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【バトスピ】BOC参加記念 ~紫速~

ワンドロー!皆さんこんにちは、イーヨです。

こちらのnoteでは私が長年愛用しているデッキ、紫速攻(以下、紫速)について紹介します。初めてのnoteなので分かりやすいかどうか自信がありませんが、最後まで読んでくださると嬉しいです。

私自身まだまだ研究中ですので、この記事を読んだ感想や意見、質問などいただると幸いです。


1.デッキ概要

紫速はバトスピ最初期から存在するデッキであり、烈火伝や煌臨編では環境で大暴れしましたが、最強の切り札「獄土の四魔卿マグナマイザー」が制限カードになり姿を消しました。神煌臨編からのインフレも理由の一つかもしれません。

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我が相棒

加えて2021年4月17日施行の禁止制限改訂にてマグナマイザーは禁止カードに指定され、紫速の活躍はさらに厳しくなっています。

しかし、紫速は環境に合わせて様々なカードを採用することで勝ち残ってきたデッキです。柔軟な構築によって現環境でもある程度戦えるだけのポテンシャルをもっています。

「インフレが進んでも、勝率が悪くても、それでも紫速を握りたい」

私はそんな思いから紫速の調整を続けてきました。今回は2022年10月8日(土)開催の「バトスピチャンピオンシップ2022 バトル オブ チャレンジャーズ(以下、BOC)」のサイドイベントで使用し、3勝を収めたレシピを紹介します。

2.譲れないこだわり

レシピを載せる前に、皆さんにお聞きしたいことがあります。

紫速とは、どんなデッキを指すのでしょうか?

「紫で速く勝てるデッキだろ」と話す方もいますが、私はそうは思いません。

先述の通り紫速はそれぞれの環境でパワカを取り込んできたデッキですが、ここで少し構築を考えてみましょう。

まずフィニッシャーはどうしようか…?

「仮面ライダーファイズ ブラスターフォーム」あたりか?

そうすると「紫魔神」「碇シンジ -シンクロ率∞-」が相性いいかな…?ファイズの煌臨元の確保で「超星使徒スピッツァードラゴン」「龍面鬼ビランバ」もよさそう。

ドロソは「紫の世界」「黄泉ノ獣ライウンコマイヌ」「ヴァイオレットフィールド」とか……



皆さんお気づきでしょうか

紫速を組もうとしていたはずなのに、「紫コン」になっています。

紫速全盛期から時が過ぎ、紫には様々なパワカが追加されましたが、「紫速とは何か?」それをしっかり踏まえないと別物のデッキになります。

私はたとえ「紫で速く勝てるデッキ」であったとしても、コンセプトを外れたデッキを紫速と呼ぶことはできません。少なくとも一気に5点パンチを狙うデッキは紫速ではないと思います。

また、紫速に少しでも系統サポートを混ぜると、調整を続けるうちにその系統のデッキに変貌していきます(例:妖蛇、呪鬼、夜族、血契約、呪契約など)。「もう系統サポートで固めたほうがよくない?」となってしまうわけです。

私にとって紫速は煌臨編で活躍していた、

系統サポートなしに、0~3コストの小型で序盤からライフを削っていき、最後に大型を召喚/煌臨してフィッシュするデッキ

です。

環境に合わせてパワカを採用しつつも、このコンセプトだけは崩さずに紫速を構築したい、というのが私のこだわりです。デッキのパワーは下がりますがこれは譲れません。

長くなりましたが、次からがレシピの紹介になります。

3.デッキレシピ

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「相棒武者オボロ」を採用し、相性がよいカードを多く採用しています。それでは1枚ずつ解説していきます。


仮面ライダーファイズブラスターフォーム:2枚

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フィニッシャーその1。最大で3点削れる最強カードです。紫ではないので採用をためらっていましたが、やはり今紫速に入るフィニッシャーとしては一番強いです。ライフバーンの前にフラッシュを挟むので確定で3点削れるわけではありません。相手の防御札やコアの数に注意しながら出しましょう。

デッキの特性上煌臨元になるカードを多めに採用することができないため2枚。ヴァイオレットフィールドでも捨てられないため、強力な一方で事故札にもなりやすいです。


戦鬼ムルシエラ:2枚

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今年で6才になった紫最強の除去札。紫速は昨今のビートデッキに比べると速度で劣るため、ムルシエラや紫の世界での対策は必須です。ちなみにファイズの煌臨元にもなります。

アクセルのコストが6(3)と少し重いため2枚。バジャーダレスやキャバルリースラッシュと破壊範囲が重なっているため、デスタメントと入れ替えてもいいかもしれません。


幻惑の隠者騎士バジャーダレス:3枚

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汎用バースト。紫速はこのカードを手に入れてからかなり動きやすくなりました。相手のシーカーを除去しながら自分は2ドロー、強すぎます。ファイズの煌臨元にもなります。

