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苦役列車

現代小説へ逆襲を遂げたとまで言われた西村賢太の苦役列車。

まず、主人公を演じた森山未來。演じきったな、という印象。その極端なまでの、歩き方、食べ方、物言い。良くも悪くも北町という人物に余白を感じさせなかった。

胸をつかまされた。
確かにわざとらしいとか足りないとかありきたりとかそう感じさせることもあるだろう。
でも、書くことを始めるのだ。


ずっと乾いていた何かを。


こうあるべきだ、と思った。
道徳とか教訓とか感動的な結末とか押し付けがましいものにはうんざりだ。
物語性のあるものじゃないと満足できない奴らにはもう閉口してる。

正直、言うこともない。わたしもやるだけだ。

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