我々は(少なくとも自分は)情報消費者だ

批判的、攻撃的なtweetはファボされやすい一方、自制的、内省的なのはスルーが多いなあ。

ニュースを見るたび自分もついつい「このマ×ゴミがー!」という気分になりがちだが、メディアは自分みたいな情報消費者なんかよりよっぽどどころか正真正銘最前線に立ってくださっている。一方の情報消費者はどうだ。どこにも届きゃしない所で愚痴を叫ぶ以外に何をしているというのか? その疑問をtweetしても、さっぱりリアクションが無いっす。

簡単に言うと、最前線たるメディアの皆さんは増援も来ない中を奮闘してくださって来たのではないかと。彼らがふと振り返ると、遥か後方で消費者どもが「しっかり闘え」「このマス×ミが!」とか言ってるだけ だったのではないか?

他にもある。かつて素晴らしい切り口で政権を批判していた方々の切れ味がこの頃すっかり鈍ってしまったのも、ただの「転向」で済ませられないだけの責任が我々にあるのではないだろうか? 外野の人間が思っている以上に、メディアやもの言う人は既に叩き潰された後なのだと、想像以上に事態は深刻だと考えれば、現状は理解できる。

さてどうしよう?

先日「とある放送局」がオリンピック関係の番組でやらかした。
許せない!
しかしここで必要なのは、「とある放送局」の内部が今どうなっているかを知ることだ。良質な番組を作り続けて来た「とある放送局」なのに、徹底したチェックは誰もが知るところなのに、一体何が起きているのか? 闘っている人もいるはずだ。現状をよしとしない人が抱えているであろうストレスは、想像してもし足りない。その人たちとコンタクトが取りたい。共に闘いたい。繋がれないかなあ。
もし丸っと雑にくくって叩いてしまえば、まずはそんな人が潰されるのではないか?

手近なところに「正義の剣」を振り下ろしてスッキリしている場合じゃない。

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