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免許取消の思い出 その⑥ 再取得に向けて

(注:今まで免許の試験場のことを試験センターと書いてきたのですが、どうも「免許センター」という名称が正式なようです。試験場という言葉も使ったりでややこしくて済みませんでした。これからは「免許センター」で統一します。要はいわゆる「試験場」のことに変わりありません。)

約2年間の欠格期間が終わるまでひたすら待ちました。最後に乗っていた125ccのバイクも免許がないんじゃ乗れませんし、お店に買い取ってもらったりもしました。

そしてそろそろ欠格期間が終わろうとするころ、いつから再取得に向けてスタートできるかを免許センターに問い合わせし、プランを立てました。

教習所か一発試験か

ここで現れる2つの選択肢。教習所に通って免許を取り直すか、免許センター(試験場)でいわゆる一発試験での合格を狙うかです。教習所で1から始めるとだいたい30万円くらいはかかります。罰金ですでに30万円支払ったことを考えると、さすがにちょっと高くつきすぎるよなぁ、という思いと、長い間車は運転してきたんだし、一発試験でもなんとかなるでしょ?それに今まで運転してきた者のプライドとして教習所という選択肢は取れませんでした。

私の取り消された免許は普通自動車に関してはマニュアルでした。しかし免許を取得して乗って来た車はオートマばかり。マニュアル車はとてもじゃないですが運転できません。迷うことなくAT限定でのトライです。

いよよ準備開始です。

いつから免許センターで試験を受けられるかを詳細に確認し、まずはスマホに学科試験のアプリをインストールしひたすら問題を解きました。

まずは仮免許の学科と実技試験に合格しないと続く本免許の試験である路上試験に臨めません。そして仮免許の実技試験を受けるためには、まずは仮免許の学科に合格する必要があります。

とにもかくにも、暇さえあればアプリで模擬テストを解いて、そしていよいよ試験を受けることができる日を待ち、試験場に向かいました。

自宅から免許センターまではバスや電車を使って片道2時間以上の道のり。朝6時には家を出てバスに乗っていました。

免許センターに到着して申請書への記入やら何やら手続きをすませんて、いざ学科試験開始。終わってからの手ごたえはそう悪くありませんでした。

電光掲示板

試験を終えて、合格発表は電光掲示版で自分の受験番号が表示されるかどうかでの確認でした。

「あった、私の番号!やった!!」合格です。

次はその日の午後に行われる試験場内のコースを走る実技試験です。

学科試験を1回で合格し、まぁ車を散々運転してきたんだし、なんとかなるよと軽く見ていました。

今までの人生で1度も走ったこともない、試験場内での実技試験です。

まずは、私の前の受験者が運転する車両の後部座席に乗り込み、その方の試験の様子を後ろから見守ります。その方は走行途中で試験終了になったと記憶しています。実技試験は完走できずに、助手席に乗っている試験官が途中で「はい、そこまで」と言ったら、不合格決定です。私の前の受験生は車をスタート地点までもどして、私はいったん降車。その間今終了した受験生は試験管から講評を聞いています。

受験者が下りたところで今度は私の番です。

実技試験開始

運転席についてミラーの確認などを済ませ、試験官の合図で発車!

発車したはいいのですが、走り始めてわずか2分ほどで私は走行車線をはみ出してしまいました。これは縁石に乗り上げたということに該当します。

そこで試験は終了。スタート地点に戻るよう指示され、悔しさをかみしめながら試験を終えました。車を止めると試験官から短い講評をもらえます。が、私の走行車線はみ出しでは講評も何もないですね。そのまんまです、はい。

試験初日は終了。

こうして仮免合格までの長い道のりが始まりました。

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