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理化学研究所(理研)とは

理研について、サクッとご説明いたします


理化学研究所は、皇室からの御下賜金、政府からの補助金、民間からの寄付金をもとに、日本の産業の発展に資することを目的として、1917年に設立されました。100年以上の歴史があります。

現在は物理学、工学、化学、数理・情報科学、計算科学、生物学、医科学など、基礎研究から応用研究まで幅広く行っています。

日本国内では唯一の自然科学系総合研究所で、通称「理研」と呼ばれています。

研究成果を社会に普及させるため、大学や企業との連携による共同研究、受託研究等を実施しています。

また、知的財産等の産業界への技術移転を積極的に進めています。

本部の所在地は埼玉県の和光市にあります。

■研究活動の組織体制について
理研は、情報統合本部、科技ハブ産連本部、開拓研究本部 、戦略センター、基盤センターの5つの異なる役割を持った体系に研究室を編成しています。

そして、理研が有する最先端の研究基盤を連携させ、研究分野を超えて効果的に研究を加速させるために、最先端プラットフォーム連携事業推進本部を設置しています。

①情報統合本部
理研全体の情報基盤構築・運営を統合的かつ戦略的に推進する役割を担っており、理研の情報環境の企画、構築、運用、利用者支援を担う情報システム部および基盤研究開発部門、そして、全分野にわたる先進的な情報研究や学問分野横断的な情報に係る研究開発プロジェクトにて構成されます。

②科技ハブ産連本部
大学、研究機関や産業界と協働し、理研が科学技術におけるハブの役割を担い、研究開発のネットワークを形成および強化することにより、わが国の科学力の充実を図るとともに、イノベーションの創出を推進します。

③開拓研究本部
主任研究員と理研白眉研究チームリーダーが研究室を主宰し、抜きんでた基礎研究成果を生み出すとともに、理研内外の研究者を有機的に連携する分野横断的な研究プロジェクトを推進することにより、新たな科学の創成を進め、わが国における戦略的研究プロジェクトの芽となる研究を開拓します。

④戦略センター
国家戦略等に基づき戦略的研究開発を推進しています。

⑤基盤センター
世界最先端の研究基盤を構築・運営・高度化する役割を担っています。

○ 最先端プラットフォーム連携事業推進本部TRIP(Transformative Research Innovation Platform of RIKEN platforms)

理研には、各領域の最先端研究をリードするプラットフォーム群があります。
TRIPは、この理研の強みである最先端研究プラットフォーム群(スーパーコンピュータ「富岳」、量子コンピュータ、大型放射光施設SPring-8/X線自由電子レーザー施設SACLA、バイオリソース事業など)を有機的に連携させ、新たな知の領域を、研究分野を超えて効果的に生み出すことを目的としています。


以上

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