便利すぎるため3枚採用。同じバースト枠としては「吸血伯爵エル・サルバトール」も候補の一つです。


ベルゼブモン:2枚

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以前はナイトライダーを採用していましたが、オボロとの契約に伴いこちらに変更しました。ベルゼブモン最大の特徴はオボロで自分のスピリットを破壊した際にも提示できる点です。オボロで魂鬼を破壊したタイミングで提示すれば、相手のスピリット/アルティメット1体を除去しながら計3枚もドローできます。あとはファイズの煌臨元。

オボロとのコンボが強力な一方でコスト3以下の破壊にしか対応していないため2枚。ナイトライダーと違い召喚に1コスト必要なので気を付けましょう。


アルケーガンダム:1枚

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フィニッシャーその2。強い、ただただ強い。このカードのおかげで紫速がまだ戦えていると言っても過言ではありません。初手に0コスト2枚とアルケーがいた場合、後1キルすら可能です(0コスト2体で2点、アルケーで3点)。ちなみにベルゼブモンと同様、オボロで自壊しても召喚できます。ただ紫速で1枚のカードに4コア消費するのは大きいので、コア管理はしっかり行いましょう。

制限カードなので1枚。3枚使えた時代があるって本当ですか…?


EVANGELION Mark.06 -カシウスの槍-:1枚

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召喚時/煌臨時メタ。紫速はBPの低いスピリットが多いためワイバルトやカンムリグリフォンで簡単に盤面が更地になりますが、カシウスがあれば安心です。召喚した後にも耐性持ちアタッカーとして活躍してくれます。あとはファイズの(以下略)。

入れすぎても自己札になるため1枚。その分引けたときの安心感は段違いです。


時空龍クロノドラゴン:2枚

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フィニッシャーその3。オボロでカウントを増やせば簡単に2点バーンが可能です。この動きの強さはランポやスタークで実感している方が多いかと思います。転醒後はファイズの煌臨元にもなり、ライフバーンの後に煌臨すれば合計で5点作れます。転醒時に陰陽童からソウルコアが外れることには注意。

少し重く感じたため2枚。レベル2で召喚するには5コア必要なため、見た目ほど軽くはありません。


RVシキツル:3枚

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ワンドロー!紫速の主役、シキツルさんです。

決してネタではなく普通に強いです。召喚時ワンドローにより手札が減りませんし、旅団の摩天楼と違いスピリットなのでビート要員にもなります。軽減が2つあるため、オンミョウジャのように終盤に引いて重く感じることもありません。紫速を象徴するカードだと思います。

もちろん3枚。運営さん、そろそろシキツルXとか出しません?


キャメロットナイトⅩ:3枚

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第2のシキツル。転醒編で紫速に革命をもたらしたカードです。初めは「シキツルの上位互換が出てしまった…」と感じましたが、両方採用すれば実質シキツルを6積みしていることになります。系統が起幻なので紫の悪魔神の転醒時で参照できたりもします。

3枚必須。ちなみに不死を使うことはほぼありません。


相棒武者オボロ:1枚

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契約枠。先述のベルゼブモンとのコンボはもちろん、先1フェニルやスタークを破壊でき優秀です。相手の初手を破壊しながらドローできるフル軽減0コストのアタッカ-という時点で強すぎます。紫速の新たな可能性を切り開きました。

カウントが増えすぎても問題なため1枚。オニ・オボロをフィニッシャーにするなら増やしてもいいと思います。


RV陰陽童:3枚

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紫最強の足場。メインステップでのコアブと神託をメタります。最近はアタックステップでコアブするカードが多く刺さらない場面も多いですが、それ以上に完全耐性持ちのスピリットである点が大きいです。耐性貫通さえなければ確実にシンボルを残せますし、頭数が必要なときはソウルコアを外してアタックできます。

3枚必須枠。このカードが紫速から外れることはまずないです。


十式戦鬼・断蔵:1枚

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コアブ要員。現環境で自分からライフを削るのはリスクが大きいですが、紫速にとって1個でもコアを増やせるのは強力です。「戦国六武将ムドウ」採用型では召喚条件を満たすのを早めてくれます。

制限カードのため1枚。相性がいい「選ばれし探索者アレックス」をセットで採用するのもありです。


魂鬼:3枚

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シキツルと同様、紫速の主役です。以前は陰陽童採用により破壊時を発揮することはほぼありませんでしたが、オボロの登場で使いやすいドロソに化けました。リバイバル版は自壊に対応していないため、必ずリバイバル前を採用しましょう。

3枚必須。紫0コストも種類が増えましたが、やはり紫速には魂鬼です。


ガーゴイルバット:3枚

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最強の煌臨メタ。相手が一度ソウルコアを使えばアタックする度にライフが減ります。契約対面では必ずセットしましょう。相手がライフを犠牲にしてでも詰めてくる場面もあるため、セットした後は速めにライフを削っておくのがコツです。

