ソニックフロンティア クリア感想※終盤までのネタバレ有り

結論








めちゃくちゃよかった!!!


と手放しで喜べるわけではないけども
間違いなく今作でソニックチームはようやく
復活の第一歩と言える出来だったと思う。
自分が見たかったソニックが百年ぶりに見れましたね…。(…)


ゲーム性


ずっと待ってた
こういうソニックのゲームがやりたかった。
夢を叶えてくれてありがとう。
遊んでしっかりやり込み要素も爽快感もあるソニックのゲームになってる。
ステージのハイスピードアクションと
フィールド走り回ってるのどちらも楽しい!
スピードとソニックのバトルモーションがかっこよくて
遊びの点についてはどれも満足度高。

各ボス戦もめちゃくちゃ盛り上がるな~!
熱い音楽とスパソニの演出がたいへんよいです
音楽との相性はワイバーン戦が一番好きで、
演出はナイトの最後のでかい剣で一刀スパソニはかっこよすぎて笑顔

気になる点としては、
カメラワークが安定しないのと
3Dゲームなのにどうしても毎回2Dに拘るあたりが個人的には次回こそは
出来る限り3Dに振ってほしいな~ってとこかしら。
UIの一気にレベルを振り分けできない設計とか、
白飛びするパラメーターのリング数とか
細かい調整点はある印象だけど
本当に楽しいゲームになってた嬉しい。
だがピンボール、テメーはダメだ。


音楽


フィールドとバトル、静と動のメリハリがたいへんよく響く。
上で上げた通り各ボス戦はどれも盛り上がる。(個人的にアレス島)
ラストバトルの曲は宣伝PVたくさん使ってくれていたので
すっかり耳に残る曲となってました
流れた瞬間の伴奏の良さがここで引き立つわけね!!!と納得鳥肌
最高の演出だった。

各ボーカルソングの翻訳が早く欲しいところ。
サントラ買います。


脚本


今までの虚無脚本からやっっっっと学んだな…。
イアンの脚本ということで
またも海外外注なのかあ…と
個人的にIDWのソニックがそこまで刺さらなかったものだから
不安に思ってたんだけど、全くそんなことなかった!
大筋は決して悪くなくて、むしろいい。
多少なりとも解釈違いのキャラがいたりはするんだけど
ラストが良すぎて全部を通してみてしまうと許せてしまう…。
エッグマンを描くのがお上手な印象。
心に残るものがしっかりある脚本
よかったです。好き。


翻訳


豊田さんががっつり参加しているものかと思ってたらしてないってまじ?
エ!?うそだろ!?
あんだけソニステでも前に出てきてプッシュされてんのにぃ?!
新作ゲームにイチミリも関わってないだなんて思わないじゃないですか。
彼が参加していないことを知ってどんなに心が救われたことか。
序盤での日本語翻訳が説明的で
脚本が悪くなかっただけにだいぶショックで

…………んですけどね英語字幕と比べてみると
全部が悪いわけではない…!ということに気づく。
確かに日英翻訳一部ではそもそもまったく違う会話に改変されていたりとローカライズの方向がブレブレではあるんだけど
どちらにもいいところがある印象(例えはソニエミで↓)
英語のほうが好きな会話が多いんだけど
特にセージとエッグマンの会話とか。


ソニエミ

イアンでも私の推しを解釈一致のエミー書くことができなかったか…。
翻訳以前にエミーの解釈またもブレブレじゃねえか
だめだ、もう私の大好きだったキラキラしてたエミーを
見れる日は来ないんだ 
前作となにも変わってねえ

序盤  で  は  そう思いました。

でも最後までクリアしてみてから
もう1回英語字幕と見比べてみた。

そしたらこれはこれで 有 り 
って思えて。
しかも私は一部では日本語翻訳のほうが好みの
ソニエミだと感じた。

そもそもエミーちゃんが自分を見失っているだなんて、そんなことある?
ってそこで解釈違いを起こしてたんだけど、考えを少し改めました。
これはあくまでも私が今まで見てきたエミーであり、
彼女にはこうであってほしいという理想願望…。
今回公式の掲げてるキャラのテーマは成長。
新しい見せ方としては悪くなかったしそう見せる必要が確かにあったと思うのは
いつものエミーにたじたじのソニックだと、
こういう雰囲気作りってちょっと難しいと思う。
いつものエミーが画面にいるってだけでもう
パワフルでムードメーカーで一気に明るくなるじゃないですか。
めちゃ元気になれるエミーってそういう子(そういうとこが好き)
でも今作は主人公のクールさ(孤独感)を演出したかったと
あるので、+各々の成長がテーマとなれば、
こういう見せ方になるのはまあ納得できる。
話が唐突すぎて感情移入も追い付かないっていう
話の不完全さはもう少し丁寧にゲーム進行に絡めて見せてほしかったけどね…。

