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Explayerの本棚ーVol.2 南浦涼介先生ー

「Explayer の本棚」
Explayer =自分のワクワクを探究し続ける者たち。そんなExplayer たちの本棚から、彼らの思考をのぞいてみようというチャレンジです。

第2回は、東京学芸大A類国語科の南浦涼介先生の研究室の本棚を紹介します!

南浦先生は、大学の授業では日本語教育を中心に幅広い分野を教えられています。
「せんせいのーと」でも紹介されているので、こちらもどうぞ!https://www.u-gakugei.ac.jp/tguweb/sensei/note06.html

早速本棚をのぞいてみたいと思います!


棚ごとに分野が分かれていて、ラベルが貼られています。
しかも分野も日本語教育、言語教育、言語政策など、似たような専門分野の小西先生の本棚と比べて種類が多いのが印象的です。

こちらは日本語教育のエリアですね。
…気になる一冊を発見。

南浦先生「ポケモンGOの製作者のこの方は、小学校の頃中国から転校してきた人なんですよ。
この方の人生を通じて、外国人児童生徒に対する教育として大事な視点をみつけよう、という研修を行ったりもしました。本についている付箋は、その時のものです。」

入り口は「教科教育」


南浦先生「興味の出発点は教科教育。そこから外国にルーツのある子どもたちの教育に関心を持ちました。」
教科ごとの習熟度を図る以前に、日本語で書かれた教科書の内容が理解できない子たちもいる。その子たちに適した教育のあり方に興味を持ったのが始まりなのだそうです。

南浦先生「今の日本の学力論は、能力のある子の学力を目一杯伸ばそうという議論と、授業に追いついていけてない子をケアしようという議論が交わっていない状態にあります。そこを結び付けていこうとしています。」


他の分野を繋いでいく「Edu Knot Lab」


南浦先生「学芸大はいろんな分野の先生がいらっしゃいます。それぞれの活動は興味深いものだが、なかなか異なる分野同士で交わることは少ないです。それは教員だけでなく学生も。
方向性の共有とそれぞれの活動の共有ができたら、異なる分野同士の活動の結び目ができていくんじゃないかな、と思っています。」

南浦先生も小西円先生(Vol.1より)と同様、「Edu Knot Lab」で活動されています。https://twitter.com/edu_knot

こちらは『ズッコケ3人組』の作者の那須正幹先生が書かれた色紙。
「子どもが背伸びしてでも読みたくなる本をたくさん作り出す」、そんな那須先生から学び、子どもを夢中にさせる授業作りを考える会を開催したこともあったそう。

本棚の端にこんな写真も。

お子さんの写真だそう。可愛らしい。…ちなみに「い」はないそうです。

幅広い分野で活躍される南浦先生。本棚の内側の分野の広さしかり、本棚の外にも分野を超えて面白がっていらっしる様子が感じられました。
お忙しい中ご協力頂き、ありがとうございました。


ではまた次回。

byなっちゃん

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