小学生の頃の夏。

夏真っ盛りである。最近思い出すのは、小学生の夏休みのことだ。

ワイドショーを見ながらカップ麺を食べる。午後からのドラマを麦茶を飲みながら見る。

家の中で過ごす日々であったが、いかにも「夏」らしかったのだと、最近しみじみと思う。

あの頃と比べて、自由度は格段に上がっている。自動車を運転して、好きなところに行くことが出来るし、ある程度のものを自由に、好きなタイミングで買ったり、食べたりできる。

なのに、どこか満たされない気持ちなのはなぜだろうか。
きっとあのときの、1日、1日を生きていた感覚は二度と味わうことは出来ないだろう。

幼少期の経験は、今の人生に大きな影響を与えている、と言われている。あのころの経験は、今の自分のどこに生きているのだろうか。」

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