FP1級面接試験体験録パート1


今回は実際に私が受けた試験にそってどのような質問があったかを説明します!
抜けてる部分もあるかもしれません‥‥
*2018年の面接試験ですので参考にならない部分や変更点があると思います。ご了承ください。実際の質問ややり取りの様子が少しでも想像出来ればと思います。

以下のような不完全な回答でも合格できたので、受験者は自信を持って下さい!135点でギリギリですけど笑

試験内容については、規約の関係でURLを載せられません。

こちらの記事ではパート1の事業承継についての体験録を記載します。

PART1事業承継について
試験管)この設問を読んで、あなたが見つ
けた問題点を出来るだけあげて
下さい。

私)まずはスムーズな事業承継につい
てです。具体的には株式の移転です。役員退職金支払い後に株式の評価を下げてから移転を提案します。そして円滑な相続を進めるための準備です。具体的には遺言書の準備等です。また相続財産の評価額を減らし相続税を引下げる対策の準備を提案します。次に現預金が少ないので、相続税の支払いに備える為の提案をします。生命保険の活用や本社土地をX社への売却などを提案します。また、可能で有れば、Bさんの長女Eさんへの支援を検討します。生活が厳しいとの悩みがあります。なので役員退職金増額で支援することで間接的に支援する提案をします。

試験管)なるほど。ただ大事なことが抜けてますね。わかりますか?

私)(しばらく問題用紙とにらめっこ)

試験管)下の方ですよ。

私)(頭が真っ白になり、しばらく沈黙)

試験管)いろいろな提案を受けてますね。

私)あ、すみません。提案内容が整理できるようにアドバイスします。*この瞬間終わった‥と思いました。

試験管)では次にその中で一番重要なことはなんだと思いますか?

私)(そんなこと聞くんだ)……えっと事業承継ですかね。

試験管)どうしてですか?

私)後継者はリーダーシップをすでに発揮しております。
また少しでも早く事業承継したいと考えてもいます。
ですが具体的に話が進んでなく悩んでいるからです。

試験管)株式の移転の方法についてお聞かせください。

私)生前の場合は贈与か譲渡、死亡後は相続により移転します。この際『経営承継円滑化方の贈与税(相続税)の納税猶予』の利用を検討します。

試験管)その要件は?

私) 『この特例を受けるには、「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」に基づき、会社が都道府県知事の「円滑化法の認定」を受ける必要があります。認定を取得すると発行済株式の3分の2までの株については、(相続税についは80%)納税猶予されることとなります。』

*ここは30年4月より大幅改訂があったりと変更点があるので注意してください。

試験管)AさんとBさんで違いはありますか?

私)(…………)まだ、頭が真っ白になっていたことと質問の意味がわからなくて、沈黙(・・;)おそらく、経営者とそれ以外の移転のことを答える問だったなだと後で気づき後悔。

試験管)では株式の評価の引下げ方法についてお答え下さい
     
私)役員報酬の引上げ、役員退職金の支給、不動産の購入などです。

試験管)先程遺言書の話がありましたけど
方法をお答え下さい。

私)自筆証書遺言、秘密証書遺言、公正証書遺言です。一般的には普通証書遺言と公正証書遺言が利用されます。

試験管)普通証書遺言?

私)あ、すみません自筆証書遺言です。

試験管)わかりました、最後にFPと職業倫理についてお答え下さい。

私)顧客利益の優先。コンプライアンスの徹底。守秘義務。アカウンタビリティ。インフォームドコンセント。能力の啓発です。

試験管)今回のケースで何が一番大切です
か?

私)今回に限ったことではないのですが、『顧客利益の優先』が一番大切だと考えています。コンプライアンスや守秘義務を守ること、顧客が理解してくれるように説明すること、そして納得の上同意してもらうこと、より良い提案をする為に能力を啓発することはお客様の利益に繋げる為だと考えているからです。

試験管)わかりました。これで面接は終了です。

*この他に細かい質問はありますが、大まかな感じはこんな所です。
正直、ダメだったと思いました。
問題点を全体的に質問されると思っていたので、『一番大切な事は何ですか』で深堀されたのは辛かった。
小規模宅地の評価減のこととか聞いて欲しかったな(・・;)
ただ詰まっても試験管が誘導してくれます。
沈黙は避けた方がいいかもしれませんね。

お読みいただきありがとうございます。

参考になれば幸いです。

PART2はまた後ほど掲載します!

*なおを試験を受けてから数年経過しているので、変更点及び参考にならない点も多々あると思います。また新型コロナウイルス対策により、面接方法にも変更がある可能性もあります。



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