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デジタル と アナログ


引き続き、

前回取り上げた本、「上達論 甲野善紀 方条遼雨」より

キーワード2 

「自然環境はランダムでアナログでありこの世の事象はアナログであり端数である」


この言葉も普段の生活環境では中々実感が湧かない......

だが本文にも記載されてる

「デジタルは区切りを明確にする為に端数を切り捨てる。よって分かりやすく伝えやすい」 


うーん....


逆から考えると徐々に実感が湧いてきた。


そして

「ただ一つの存在の区切りに目をつけた瞬間、その外側にある無限のズレを無い事にしてると。つまり失っている。これが欠点である」

と。


なるほど。

これを自分の趣味の「珈琲」で考察してみる。


珈琲に関しては2019年からのめり込んだ。自分で豆を挽き、抽出し、今はたまに焙煎するまでになった。

珈琲の味は基本は変わらないが、抽出過程での淹れ方や使用道具で印象がガラリと変わる。(他の要素もある)


そこで本やネット、カフェではその方法論を明確化する為に主にデジタル表記されている。

例えば、ハンドドリップの場合

「豆13g」 に対し 「中細挽き」で 「温度83℃」 「蒸らし40sec」「ネルドリッパーを使用」
「5投〜6投で150ml」


ちなみにこのレシピは 「My マンデリン 抽出法」だ。


確かにこの言葉だけで、全くの無経験者でもイメージはできるだろう。

ただ肝心の味に関してはデジタル表記だけでは限界がある。

これはまた改めて綴る事が出来ればと思うが僕は以前から

「言葉は曖昧で人間のイメージを全て網羅できない」と感じていた。

(だが日本語はなるべく多く伝える為の言葉も存在してるとも思う)

あくまでも個人的見解だが、
この珈琲の味も到底デジタル表記では全てを説明する事はできない。


口に含む前の香り(上立ち香)からの含み香、

苦味や酸味、

コク、

甘味、

旨味、

湯温が下がる過程の味 

豆の品種、焙煎度で若干異なるが、ものの数秒の間に身体に染み渡り、

じわじわと消えていく..... (余韻)


これらを人間は身体全体を通した感覚(アナログ)で感じる事ができる。

まさにフィーリング!


で、

この感覚時(ゾーン)は、

なんとなく身体が意識を超え自然に柔らかく動いてくれる感じもある。


よって

「デジタルで物事をある程度明確化し、分析予測して、アナログで本質を突き詰める(日々更新作業)」

が重要なのではないかと。




なんか.....



毎回こうして綴る前に大まかな内容は決めて

後はその日、瞬間に頭に浮かんだ、閃いた事を書いているのだが、


自分でも予想外の結末に収まる事に多少の驚きと面白みを感じてる(笑)

次回も引き続き楽しみながら綴れたらと思う。


では!!


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