ウェットシェービングへのいざない Vol.41
Some Wetshaving Tips
シェービングブラシを使ったウェットシェービングを始めて2年経ちましたので、いくつかウェットシェービングのコツを語ろうと思います
下にYouTube動画へのリンクもあります
Tips 1 ローディングからラザリング
シェービングボウルをあたためる
好みもあると思いますがシェービングボウルをあたためることで、ラザリングで出来上がった泡を心地良い肌触りの泡にすることができます
シェービングブラシをお湯に馴染ませる
ブラシの毛が多くの水分を蓄えることができるようになるので、ラザリングによってより多くの泡を蓄えることができるようになります
硬いタイプのシェービングソープには1〜2mmくらいお湯を張る
お湯を胃馴染ませることによってローディングでより効率良くブラシにソープを取り分けることが出来るようになります
ここで使うお湯は熱湯ではなくあたたかいお湯(シャワーに使うことが出来るくらいの温度)のことです
シェービングソープは使用後に乾燥させる
日本は湿度が高い時期が多いので使い終わったシェービングソープはフタを取って1日ほど乾燥させておくのが好ましいようです
Tips 2 シェービング
一番大切なのはブレードを軽く肌に当ててなぞるように剃ること
元々レーザーは軽く肌に当てて肌の上を滑らせるようにして髭を剃るように設計されています
また、ブレードを肌の上で移動させるということは程度の差こそあれ薄く肌をピーリングしているということでもあります
このことは軽いピーリングは肌の新陳代謝を促進させることとなりますが、深いものだと肌へのダメージがあるということです
髭はレーザーがカットしているのではなくてブレードがカットしているのです
先ずはブレードが軽く肌に当たるように心がけてレーザーを動かしましょう
この感覚が掴めたら次のステップはブレードが肌に当たる角度です
その角度が大きく外れたものの場合は髭はほとんど剃れません
良い感じに剃ることができる角度を感じながらシェービングすると、回数を重ねることでその角度は自然とわかってくるようになると思います
ロングストロークとショートストローク
シェービングに関してのチュートリアルビデオなどではショートストロークで細かくレーザーを動かして髭を剃ることを勧めているものが多いですね
私は剃る場所によってショートストロークとロングストロークを使い分けた方が良いと思っています
剃る面が平らな時にはロングストロークで、チン(あご)やマスタッシュ(鼻の下)エリアなどの複雑な形状や曲面などを剃る時にはショートストロークでシェービングします
ブレードは真っ直ぐな面なので、平らな面にはとても効率的に剃ることができます
反対に曲面には当たる部分が少なくなります(軽く当てている時には尚少なくなります)
そのために少しずつ剃る面を移動しながら何度もストロークを繰り返す必要があります
ここで注意しなければいけないのは、繰り返しストロークを行なっているとブレードが肌から離れる距離が短くなって、すぐ横に移動する時に移動しきらないうちに次のストロークに入ることでブレードが肌に対して横向きに当たってしまい肌をカットしてしまうことです
ブレードは横向きに引いた時には必ず肌を切ってしまうので特に注意が必要です
このことを予防するにはショートストロークで剃った後に意識してブレードを離すようにしてから横に移動して次のストロークを開始することです
私も急いでいる時などはやってしまいがちなミスですね
さらに、普通はブレードの全体を意識してシェービングしている方がほとんどだと思いますが、剃る場所によってブレードの端やセンターを使い分けるとシェービングの幅がとても広がってきます
例えばマスタッシュエリアをクロスに剃る時などはブレードの端を使うと狭いエリアでもとても効率的に剃ることができます
また頬を剃る時などロングストロークで平面を剃る時にはブレードのセンターから全体を使って剃ると一番効率的に剃ることが出来るのは言うまでもありませんね
ショートストロークで剃る場合にも基本はブレードのセンターで剃るように心がけています
Tips 3 道具の後片付け
道具の後片付けも清潔を保つために大切なことです
きちんと後片付けをすることは道具を長持ちさせることの一つの要因ですが、更には肌のコンディションを良い状態で維持するためにもとても重量な要因でもあります
先ほども触れましたがブレードを肌に当ていると言うことは肌を軽くピーリングしていることでもあるので、その時に不衛生な状態(雑菌が繁殖しているような状態で)それをしたら軽い傷ができた時などそこから雑菌が侵入してしまうことは想像に難くないことですね
そのためにも道具はきちんと手入れをして清潔な状態にしておきたいものです
シェービングブラシはお湯を流しながら良くすすいで乾燥させます
シェービングソープをブラシから良くおとすためにお湯で十分すすぎます
ブラシのノット(結び目)にもソープが残らないようにブラシの横からも上からも、またきれいにしたボウルの中でかき混ぜるなどもして十分によくすすぎます
すすぎ終わりましたらタオルなどでブラシを軽く拭いてからブラシを乾燥させます
ブラシの乾燥のさせ方にはブラシを上に向けて置いておく方法と、ブラシを下に向けて吊しておく方法の二つがあります(私は吊しておく方法をとっています)
できれば複数のシェービングブラシを使い分けて十分乾燥させることができれば一番良いのだと思います
レーザーも分解してきれいにします
日本は湿度が高い時期が多いので、詰まった髭の残りカスやソープの残りカスなどに雑菌が繁殖するからです
使い古しの歯ブラシを使ってお湯を流しながらレーザーのパーツをきれいにします
ブレードも手を切らないように注意しながら歯ブラシを使って軽くお湯を流しながらこすってあげます(肌の脂分が刃の切れ味を鈍らせてしまうので、その脂分を拭うくらいに軽くこすっています)
洗う時にはパーツが流れてしまわないように栓をして洗ってくださいね
そして洗い終わったレーザーのパーツなどはタオルで水分を拭き取って保管します
ブレードはタオルで上から押さえて軽く水分を拭き取ったら保管しています
小さいお子さんなどがいるところでは絶対に手の触れないような方法を施して保管してくださいね
また、私は使い終わったブレードをカッターの刃の処分容器に入れて処分するようにしています
Olfaの容器は価格も安く入手しやすいですよ
You Tube 動画
ぜひご覧ください!
それでは今回のエントリーはこの辺で
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