「ママ！！」と叫んだのでコートを買った
ハイ意味不明なタイトルでごきげんよう、ezotanuです！
実は手元にアウターが沢山あるezotanu。
しかしそろそろいくつか代替わりが必要な状態になってきたので、次のコートはどういうものが欲しいのか？という目星をつけないといけない状況が前の冬から続いていました。
でも次にどういうコートが欲しいのかさっぱりわかりません…！
たぶん手元にアウターの種類がありすぎるせいもあるんだと思うんですが、アウターはアクセサリーなので（？）減らすつもりはありません。どれも気に入ってるし。
とりあえず、一旦現時点でわかっている条件を列挙してから探すことにしました。
〜ざっくりとした条件〜
×モッズコート（持ってる服に合わない）
×ダウンコート（東京の冬に必要ない…）
×キルティング（見た目が好きじゃない）
×トレンチコート（ヨウジヤマモトのショート丈があるから）
×ブルゾン（持ってる）
×ショート丈（複数持ってる）
×マントコート（持ってる）
×暑すぎる素材（東京の冬に必要ない…）
×キュート、フェミニン、ほっこり（今回目指してない）
×ウエストの紐（邪魔…！）
×ぶかぶかサイズ（ニット着ないのでゆとり不要）
・色の系統はミント〜深緑、水色〜紺、黄色、オレンジ、あとはチェック柄がいい（黄色のコートは5年くらい探している）
・今年買ったノワールケイニノミヤに合わせられるとなお良し
・4〜8万円くらいがいいな〜（今のスタメンたちの購入当時の価格と今の物価を考えると本当は〜10万円くらいまで上げないとダメかもしれない…）
・デザインにワンポイントだけアクセントが欲しい
・少なくとも5年以上着る想定
ほぼNGリストじゃん！という感じですが、いろいろ試着すると精度が上がっていくものなので、試着を重ねてここから絞り込んでいくのでまずはこんなもんで大丈夫です。
〜やったこと〜
・普段よく行くブランドを巡回
・ついでにぶらぶらして店頭で目についたコートを試着（着姿が想像できないものは必ず）
・よく行く百貨店のオンラインショップやZ○Z○タウンで気になったコートをスクショ、店頭に突撃
・店頭に突撃した時は条件に上げていなかった黒いコートも見る（ウェブの画像じゃ黒コートは細部が見えないのでな…）
・自問自答ファッション教室で貰ったオススメブランドリストのサイトを全部チェック
・美容室でファッション誌も一応チェック
スクショした段階では「これが良い〜！」というものは殆ど見つかりません。「これ…なら試着してみてもいいかなぁ……？」ぐらいのテンションでした。
わたしはオンラインで服探すの苦手なんですよね、想像力が及ばなくて…。あと、ファッション誌もあんまり好きじゃなくて。
最近わかったんですけど、どうやらわたしは物語と一緒に提供してもらわないとあんまり興味がもてないっぽいんですよね、2次元での情報は…！
でも苦手だとわかっているのでオンラインや雑誌はそういうものと割り切って、どこの店舗へ直撃するかの目星をつける程度で見ています。ちょっと、この作業、わたしにはしんどいターンです。
でもまあオンラインショップ未掲載で店頭にしかないものもありますし、オンラインショップに載ってるけど店頭だと裏にあるから店員さんに聞かないと出てこないパターンもあるので、チェックしておくに越したことはないんですよね…。
黒い服が多くてオンラインショップじゃ全然よくわからない筆頭（個人的な感想）のヤマモトさんの系列だとヨウジヤマモトが好きなんですが（他はわたしにはカジュアル）、
ヨウジヤマモトのロング丈のアウターで惹かれるものって、わたしには強すぎるんですよね。
ポジション的には四天王の二番目か三番目の右腕ぐらいが良いのに、すっ飛ばして魔王になっちゃうっていうか……！（ヨウジを着て魔王っぽく見えるってわけじゃなくて、実力差の話…！）
せめて四天王の二番目三番目に見えるならいいんですが、魔王は行き過ぎだよ！！！と思うんですよね。伝わりますか？
※ところで本題からズレますが、
わたしはバリバリ魔界の住人で〜す！✌️☺️🦇
↓こちらのnote参照
あとヨウジ系列かコムデギャルソン系列かって言ったらわたしはコムデギャルソン系列と波長が合うのでそちらももちろん巡回したんですが、アウターはなんだかどれも違いました。「面白いな〜！👀（形が）」で終わってしまった…！
