.2》《ショパート(天使ver.) Lv.3》をキープ、他マリガン
後攻:《ショパート(天使ver.) Lv.2》《ショパート(天使ver.) Lv.3》《キュエル・メレンガ(天使ver.)》をキープ、他マリガン

先攻の場合は今までの例と同様《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きセットからスタート。

後攻の場合、《天使降臨》を持っている場合は《キュエル・メレンガ(天使ver.)》をコールして《天使降臨》をプレイ、《天使降臨》を持ってない場合は《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きセット。

画像7

先攻:《ショパート(天使ver.) Lv.2》をキープ、他マリガン
後攻:先攻と同様

天使ver. の魔法少女を探しに行くためのマリガン。

先攻、後攻共に
1T 裏向きコール
2T 《ショパート(天使ver.) Lv.2》にレベルアップ
の流れからスタート。

画像8

先攻:《エレン・シーラ(天使ver.)》《天使降臨》《天使降臨》をキープ、他マリガン
後攻:《エレン・シーラ(天使ver.)》《天使降臨》《天使降臨》《TENGU48・三鬼坊》をキープ、他マリガン

先攻の場合、

1T 《エレン・シーラ(天使ver.)》をコール
2T 何かしらを裏向きでコール、《天使降臨》を使用。トップ操作。
3T 何かしらをコール、《天使降臨》を使用。トップ操作。
以下、無理のない展開を行う。

後攻の場合は先攻とほぼ同じ流れだが、3Tで《TENGU48・三鬼坊》を出せるので、それを意識したトップ操作を行う。

《ショパート(天使ver.) Lv.2》、《ショパート(天使ver.) Lv.3》のいずれの引けない場合でも、トップから引きたい天使を適切な枚数選んで仕組んでおく。

ここで、《エレン・シーラ(天使ver.)》のトップ公開能力が活きる。積み込んだ天使をいち早く手札に回収できるのだ。

このように、ショパートの効果を使わずとも盤面を丁寧に制圧することができる。

画像9

先攻:《ショパート(天使ver.) Lv.2》をキープ、他マリガン
後攻:《ショパート(天使ver.) Lv.2》《天使降臨》をキープ、他マリガン

先攻の場合は、1T 《天使降臨》の動きはあまり強くないのでマリガンでデッキに戻してしまう。

後攻の場合は1T 《天使降臨》でも2オド発生するため、軽い怪異を出すことができる。だからキープしても問題ない、という考え。


画像10


先攻:《エレン・シーラ(天使ver.)》《エレン・シーラ(天使ver.)》《ショパート(天使ver.) Lv.3》《天使降臨》をキープ、他マリガン
後攻:《エレン・シーラ(天使ver.)》《ショパート(天使ver.) Lv.3》《天使降臨》をキープ、他マリガン

先攻の場合、
1T 《エレン・シーラ(天使ver.)》をコール。《天使降臨》は使わずエンド。
相手ターン終了時に《エレン・シーラ(天使ver.)》の効果を使用。
2T 《ショパート(天使ver.) Lv.3》を裏向きでコール。自分の手札に合わせて《天使降臨》を使ってトップ操作しても良い。
3T 《エレン・シーラ(天使ver.)》を裏向きでコール。

という流れが考えられる。

後攻の場合も、先攻とほぼ同じ流れになる。


メタカードの対策

このデッキは《ショパート(天使ver.) Lv.3》の展開力を活かして盤面のアドバンテージを取り、そのまま押し切るプランが主な勝ち筋ですが、次に挙げるカードなどで《ショパート(天使ver.) Lv.3》の効果を無力化されると、その勝ち筋が潰されてしまい、そのまま負けてしまうケースがよくあります。

①《カラコン・ホルダー》

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《ショパート(天使ver.) Lv.3》の上にポロリカウンターを置かれてしまうと、《ショパート(天使ver.) Lv.3》は木星オドを4つ生み出すだけの魔法少女になってしまいます。

《カラコン・ホルダー》の断末魔を発動できれば問題ないのですが、《カラコン・ホルダー》を手札に戻されたり、効果を無力化されてしまうと、ポロリカウンターを取り除けなくなってしまいます。

②水上騎馬戦

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《カラコン・ホルダー》と同じようなカードですが、こちらは詠唱であるため、基本的にポロリカウンターを取り除くことはできません

上記のカードの対策として、私は以下の2種類のカードをデッキに投入しております。

①ステラ

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ポロリカウンターの乗った魔法少女を手札に戻し、再度出し直すことを狙っています。

盤面が安定しており自分がまだ有利な場合は、もう一度《ショパート(天使ver.) Lv.3》を出し直していいと思います。
自分の場合は敢えて《ショパート(天使ver.) Lv.2》を出し直すように動きます。
一気に攻めるタイミングで相手のリバース状態の怪異をバウンスし、そのまま押し切るためです。

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この動きをスムーズに行えるように、《リム・レゲンダ》を1枚採用しております。

②コロポックル

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ポロリカウンターの乗った《ショパート(天使ver.) Lv.3》は木星オドを4つ生み出すことが出来ます
つまり、木星4コストの怪異はポロリカウンターの乗った《ショパート(天使ver.) Lv.3》1枚だけで出すことが出来ます。
《コロポックル》の他にも、《TENGU48・三鬼坊》の効果でサーチできる木星4コストの天狗を採用するのもいいかもしれません。

このデッキの弱点

当然ですが、このデッキには弱点が多く存在します。

・《ショパート(天使ver.) Lv.2》《ショパート(天使ver.) Lv.3》が引けない

・速攻系のデッキに勝てない

・デッキトップを仕組むまでに時間がかかる
・デッキトップを仕組んでない状態で《ショパート(天使ver.) Lv.3》の効果を使ってもあまりうまみが無い

・ポロリカウンターなどによる魔法少女の能力の無効化に対処出来ない(し切れない)

これらの弱点にうまく対応することが現状の課題だと考えています。

おわりに

自分は、所謂スタンダードな天使ショパートデッキをあまりよく知りません
おそらく、Lv.1の魔法少女の枚数をもっと減らし、天使の怪異の数を増やしているのかなと思います。
天使を速攻で展開するには仕込むターンを極力用意せず、なるべく早いターンで《ショパート(天使ver.) Lv.3》の効果を起動するのではないかと考えています。

もちろん、相手に干渉されないうちに一気に展開して畳み掛けるのはとても強いですが、受けが広い方が自分好みのデッキになると考え、今回のようなデッキを作成するに至りました。

「あ、こういう考え方もあるんだな」という皆さんの気づきの1つになれば幸いです。

それでは。

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