FP1級面接試験体験録パート2

今回はPART2の不動産の活用方法についての実際の質疑を説明します。

前回と同様に2018年の面接試験ですので参考にならない部分や変更点があると思います。ご了承ください。実際の質問ややり取りの様子が少しでも想像出来ればと思います。

*問題内容については、規約の関係でURLを載せられません。

私)(ノックして)失礼します。
~ですよろしくお願いします。

試験管)どうぞおかけください。Aさんの相談に対してあなたが事前に調べることやAさんから確認すべきことをお答え下さい。

私)はい。土地の実測はしたことがあるか。更新された建築基準法で新たな建替えは可能か。不動産の相場はどうか。謄本等で所有権等の権利の確認はとれているか。
建ぺい率等規制について確認。市街化区域等の規制の有無の確認。現地に向かい、前面道路など実際の状況の確認。近隣には何があり、何が出来るかなど市場の動向確認。その市の人口推移の確認。また北側隣接地を所有するBさんとの関係。レントロールなどで家賃水準な履歴
を確認します。保有する預貯金をいくらくらいまで利用できるかなどです。
     

試験管)それらはどこで調べられますか?

私)謄本や公図は法務局、規制関係は役場、不動産の相場は近隣の不動産業者に確認します。

試験管)あなたならAさんにどのようなアドバイスをしますか。またその理由をお聞かせください。

私)Bさんと交渉をし、Bさん保有の乙土地と一体での活用を提案します。理由は現状では道路と隣接しておらず、改訂された建築基準法では再開発が難しいと考えたからです。

試験管)Bさんは相場よりかなり高い値段での売却を希望しているみたいですが、それでも購入を提案しますか?

私)改訂された建築基準法での再開発が可能かどうかを調べます。それでも不可能な場合は現状空き家になっているので、多少高くても購入を提案します。その際、もちろん値下げ交渉はします。または共同での活用が可能かも打診します。

試験管)活用案ⅲにおいて、甲マンションを売却し他の収益物件を購入した場合、特定の事業用物件の買換えの特例は適用できると思いますか?

私)できると思います。

試験管)本当ですか?よく見てみてください。

私)…………。

試験管)今、住人はいますか?

私)あ、すみません。現在、事業用として機能していない為、利用できません。(ほとんど答え教えてくれ
てるし。PART1に続き、またやってしまったと思いました(泣)

試験管)そうですね。まあ際どい所ではありますけどね。では最後に、本事案関する専門家はどのような方々がいますか?

私)法律関係は弁護士。税務関係は税理士。所有権等登記の関係は司法書士。実測は測量士。不動産の表示に関する登記は土地家屋調査士。物件の売買は宅地建物取引士です。

試験管)はい。以上で面接試験を終わりま す。

私)ありがとうございました。(控室に戻り、他の受験生が終わるまでぼーっとしていました)

ちなみに面接官は2人いますが1人は書記で質問はしませんでした。
正直PART1もPART2も出来が悪く、次もまた挑戦しようと思っていました。

しかし、試験結果は合格でした。
おそらくしっかり対策を練れば皆さん合格できると思います。

試験管も優しく、答えに誘導してくれます。

ですので、わからないときはわからないと正直に言って知ったかぶりはしないように心がけてください。

また沈黙はなるべく避けましょう。

皆さん初めての面接での試験の方も多いと思います。

なので緊張はしてしまうと思いますが、最低限の受答えが出来れば必ず合格できるはずです。

少しでも多くの受験者の参考になればいいなと思っています。
みなさんの合格を願っています!
頑張って下さい!!


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