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乗り鉄活動しようとしたら旅程崩壊しかけたお話(2024年4月韓国訪問記2)

KTX-이음731(板橋~忠州)~무궁화4301(忠州~提川)~ITX-마읍1192(提川~清涼里)
すべて2024年4月3日乗車

ソウルに着いてからやることは大抵決まっていた。その中で気になってた路線があった。

中部内陸線と呼ばれるこの路線、新線で高速鉄道車両が走っているものの、単線で線内の全駅に止まる高速鉄道とは何かと問い詰めたくなる路線である。
しかしそんな路線、致命的な問題がある。

1日4往復しか走らない


これに乗ろうとすると時刻表をにらめっこしないといけないし、その先どのように行くのかも考えないといけない。
幸い、両終端駅には他路線が乗り換え可能となってるので単純往復とはならないのは有り難いところ。

とりあえずソウル到着してから速攻切符を発券

それを疲労困憊状態の空港鉄道直通列車の中で考えながらコース策定。板橋~忠州~提川~清涼里と実質一筆書きにしてみた。
そして券売機でなんとか発券。
後は発車時間に合わせて移動......…

寝坊事件現場

はい、寝坊しました。


しかしながら起きたのが出発5分前。猛烈に急いで出発支度をして飛び出すように宿を出発。
途中乗換が何度か有ったのですが、流石首都圏。

人が多すぎて進めねぇ


特に9号線なんか東京の朝ラッシュレベルの混雑で酸欠なりそうになる。まぁ地元の朝ラッシュが生温い位の混雑であることを再認識。
さらに乗り換えた新盆唐線も都心部から離れる路線なのに大混雑。さらに駅間が長いんですよあの路線。遠いところまで通勤お疲れ様です。

やっと高速鉄道の始発駅に到着。発車5分前です。

改札があったのですが、どこにも切符を通す所がなくて途方に暮れてたら切符のQRコードをかざせば入れるそうで。
ホームに慌てて降りると車両がお出迎え。しかし、いつものスクリーンドアで車両が見えねぇ
さらにドアの無いところはしっかり閉鎖されてるのでまともな写真撮れず。
座って少ししたらドア閉鎖。ゆっくり発車。
よく考えたら通勤電車のホームに高速鉄道の車両って日本ではあり得ないなと発車してから気づく。

発車してしまえば早いもので、途中駅までは少し遅かったものの高速鉄道線に入れば.......あまり早くないような。
しかも途中駅全てに止まるものの、どの駅もスクリーンドアで見えず。ホームの無い側は見えるものの、見事な田園風景。
車窓も田園風景がずっと続いて観光目的で乗る路線ではないなと思ってたら終着。
1分遅れ着。しかし乗り換え先の무궁화호の乗り換え時間が迫ってるのでさっさとホーム乗り換え。

経由地が多いサボ。乗り間違え防止か。

ここからはまた무궁화호の旅。こっちの方が楽しい。ホームに降りた途端に列車到着。
KTXからの乗換客はあまり居なさそう。というのもあまりにも乗り換え時間がタイトなので別切りで切符を出さないと行けなかった。

さてこの列車、東大邱から栄州行なんですが、相当遠回りしてますね。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%A0%E5%8C%97%E7%B7%9A

普通、その区間なら中央線乗ればすぐ着くのに態々忠北線まで遠回りして中央線に戻る謎列車。
なのでサボもたくさんの経由地を書いて乗り間違え防止に勤めている模様。多分所要時間が相当違うので....…

車窓はこんな感じ。線形が良いのか100km位出ても揺れなかった。でも駅はゆっくり通過。

客車列車は低床ホームでしか止まれない。

提川駅。KTXが来る駅なので高床ホームと低床ホームを分離してる。
なので在来線はかなり奥に止まるのですが

駅舎から無茶苦茶歩かされる


それが在来線の宿命。

どうやら駅横には大きなヤードが有るらしく客車が放置されたり、車番が切り取られた廃車体が止められたり。
貨物列車が沢山来てたが、日本の貨車に比べてサイズがでかいような。積み荷はなんだろうね。
で、やることは無いのでさっさとソウルに戻ります。ここでは10分程度待ったら新型特急列車ITX마음が来るとのことでこれも発券済です。

乗り換え時間が10分程度しかないので駅舎の待合室覗く程度しかないな、と思ってたら6分遅れ。
一瞬だけ駅舎を離れて速攻ホームに。

少し肌寒い中6分程度遅れてITX마음が来ました。
座席はこんな感じ。微妙に座りにくいが、座席と座席の隙間にコンセントがあるのは有り難い。
この区間もKTX用にトンネルと直線線路で車窓は期待できない。山陽新幹線じゃあるまいし。
原州でまとまった乗降客が有ったものの、座席がそこまで埋まるということもなく。
まぁ、提川駅も原州駅も観た感じ市街地から遠そうだったのでバス利用がメインなのでしょう。

微妙にガクガクした揺れと微妙に座りにくい座席だったものの、トンネル続きの車窓でいつの間にかソウル市街地に。はい、寝オチです。
乗客がガサゴソし出してから終着駅近いんだろなと思ってたらまもなく着きますと。
出入口に乗客が集まってたので頃合いを見て車内を撮影して降りました。

清涼里ってたまにしか使わない駅なんですが、春川に行く時はこの駅から乗った。当時は駅ビルなんて無かったから明るかったが、今はビルの真下で暗ぇ。
丁度KTX이음が発車。ここなら車両がしっかり撮影出来るし。
そして奥の車庫には先日引退した특실무궁화が停車中。
새마울客車を利用したこの客車、この撮影した2024年4月末、ひっそりとその役目を終えた。
本当はこれにも乗りたかったが、当時はもう一般車に格下げされておりその客車に当たるか分からないし、そもそも時間がなかったので泣く泣く写真のみでお別れ。
とりあえず今回はこれまで。長文でしたが有り難うございました。



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