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モデルデー - 2024年3月2日/Day3

・昨日ローマに移動し1泊、今日から2日間は丸1日観光に使える日である。

・ホテルの朝食は「コンチネンタルスタイル」という、パンとコーヒー、あれば火の通っていない食材が出される形式だと事前にきいていた。まあホテルの朝食には期待せずパン1個とコーヒーだけ飲んで、バール(bar)でカプチーノと甘い菓子パン食うイタリア人朝ごはんしちゃおうかな…?と思っていたら




・ブクロサイコーーー!!!!!

・勝手に料理が出されるのかと思ったらセルフサービスと言われビュッフェ形式だった。自由に取れるところには大量の甘い菓子パンとハムやらサラミやらチーズやらがズラリと。そして飲み物も自分たちで選んで作ってもらう形式だった。

・朝ごはんで飲み物をきくとき普通 Coffee? Tea? で終わりだと思うんだけど、Coffee? Tea? Cappuccino? ってきいてきてイタリアみが深いなと思った。ほんとにカプチーノそんなに飲むんか。ちなみにCoffeeを頼むとエスプレッソが出てくる。


・バールでやりたかった、甘いものとカプチーノ食うやつもうホテルでできるやん!!!神!!!!貧乏育ちでビュッフェをやるととんでもない量食うので、生ハムやサラミやチーズ含め大量に食い、きちんとイタリアの朝食文化を味わった。



・そして外出。ローマは嬉しいことに観光名所が徒歩だいたい2,30分くらいの圏内にギュッと詰まっており、まず最初に向かったコロッセオもホテルから歩いて15分程度であった。


・ミサンガ売りなどの観光名所あるあるをフル無視し入場。近くにある柱とかもろもろは2000年くらい前からここにあるのか…と考えると趣深い。

黒い物体(たぶん熊)が昇降機で上にあげられている


・この模型がいちばんリアルに「命をかけた戦い」を実感できた。本当に熊とかの猛獣が舞台に放たれてヒトと戦っていたということがよくわかる。犯罪者やら金を返せない人やらがここで戦わされてたというから、まさにカイジなどの描写がリアルにここで起こっていたということ。

・建物の大きさとかも含めすごい観光地だった。歴史は面白い。

溝は地下通路。昔はここに床が張られていたがなくなった


・昼飯。Matricianellaという大衆レストランを予約した。アマトリチャーナ(amatriciana)となんかつづりが似ているな、というのは後から気づいたのだが、きちんとアマトリチャーナが名物料理らしい。

・メニューを渡してくれた店員さんが
「ローマの料理の伝統を味わいたいならアマトリチャーナかカチョエぺぺを食いな。トリッパもええで」
とちょっと早口でオススメしてくれた。僕の耳には「特に日本人お前らカルボナーラ食いすぎ。にわかだぞ。アマトリチャーナかカチョエぺぺ食わなきゃ話にならんで」としかきこえなかったが、そのオススメもありきちんと名物のアマトリチャーナを頼むことにした。


・濃厚でうますぎ!!!!パスタの肉にグアンチャーレ(豚のほほ肉を熟成塩漬けさせたもの)が使われているが、その肉の油が強く旨味を出しつつ、トマトとチーズの味も上手く主張してくる。パスタもアルデンテの生麺。旨味が強すぎて脳みそがついていけない。残ったソースをテーブルチャージのパンにつけて食いたかった(下品なのでNGだそう)。

・イタリアの料理は全体的にしょっぱすぎて食えないとコメントする人がけっこういるが、たしかに人によってはそうかも。塩味はそこまで強くないと思うが、旨味、濃厚さが非常に強い。ワイは濃い味大好きギトギト人間なので(汚そう)、とんでもなく美味しく感じる。


・しょっぱいものを食べたら甘いものを食べたくなるのがデブの特徴。Giolittiという有名なジェラート屋がすぐ近くにある。

・濃い。イタリア語でgelatoはただのアイスクリームの意味で、ジェラートときいてさっぱりした系のやつを想像してたらとんでもねえパンチを食らった(さっぱり味もあったよ)。

