免許取消の思い出 その⑧ 教習所に通うべき?

心を入れ替えたものの4回目、5回目も合格には至らず、さすがに「このままいつまで試験を受け続けるのだろう?」という不安が日に日に大きくなってきました。

実技試験は概ね週1くらいのペースで受けていたと思います。

通ううちに、待合室でよく顔を合わせる方々と仲良くなり、色んな話ができて、不安なのは私だけじゃない、と心強くもありました。

何度か顔を合わせるわけですから当然みんな1回でなんか合格していません。そして一発試験にチャレンジしているのは、私のように取り消しの憂き目に遭った人たちばかりで、お互い気持ちはよくわかりあえていたと思います。

しかし、日に日に私の中で合格するという確信が持てなくなり、「一発試験はあきらめて、教習所に今から通いなおそうか?」という気持ちがわいてきました。

費用の面では試験の費用がだいたい4,000円くらい、交通費が2,000円くらいかかり、一回の試験で6,000円ほどかかっています。それまでのトータルで3万円ほど使ったところです。費用だけではなく試験の日は丸1日使いますから、時間もそれなりにかかっています。

ここから不合格が延々と続き費用が膨らむ前に、教習所に通った方がストレスもなくなるし、楽になれる、そんな風に思うこともありました。

免許センター(試験場)を変えるべきか?

教習所に通う他にもうひとつ考えたことがあります。

それは試験場を居住地の県から隣の東京都に変えるというものです。

私が住んでいる県は交通事故が多いらしく、警察も免許取得に関する難易度を上げていて、免許取得の試験に関しては難関の県として有名だそうです。警察の面子もあるのでしょうか?本当のところはわかりませんが。

あまりに厳しいのであれば、少しハードルの低い可能性があるところで受けてみてはどうだろう?と考えたわけです。

しかし、本当にハードルが下がるかどうかわかりませんし、また仮免許のコースを1から覚える必要があります。候補にあげた東京の免許センターは自宅から通うのも便利ではありませんでした。

あきらめずにやってみよう

私は最終的に、せっかくここまで頑張ってきたのだから、ここで投げ出したら努力が報われない。確かに不確実だし、仮免に合格してもさらに本当の免許証にたどりつくまでに、さらに試験を受けなければならない。

だけれど、「あきらめずに頑張ってみよう。試験場で知り合った方々だってみんな必死なんだから、自分ひとりじゃない」そんな風に思いなおして、教習所に通うことも、試験場を変えるという考えもいったん脇に置いて、今まで通り続行することにしました。


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