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パンダ音楽祭の次回に期待すること

主催者が次回開催に向けての意見を求めるパンダ!みたいなツイートをされていたので、どさくさに紛れて少し書いてみようと思う。

パンダ音楽祭は三年目にして確立している感じはある。お客さんそれぞれが最高だと思えるお弁当と飲み物を持ち寄って、のんびりしながら音楽に耳を傾けて、会場狭しと走り回る子供も横目に入れながら「なんか幸せだな……」とほっこりする大人のピクニックっていうか。今年は早い段階で前売り券が枯れるという異常事態。出演者が誰々とかに左右されないイベント自体のファンがすごく増えたような気がする。

とはいえ、今年はまわりの人に対する配慮に欠けたお客さんが少しだけいたらしいのは少し残念(入場の時整理番号ズルして横入りする人。ひとりで席をふたりぶん使う人。泥酔して他人に迷惑かける人)

ROVO『宇宙の日』にも言えるんだけど、こういうルールやマナーに関して主催者に注意されることほど野暮いものはないんだから、参加者全員が暗黙の了解として守るべきだと思う。ましてやパンダ音楽祭にはたくさんの子供たちが来場する。この楽しい空間が禁止事項でがんじがらめになってしまったら嫌だべ?不届者に鉄拳制裁する怖いパンダも見てみたいけど、できればそういうバイオレンスな殺戮現場とは縁遠い遊び場であってほしい。

で、本題。

次回以降のパンダ音楽祭に出てほしいと思うアーティストだけどこれが意外と難しい。というのも今年の出演者がわりと『正解』だったと思うからだ。ギターパンダのコール&レスポンスによるつかみで会場が暖まり、奇妙礼太郎の声でグッと引き込まれる。栗コーダーのピタゴラスイッチを生で聴けるお得感にほっこり。チャランポの登場で子供たちが笑顔で会場を走り回ったかと思えば、マエケンの佇まいが夕暮れ時に映える。そして曽我部恵一で大きいお友達の感情が爆発してダム決壊→大団円みたいな。

とはいえ、それでは話が終わってしまうので愛のままにわがままに僕が出てほしいと思うアーティストを書きなぐるパンダ。

【その1 ボギー

知る人ぞ知るヨコチンレーベル代表。nontroppoなどバンド活動もあるがソロにおける観客巻き込み型パフォーマンスは絶対にパンダ音楽祭にハマるはず。物販でモンド画伯のポストカードも売れば完璧。

【その2 クリテツ

あらかじめ決められた恋人たちへ テルミン奏者。東京都公認ヘブンアーティストとして路上演奏や客いじりはお手の物だし、選曲の自在性とテルミンという謎楽器の相性の良さは大人も子供も楽しめるのではないかと。チャランポ小春姉さんとの上野大道芸人デュオとかあったら熱い。

【その3 勝井祐二×U-zhaan

ヴァイオリンとタブラで即興演奏というと敷居の高さを感じるかもしれないが、この二人は養護学校に呼ばれた際には童謡やスタンダードな曲も演奏したりもするので意外と柔軟性がある。毎年、パンダ音楽祭と宇宙の日は日程が近いので勝井さんがダメな時はGOMA meets U-zhaanという手も。

【その4 有馬和樹 from おとぎ話】

第一回パンダ音楽祭における松尾よういちろう、笹口騒音ハーモニカ枠というか。普段下北沢のライブハウスに出てそうなアーティストが一組いるだけでカラバッシュ界隈のお客さんを呼び込めそうなので。できれば牛尾くんと一緒に出ておとぎ話の曲をたくさん唄ってほしい。

【その5 七尾旅人

本人の出方次第で大事故になる危険性がなくもないが、子供たちの琴線に触れることのできる稀有なアーティストであることは間違いない。実際に彼も子供たちの前で唄うのが好きそうな印象もある。『Rollin' Rollin'』とか『どんどん季節は流れて』とか聴けたら絶対に泣ける。

他にも、向井秀徳アコエレ、あがた森魚、ホルモン鉄道、久土'N'茶谷、サカモト教授…たくさんいるんだけどキリがないので\終わりー/

あっ、チャランポは毎回出てもいいと思います。もはや象徴だと思われるので。


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