ノワールケイニノミヤのコートも入荷連絡を貰って楽しみに見に行ったんですが、ちょっと違いました。あとだいぶ予算オーバーだったので（20万弱。ウールカシミアメルトン…！）たとえ良くても金額面で見送りなんですが…😂
ノワールケイニノミヤはジャケットが欲しいんですよね、いつかね…！燕尾ジャケット良かったな〜！
これは店頭のマネキンが可愛くて試着しました。チェックと黒両方とも。
ショート丈、NGリストに入ってたじゃん。とツッコまれそうですが、リストはあくまでも目安なので、現場では柔軟に対応します。
こちらは、良いかんじの緑だし、こういうのもありかな？と思って試着したんですが、立ち襟で顎下にボタンあるタイプはモゴモゴして苦手なんだな〜とわかりました。
ところでこのコートの何に驚いたかって、8色展開なんですよ…！！！毎年カラーコート探し族としてはありがたいことです。
と、他にもいろいろと試着旅を何回もしましたが、今年試着までしたのは実はそんなにないです。15着…したかなぁ…？
今回もそうですが、何年も探してるアイテムはそれまでの蓄積が結構あるので、試着の回数が少なめかもしれません（慣れてないアイテムだと何が好きか苦手かもよくわからないので片っ端から試着したりします）。
あと経験からわかる自分の性質として、ハンガーやマネキンの状態で見て心が動かないものは絶対に買うことがないってわかっているので、まずそういうものは試着しません。「わっ、すごい色！！笑 似合わなそう〜〜！！」とか「気になるなぁ…けど似合わないかも？（もじもじ）」と思ったものは試着します。心の動きがあったので。見たときにプラスにもマイナスにも心が動かない、スンッ……凪……状態ものをスルーしていきます。興味なかったけど試着してみたら素敵だった！買います！っていうのは、服好きになってからの10年間で全く無いんじゃないかな。
そうそう、コート探し中に、実物が見たくて（でも見られなくて）いちばん喚きちらしたのはこちらです。
写真がめっちゃ良〜〜〜！！！すき！！😭
（前述の、「物語と一緒に提供」っていうのは、こういうことです）
あと文章も
满月闪耀空中
大地带走伤痛的躯壳
你的灵魂将会永驻凡间
（満月が空に輝く
大地は傷ついた肉体を奪い去る
あなたの魂は永遠に生き続ける）
そちらを採用
なんと〜！？好きだが！！？😭
Valleyouth、検索してみたけど日本の店頭で見るのは難しそうですね。それにこれ2020AWのコレクションだしな〜…！と、妄想クローゼット行きです。メンズだし……。
このコートを見つけたのは↓のセレクトショップのサイトなのですが、
またこのセレクトショップがポップアップストアやったりしないかな？実物見られないかな？とはひっそり思っています…。
（他サイトでも取り扱ってないかな？と探したけど見つけられませんでした。インスタでよくオススメに現れて知ったこのセレクトショップ、他ブランドのアイテムを見ると他のセレクトショップよりもちょっと金額設定お高めなんですよね…。謎…理由を知りたい…別に他サイトが詐欺サイトなわけでもないし…ごにょ…）
…と、買えないコートに目移りする日々もありつつコート探しの旅を続けました。
ある日、目星をつけたコートを試着しに行くと、土日なこともあり店内はお客さんがいっぱい。店員さんに声をかけたくともみなさん接客中で、空いている人は誰もいません。
待っている間に店内をぐるりと一周していると、黒いコートを発見。ちらりと覗きます。
え？ここ数年見てきたコートの中で一番気になるディテールだけど……！？（蝙蝠みたいなの…！）こ、これは試着しないとダメじゃないか！！？と心の中でガタつくezotanu。
すぐさま振り返って店内を見渡します。やっぱり店員さんは忙しそう……。しかたない…。
この日は他の用事もこなした後で疲れていたので、平日夜に再訪しようと考えてその日は帰宅しました。
帰宅後、オンラインショップやインスタを確認するも、あのコートは載っていませんでした。一体、何者なんだ、君は…！！
待ちに待った平日夜に再訪すると、予想した通りお客さんはまばらだったので、気になったコートを試着させてもらいました。
もうね。鏡に映った自分を見て内心叫んだよね。
「ママーーーーッッ！！！！！！！！」って。
ezotanuの言う「ママーッ！」とは：
村上真紀 著「グラビテーション」7巻
（以下うろ覚えなので間違っていたらすまない）