環境的に必須なため3枚。2、3枚目はビートに使ってください。


紫の世界:3枚

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紫最強ネクサス。速攻デッキの動きを遅くするだけでなく、バジャーダレスやキャバルリースラッシュを通しやすくします。軽減が1つしかないため若干重いですが、2コスト支払うだけの価値があります。転醒してファイズを煌臨することもできます。

3枚必須。再録ありがとうございますm(__)m


旅団の摩天楼:3枚

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紫ネクサスの定番。シキツルのスピリット版です。あちらと違いアタッカーにはなりませんが、ネクサスなのでシンボルが残りやすいです。

3枚採用。この枠は「No.32 アイランドルート」でも構いません。


キャバルリースラッシュ:2枚

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防御札兼アタッカー。カウンターしつつ次のターンではアタッカーになってくれます。転醒時効果はあまり活躍しませんが、アタック時のライフバーンが強力です。カウンター版クロノドラゴンといった感じ。ファイズの煌臨元にもなります。

2枚採用。紫速は防御札が少ない方が動きやすいと思います。

ヴァイオレットフィールド:2枚

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創界神メタ兼ドロソ。ドロー枚数が多いためフィニッシャーを探しやすいです。創界神メタも強力なため、赤白など創界神対面では陰陽童と一緒に並べたいカードです。

2枚採用。2コスト必要な上にマジックのため、3枚だと邪魔になる場面があります。


4.不採用カード、採用検討カード

これまでの試行錯誤の中で抜けていったカード、今後採用したいカードを紹介します。

戦国六武将ムドウ

実はかなり難しいカードで、ソウルドライブのタイミングを間違えると普通に逆転されてしまいます。紫速のフィニッシャーといえばムドウですが、煌臨と相性が悪いこともあり今回は採用していません。


アルティメット・ザンデ・ミリオン

役割としてはファイズに近いですが、こちらは普通に召喚するため重いです。ファイズを使った方が速いと判断し不採用。


鎧闘鬼ラショウ
吸血伯爵エル・サルバトール

単純に枠がありませんでした。どちらも強力なので採用したいですが……


ヴァンピーアヴォルク

強力な煌臨メタがありますが、煌臨を使用しないデッキにはほぼバニラです。普通にドロソを入れた方がいいと判断しキャメロットナイトと入れ替えました。

デスタメント

ムルシエラの枠で迷った防御札です。速攻を警戒するならムルシエラ、パワカを警戒するならデスタメントといった具合です。
現環境は赤白や紫エヴァなど、フィニッシャーに強力な耐性があるデッキが多いためデスタメントの方がいいかもしれません。


その他だとスピリッツァードラゴンやビランバなど強力なスピリットはいますが、紫速に相手依存の高コストを多く採用すると驚くほど動きづらくなります。スピッツァーはほしいところですが仕方ありません。

5.回し方


小型でビートしつつドローを重ね、最後にフィニッシャーを出して勝ちます。フィニッシュプランとしては、

①ビートで殴りきる
②ビートで2点+アルケー3点
③ビートで2点+クロノ3点
④ビートで2点+ファイズ3点
⑤オボロ1点+アーサー1点+ファイズ3点
⑥オボロ1点+クロノ3点+ファイズ3点

などがありますが、正直勝てればなんでもいいです。柔軟性の高いデッキですので、その時々の自分の手札と相手のデッキを見ながら一つの戦略にこだわらずにプレイすることが重要です。

6.BOCでの戦績

BOCでは3勝したと書きましたが、実際どんな戦績だったのかというと、

vs金雲❌
vsリバイス⭕
vsグランツ❌
vs碧雷❌
vs想獣⭕
vs占征武装⭕

………やっぱり環境デッキは厳しいですね。精一杯戦ってもパワカに押しつぶされてしまいます。オボロで先1フェニルを破壊できるとはいえ、サンクティを打たれるとどうしようもありません。グランツと碧雷に関してはカードパワーが高すぎます。ガーゴイルバットを貼れなかったのもありますが……

一方で実力のあるデッキに勝利できているのも事実です。占征武装戦では陰陽童とガーゴイルバットでほぼ何もさせませんでした。

紫速の立ち位置としては、
環境デッキには及ばないものの、それ以外には十分勝てる
くらいの位置にいるのかもしれません

7.最後に

初めてのリアルイベントの参加がとても嬉しかったため、記念に何か残そうと思っての執筆でした。かつて紫速を握っていた方も、握ったことのない方も、このnoteで紫速に興味をもっていただけたら嬉しいです。

まだ紫速の研究を続けていくつもりですので、また機会があればnoteを書いてみようと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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