DTAカスタムオンリー2021エントリー作品一覧

DTAのコンテストは数あれど、どれにも各々の技術をこれでもかと詰め込んだ完成度の高い作品ばかりが並んでいる。正直、パテもできない、塗装もベタベタ、布服も台座の装飾もできない(やらないだけ)の私からしたらハイレベルすぎる戦いが横行しているわけです。が、もし……もしそれらを全て封印できたとしたら?もしかしたら初心者と熟練者が同一の土俵で戦うことができるのかもしれない……それともやはりカスタム能力でも圧倒されてしまうのだろうか?今回はそんな思いで「組み換えのみ」「塗装なし」「布服なし」「改造なし」「3箱のみ」「オリジナルのみ」というハードな縛りの中でのコンテストを開催。想像以上のエントリーがあり、私も大変嬉しいが、投票の前に一つずつ見ていこう。

投票フォームはこちらのほか、全エントリー紹介後にもリンクを掲載しておきます。

エントリーNo.1:シルフィーII ビート・トンファー仕様

台座に使う支柱パーツをトンファー仕様に組み込んだシンプルながら、シルフィーIIのスタイリッシュさを活かしたカスタム。トンファーに使用した支柱パーツは切り落とされているが、本人がこのツイートにリプライを送る形で修正版をアップしているので、一応こちらをエントリーとしました。

エントリーNo.2:オレンジ統一

シンプルかつ軽装。表情とボディがトライアル、手足と髪が秋シルを使用。コミカルキュートに描かれがちな四季シルフィーが一気に凛々しくなる。シルフィーのかっこよさに惚れた人たちには間違いなく刺さる。

エントリーNo.3:シルフィー1.5

シルフィーにシルフィーIIの装備をこれでもかと盛り込んだ重量感のあるカスタム。グリーンとホワイトの素体に黒い装備が異質感とヘヴィさを演出。全体的にパワーのある雰囲気にまとまっている。

エントリーNo.4:ウィンターインターセプター

武器のコストをカットしつつ、8枚のウィングを神々しく展開。白い翼に白いボディが、装備少ないながらも圧倒的な存在感を放っており、月の背景も相まって過剰に強そうな雰囲気を演出している。

エントリーNo.5:アグレッサー支援機

ここにきて素体+支援機というカスタムが登場。アグレッサー装備だけで構成されていると言いながら、そうは思えないほどの密度で完成されている。加えてこれを纏えるというのだから、DTAの無限の可能性を見せてくれるカスタムだ。

エントリーNo.6:シルフィーII/ピルグリム

フレア・レッキスのパーツまで持ち出しての大盤振る舞いカスタム。突起のついた盾と短いランスのような武器、そして腰回りの装甲やブースターが瞬発的に接近、そのまま近距離戦で仕留める突撃戦法を想起させる。カスタムだけで動きのイメージまで与えてくる。

エントリーNo.7:フレイヤ クラッシュアーム

箱3つまで、という高い制限の中、まさかの素体をパーツとして活用してくる破天荒なスタイル。大きな腕というだけならアリッサ・メリッサの使用を考える中、なんとボディと両足をクローに見立てての殴り込み。これには驚かされた。

エントリーNo.8:フレアストライカー

ボディ、肩、表情にシルフィー、その他の素体部分にフレアを使用した素体カスタム。基本的にストライカーの装備を踏襲しながら、フレアの腰についたブースターと、ストライカーのブースターで高速・高機動を実現したスタイリッシュな形。しっかりとろっくんまで浮かせているのが妙技。

エントリーNo.9:コケコッコ砲

メリッサ、シルフィーII、フレアを使用したカスタム。シルフィーIIの豊富な装備を使いたくなるところを、なんとボディを大砲に見立てる豪快なカスタム。鳥頭モードもパーツの使い方が絶妙。

エントリーNo.10:クロム ドラゴニュート

素体をパーツとして活用してくるカスタムが存在する一方、こちらはパーツを素体として使用してくる大胆さ。首の接続パーツを使って腕を嵌め込み、パーツで装飾するという前衛的ながら見事なカスタム。異形頭までできてしまう、DTAの可能性の凄さよ。