バンドメンバーであるギターのヒロがバンドから脱退すると言うが、ボーカルの愁一は納得していない。
「ヒロのギターじゃないと歌わない！」と言い、新メンバー藤崎の加入を認めない愁一の前で、キーボードを弾く藤崎。藤崎の奏でるメロディーにはじめは抵抗する愁一だったが、次第にその心が突き動かされ、マイク（代わりにその場にあった観葉植物）を掴み、溢れる衝動を叫んだ。
「おかあさーーーーーーん！！！！！」
……の、「おかあさん」が記憶の中で変形して「ママ」になりました。
（つまり、気持ちが昂るとママと叫ぶ）
鏡の前でくるくると身を翻し、前後左右を確認。ライン良し！シュッとしてる。前のボタンを全て閉めても良し！表地の素材は毛100。ちょっと生地が薄いかもしれない…？？でももし寒いなら肌着をキャミソールから袖ありにすれば問題無さそう。去年は暖冬で厚めの冬コートの出番が殆ど無かったし…。ポケットあるのかと思ったら口が縫われてる。これフェイクなんか…？と思ったら仕付け糸で留めてるだけとのこと。袖もポケットも蝙蝠みがあって良良良〜！！！眉毛＋眼鏡（化粧なし）の顔でも違和感ない！素の自分より格好良さがアップするけど、魔王じゃなくてちょっと背伸びぐらいの上がり方で良い。そしてサイズ感ぴったり！！大きすぎない〜！！！そして似合う！！
それに蝙蝠みがあって黒いコートっていうとユーリ様を連想するなぁ…（ぽっぷんみゅ〜じっく）（ボーカリスト）（わたしの初めてのコスプレはユーリ様だった）（このコートがユーリ様の衣装に似ているということではない）
ハイ、決まりました。
普段店員さんの褒め言葉を総スルーしがちなわたしも、この時は店員さんの「お似合いです☺️」の言葉を素直に受け取りました✌️だってお似合いでしたので…へへ…☺️笑
もう決めたけど、この日は品番を控えてもらって一旦退散しました。
休日に先日購入したノワールケイニノミヤを着て、再訪して決めることにしました。
色は黒だし、予算もオーバーしてるけどね！！
品番も教えて貰ったことだし！と帰宅してから再度検索しましたが、やっぱり試着したコートはオンラインでは見つかりませんでした。店頭にしかないパターンかな。
いや〜、引きがいいな。
（ちなみに事前に目星つけたコートは結局羽織りませんでした）（だって見つけちゃったから……）
こんなに穏やかな文章にしていますが、実際はスレッズで大騒ぎだったし、自宅でも大騒ぎでした。オンラインショップにないため店頭在庫の確認が出来ず、売り切れちゃったら泣いちゃうな、でもわたしが買うって決めてるんだから運命に悪戯されるとこはないなとも思いながら数日過ごしました。謎の自信だ……！
さて！再び訪れた休日です！
用事を済ませたわたしは連れ🦊を引き連れて再再訪。再び着ました。
うん、ばっちり。休日の服にも合う。買います！（にこ！）
連れにも着せてみたり、念のためひとつ大きいサイズを試着してみたりして、最初に試着した小さい方のジャストサイズのものを購入しました。
店員さんに、オンラインショップに載ってなかったんですよね…と話したら、どうやら全国でも3、4店舗にしか置いていない商品だったようです。ひぇ。引きがいい。
売り切れてたらどうしようかと思いながら来たんです〜と言ったら、生産数も少ないけど似合う人も少ないんですよね、と店員さんが言っていて、普段店員さんの褒め言葉をスルーするわたしもにんまりでした。へへっ、なにせお似合いでしたのでね…！☺️笑
店員さんが「10年20年着てくださいね！」とにこにこしながら商品を渡してくれて嬉しかったです。服への愛が感じられて。
ということで、コート探しの旅は無事終了したのでした。
※去年出たコートの生地違いなんですよ〜！って店員さんが画像見せてくれた去年のはカシミアだったので金額がにじゅうまん後半でした（震）。
カシミアだったらわたしには重装備だったので、出会ったのが今年のバージョンで良かった…！
そうそう、初めてコートカバー？に入れてもらったよん…！！
今年も暖冬ならしいのでコートを着るのは来年になっちゃうかもしれません。
早く寒くなってほしいな〜！
え？予算オーバーで大丈夫だったのかって？
もうね、今年は服買うのこれで終了にしないとダメです！！！！！！
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