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「タンポポ」のあまり知られていないことについて


様々な花が咲き乱れる春。その中でも子供の頃から馴染みある花の一つが「タンポポ」だと思います。

今回は、タンポポのあまり知られていないことについて解説いたします。


タンポポの種類を見分けるのはとても難しいのですが、大きくは「セイヨウタンポポ」「ニホンタンポポ」に分けられます。

その名の通り、セイヨウタンポポはヨーロッパ原産の外来種で、ニホンタンポポは日本に古来から生育していた在来種です。

2つの違いは、花の下、「緑の部分」の総苞片(そうほうへん)で見分ける事ができます。

・セイヨウタンポポの総苞片は「そりかえっている」
・ニホンタンポポの総苞片は「そりかえっていない」

見つけたら、ちょっと花びらの下を見てみれば分かります。


寒い時期に咲いたり、コンクリートの割れ目や都会の乾いた地面などで咲いているタンポポを見るを見かけます。

ニホンタンポポは春に一度だけ咲きます。また、適度に湿っている良質な土壌を好むため、あまり都心で見かける事はありません。

一方、セイヨウタンポポは生命力が強く、開花時期は3月〜10月に繰り返し何度も咲きます。

また、荒れ地や道路、住宅地のようにあまり草花が映えないような乾いた土壌を好んで生息しています。

セイヨウタンポポとニホンタンポポでは、好みの環境が異なるために、うまく住み分けされているようです。

外来種も在来種も可愛らしい花である事には変わりありません。

このような視点でたんぽぽを観察してみるのも楽しいかもしれません。


参照元:「ウェザーニュース」Webサイト

以上

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