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イゴール・レヴィット こんなベートーヴェンもあるんだ!

11月24日、紀尾井ホールでのイゴール・レヴィットのリサイタルへ。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・サイクル・イン・ジャパンⅢ

プログラムはオールベートーヴェンのソナタで、
第17番「テンペスト」
第8番「悲愴」
第9番
第10番
第14番「月光」
でした。

この方は数ヶ月前にBSプレミアムの朝の番組でベートーヴェンの後期ソナタを弾いているのを聴き、情熱的な演奏に衝撃を受けました。

すぐに、リサイタルを探したところ、初期のソナタの日があるではないですか。取り組み中の「悲愴」もある!で、すぐにチケットゲット。

演奏を聴いて、ベートーヴェンのソナタなのに、モーツァルトか?リストか?と思ってしまう表現の幅。ドキドキしました。
速いところは、本当に速い!💨

悲愴の第1楽章は、本当にあっという間に終わりました。5-6分だったような気がします。(ちなみに、辻井伸行さんのアルバムで8分47秒)
(もし発表会でこのスピードで弾いたら(→弾けないけど😄)、すぐに終わっちゃって短すぎる)
リサイタルは3楽章全部で、その中での曲の作り方ですから、速いのももちろんOKです。

他の演奏も含め、全体的にとても面白くて飽きないピアノソナタでした。

ロシア生まれでドイツに移住したレヴィットさん。
パンフレットのプロフィールの最初に気になる文言が。
「俊敏で批判的な精神を持つレヴィットは、自らの芸術を社会の出来事と関連したものとして捉え、それらと切っても切れない関係にあるものと理解している。」
どういうことなのかはよくわからないのですが、強い想いがある演奏なのは伝わりました。
「2019年には政治的な広研で第五回国際ベートーヴェン賞を授与」ともあるので、何らかの活動をされているのでしょう。

これからも関心を持って、聴いていきたいと思います。

ところで、パンフレットにこんなペーパーが挟まれていました。

最近トラブルも多いのでしょう。
ここまで書いて下さっていたら安心していられます。
日本語だけでは不十分かもしれませんが。


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