エントリーNo.11:スピリット・オブ・ウィンター

キンと冷えたブルーとホワイトのカラーリングが美しく鋭いイージーカスタム。あみあみシルフィーがやや入手難易度高めだろうか、それでも手軽に作成できてここまで綺麗にハマるのは鮮やか。

エントリーNo.12:ラブラドール

クロム大好きマンによるクロムの新装備。もうこれはこの形で販売されていたのでは?と疑わせるほど綺麗に決まっている。3モード変形+支援機分離形態という、驚くほどのプレイバリューが詰まっている。

エントリーNo.12:ケンタウロス

勝手に名前つけてごめんなさい。素体を下半身として四つ足を再現、余った腕もしっかり活用して剛力で屈強な印象に。ミサイル搭載巨大ハンマーはみんな大好き草冠パーツで保持するというアイディア。全体の見せ方から細かい点まで工夫が凝らされた逸品。

エントリーNo.13:ニィル

シルフィーIIイントルーダー3体重ねのパワフルさ。正面のシンプルながらに力のあるパーツ配分に、それを強化してくれる高い情報密度の背面ブースターが圧巻。この複雑な組み方も、連なったリプライに掲載されていて親切。

エントリーNo.14:STRIKE SHOOTER

一見すらっとしたスタイリッシュな表面に対して、設定と情報密度がこれでもかと詰められた背面。くるりと回して圧巻の楽しさと、格闘戦、射撃戦ともに活躍できるはずの、幅広い想像をさせてくれるこのカスタムが、使用キット二つだけという驚き。

エントリーNo.15:フレアtheナイト

遊びから生まれた大胆カスタム。赤いフレアのボディに赤と黒のシルフィーII Bのパーツがよくマッチして、しっかりとした統一感がGOOD。公式からもこんな感じの軽装フレア出して欲しい。

エントリーNo.16:面構えが違うヤツ

フェイス交換は王道オブ王道、個性を出すため一度は誰もが通り、誰でもできるやつ…だけど、そのわずかな違いが色味に統一感を持たせたり、ポージングの説得力を強めたりする。プレーンなシルフィーなのに、この強者感。

エントリーNo.17:シルフィー・ファインダー

ストライカーとスナイパーの装備をファランクスが繋ぎ止めているような、堅牢なカスタム。飛行からの奇襲、遠距離からの狙撃、近距離での攻撃、それに防御力の高さと、割と隙なしな構えでかっこいい。

エントリーNo.18:BIG-TRAMP

一瞬アニマギアか?と疑いたくなったが、その正体はカスタムされまくったミレニア。まさかの頭部をなくすことでDTAのボディだけを使った細身で軽量なシルエットを実現。ミレニアのパーツは応用性が高すぎる。

エントリーNo.19:WWスレイヤー

勝手に名前つけてごめんなさい。ダブルウィザードスレイヤー…魔女殺すみたいだけど、ウィザード装備を二つ使用したシャープなデザインを、スレイヤーで強化、といった雰囲気。その場で浮いて戦う雰囲気がモードチェンジ後には一変して前方突撃型なスタイルになるのも好き。

エントリNo.20:みれにあざうらー

でっかい怪獣にカスタムされたミレニア。足がハンターのクロー、尻尾がスピアーの槍とミレニアらしさを残しつつ、しっかりとまとめあげた見事なカスタム。表情が「こんなことできるんか…」みたいに自分でも驚いてる感じなのも可愛くて素敵。

エントリーNo.21:エンデ

全体的な情報密度が非常に高く、どこにどのパーツを…?と何度も見返してしまう。ゴーグルが一瞬レギュレーション違反か?と疑いはしたものの、なんとこれはアリッサの指の針金。この使い方は前代未聞で驚いた。

エントリーNo.22:光と闇

ジャバウォックハンドをシルフィーIIのバックパックを使用してスカートのように接続。ジャバウォックハンドの活用方法に頭を悩ませていたので、こんなカスタムは目から鱗。