それでもここまでキャラ性が変わったかのような
今までのエミーを否定するような
エミーをしおらしくする必要があったのかとも確かに思う。

が、
確かにかなりソニ→→←エミ くらいの勢いはあって
囚われのエミーを見つけた時
静かに拳を握りしめるあんなソニックを見たことねえぞ????
(いい描写だ…。)

加えてあのソニックの優しい雰囲気。
こんなに落ち着いてしっとりしたソニエミ初めて見たわ。
ソニックから歩み寄ってる感すごい。
落ち込んだエミーを前にしたらこんなかんじで接してくれるよね、っていう
想像が再現されたと思えばしっかり美味しい今回のソニエミ…。

あとねこれは確信に近いんですけど。
クロノス島でソニエミのイベントムービー背景に
よくでてくる赤いお花。
あれポピーなんですけどー!(じゃらんコラボ誌にも「ポピーのような花」とあるので間違いない)
花言葉が、
「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」
(恋の予感恋の予感恋の予感恋の予感恋の予感恋の予感恋の予感恋の予感)

エミー「アタシ目先のことしか考えてなかった」
ソニック「なりたい自分を探すのか なんだかまぶしいな」

こう会話するシーン
エミーの手前の赤いポピーを止めて見せてから
ソニエミへとフォーカスする。
赤いポピーは「慰め」「感謝」「喜び」ーーー!
確かに、これは今作の紛れもなくソニ→エミ。
エミーの解釈あまりにも違うと落ち込むところではなかった。

エミーを「キミ」と言ったり諸々
そこらへんはさすがに全体の他のキャラも二人称ブレなどがあるし、
お話の導入も説明的で雰囲気作りできてないのは
翻訳監修の岸本さんのミスなのでもう気にしてないですうそです許さない
だってソニックの行動や演出がちゃんと今までの
エミーとの絆や思いを表してくれてるもの。
私にはそう見える(強気オタク)

思うところはあるもののソニフロのソニエミよかったです。
なんたって最後はいつもの

エミー「ソニックー!」(抱擁)

が見られたから  ね!!!!!!!!
(ソニックしっかりエミーの腰に手を回してる!!!!!ア!!!??)
しかもここは英語だと発声しないんだぜ!!!
ソニックー!♡(ハートが見える)(幻覚です)
が聞けるのは日本語だけ。そう思うと、ね?こっちも悪くないでしょ?(ちょろい)

……………まあなんだかんだ言うてもやっぱり
私は推しのエミーには元気で明るくかわいい恋に恋する乙女でいてほしいな
ソニックはそんなエミーにたじたじなのがいい(ド正直)(譲れないオタク)
そこは今後の豊田さんのお仕事ぶりに期待しよう
公式のソニエミ引き続き見守ります!!!!!!!


エッグマンとセージ

イアンの脚本、着眼点が良すぎてびびりました。
エッグマンの作る主要メカって
メタソニ、ガンマ、オメガ、オーボットキューボットとか
みんな意思がある。
特にメタソニ以降くらいは自我が強く表に出てきてる。
(ソニアドのガンマには泣かせられた)
中でもオボキュボはエッグマンの理解者だと思ってるし
なんだかんだでエッグマンもかわいがっている印象を受ける。
家族に近いような存在なのかなーとも(個人的解釈)

そこに今までにない人型AI。
人という形をなして、エッグマンのそばにいることの意味よ。

そんなのさ……………………
愛にしかならないじゃん??????

エッグマンは愛すべき悪役なのがこの脚本でまた明らかになってしまったんだよな…。
もうほんと大好き。
エッグマンの父性とかすばらしい切り口ーーー。

意外過ぎるテーマで腰抜かしました。響いたぜ…。
公式からしか得られないものを浴びた。
加えて音声ダイアリーでマリアという、存在を
セージと並べて語っていたのもエモポイント。(聞いてくれ)
エッグマンにとってセージも
マリアのように無くてはならない存在だったのだろうか。
ハアーーーー

セージとエッグマンの英語字幕は
泣くので興味あるひとは是非とも見てほしい。
EDも翻訳がそのうち出ると思いますが
たぶん胸が張り裂ける(予言)
だってタイトル名が「Dear Father」親愛なるお父さん……
やだ、泣く


調整課題はたくさんある印象でしたけどこの調子で
ブラッシュアップしてけば
間違いなくソニックフロンティアに続く
壮大タイトルが出ると
めちゃくちゃ期待できる。


その時は頼むからまじで頼みますから
脚本は次回作こそ豊田さんにメインで書いてほしい。
(監修とかだけじゃなくてもうバリバリ書く側で頼む…)
イアンも良かったですが…。
それぞれに良さがあることはわかっているのですがもはや好みの問題
やはり私としてはそろそろ日本産のシナリオライターが書く
ソニックたちの心理描写を浴びたい。

今後に期待~~~~~~~~!!


最後に難易度スリルのディレクターズカット
あれカットしないほうがよかったんでは?!と思うのは私だけではないよな…?(やっと腑に落ちた)

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