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DTAカスタムオンリー2021コラボ

さて、ここまでは「オリジナルラインを使用したカスタム」を見てきたわけだが、それだけでは満足できないユーザーも多々いるのも事実。そこで、「コラボアイテムも使用OK、それ以外のルールはキープ!」という、コラボカスタムオンリーも同時開催した。こちらのエントリー作品も見ていこう。

エントリーNo.C01:ハバキリカスタム

朱羅に付属するハバキリを改装、支援性能と飛行能力をアップさせたガッツのあるマシン。防御力の上がった朱羅と、レールガン装備で敵を一掃するハバキリカスタムはまさに剣と盾、最強のコンビネーションを感じさせる。

エントリーNo.C02:女子高生フルバースト

銃火器を扱うリトルアーモリーに、さらに銃火器をマシマシ、大艦巨砲主義を体現した超火力カスタム。一斉射撃で目の前のどんな壁でも切り開いてくれそうな頼もしさを感じる。

エントリーNo.C03:一撃離脱狙撃手

勝手に名前つけてごめんなさい。朱羅の身軽さと、重装女子の精密さを併せ持ったカスタム。身ひとつで狙撃ポイントに到着、撃破後、発見される前に再度武器を飛行メカへと変形させて飛び立つ、まさに自由自在に移動するスナイパー。

エントリーNo.C04:ドヤ魔神さん

圧倒的な貫禄、はためくマント、そしてこの顔である。戦闘能力に変化はなくとも、その見た目で圧倒されれば、相手の戦力をダウンさせる力がある。強そうな見た目はそれだけで精神攻撃になるのだ。

エントリーNo.C05:スカウト・ザ・ネルフィック

マリの装備がフィーネのカラーリングと綺麗にマッチ。どこかガーリッシュでキュートな雰囲気を持ちつつも、スカウトの隠密性の高さとスナイパーライフルの精密射撃は相性抜群。可愛い顔して恐ろしいとはこのこと。

エントリーNo.C06:タチコマアラクネ

コラボOKとしたら出てくるであろうと予想された、大型アイテムを使用したカスタム。それでも一箱カウントなので許可されました。タチコマをベースにアダムスの器のパーツをつけて禍々しいが、救護を目的として活動する設定にギャップ萌え。

エントリーNo.C07:セイバーオルタ/アーチャー

名前がセイバーオルタなのにまさかのクラスチェンジ。でもこの大火力で敵を一掃してやろうという気概は彼女らしい。手に持つは大砲だが、その構えのせいか素体のせいか、剣にも見えてきてしまう。

エントリーNo.C08:セプトちゃん

従来のメリッサよりも、少し身軽で気品を感じる雰囲気に仕上がっている。手にした武器は少し短く取り回しやすさがアップ。ふわりふわりと戦場を踊るように戦い回る様子が見えてくる。

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やはり力作が揃ってしまった。私も一応、作例として「マーヴェリック=ツヴァイMカスタム」というのを出してはみたが、カスタム制度も統一感も今回エントリーされたどれにも遠く及ばないと感じた。すげーやつはどんだけ制限つけてもすげーのだ。

今回印象的だったのは「縛りプレイ面白い!」と言われたこと。個人的には、DTAのユーザー増加……これを見て「これなら自分もできそう!」と感じてもらうことと同時に、PD氏に「オリジナルでもこんだけ遊べるからもっともっとオリジナル出して!」というアピールを目的としていたんだが、どうやら既存ユーザーの想像力にも火を付ける結果となったようだ。このパーツこう使えるのか!みたいなひらめきが色々あったと思う。私もめちゃめちゃあったし、中にはハイレベルすぎてパーツは揃ってんのに真似できねぇ、みたいなのもあって、見てるだけですごく楽しかったし勉強になった。また2回目もいつになるか開催したいと思わせる内容だったので、その時はまたぜひよろしくお願いします。

今回、公式のカスタムコンテストや店舗コンテストの開催もあったにもかかわらず、その合間で参加していただいた皆様、作品を見たり、拡散してくださった皆様に、心からの感謝を。

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