・Caramelized figとなんとかアーモンド味を半々で食ったが、美味すぎ。すべてが濃い。舌と脳がとっても喜んでいる。

・Caramel, Salted Caramel, Caramelized figとキャラメル味が並んでいて、いちじくっていちばん選ばれづらい選択肢だと思うんだけど、なにかがビビっと働いて選んだ。大正解。いちじくが甘ったるすぎないように働いてて最高。うま。

・いまのところ、イタリアの飯はうまいもんしかねえな!最高!と思っていた。このときは。


・メトロでバチカン美術館まで移動。オンラインでチケットを買うとき学割を選ぶと1500円近く安くなるので学割を選んだが、入り口で学生証を提示しろと書いてある。

・日本の学生証は有効にならない場合も多く、確実に行くなら国際学生証を作るべき。無理なら英文の在学証明書でゴネてみましょう。という知恵袋を見た。

・ワイは英文の在学証明書を取れたのだが、同行者が時間の関係で英文を取れず、国内で普通に使う学生証しか持っていなかった。

・もし日本の学生証が認められなかったら一般チケット売り場に並び直すことになり、1時間くらいは持っていかれる。イタリアの人と英語でバトルしてなんとか日本の学生証をゴネ通すしかないか…とかなり気張っていったが


・学生証の提示などなにも求められなかった。なんだよおい〜ビビらせるなよ〜

・俺ら2人はけっこうガキに見えるのか。行きの飛行機でビールを頼んだとき、CAに「18歳超えてるよね?大丈夫?」とめっちゃきかれた。24歳です(大恥)と言ったら I trust you. と返され、年齢の確認されるほどなの?と思ってた。

・俺らがガキに見えすぎて「学生証確認せんでもええやろ…」と思われたか、面倒だからだれにも確認してなかったのかわからないが(たぶん後者)、1つの心配事がなにもなく通過でき胸をなで下ろした。


・バチカン美術館には宗教美術の展示がズラリ。旧約・新約聖書ははるか昔に教養として読んだが頭に内容は残っておらず、ほとんどよく分からなかった。システィーナ礼拝堂の神聖な、張り詰めた雰囲気だけはよくわかった。


・バチカン美術館のロゴかっこよすぎ。このメガネケース、いい具合のグレーにロゴが映えてて一目惚れした。仕事が始まったら裸眼を貫くのは難しい気もしているので、これを機にメガネを買おう。

・金色にロゴが入ってるタンブラーもあった。会社のオフィスとかでこのタンブラー置いて仕事してるやつがいたらセンス良すぎて感動してしまう。かっこええな〜

・ホームページとかの表記はmuseiなのにグッズ関連と一部の掲示だけmvseiになっている。なぜ?Aを4にしたりIを1にするみたいなことするんすか…?バチカンさん…?


・夜はバチカン付近の Trattoria Ragno D'oro という店に入った。ここで本場のカルボナーラを初めて食べたわけだが

・グアンチャーレがうますぎるな。本体の味は日本のハイレベルなカルボナーラとあまり変わらない。生クリームがあるかないか、と過程は異なるが、本体の味はかなり近いように思う。

・しかし日本ではベーコンを使っているところのグアンチャーレがやっぱとんでもない。肉の旨味で拳ができて脳を殴られている感覚。強い旨味が脳を直撃する。単体で食べてもいいが、パスタに混ぜると塩気がほどよくクリームと混ざって最高のバランス。

・しかもこのレストランは値段が安い。パスタ1皿10ユーロくらい。他の店はだいたい15-20ユーロくらいが多かったので1000円近く安いことになる。どうしたらそうなるの???

・ディナータイムが19時スタートだったが、18:58の時点でもう10人くらい待っていた。そりゃ安くてこんな美味しいんだもんね。



・Day3, ローマ丸1日の1日目はこのへんで。この日は普通に観光として良質すぎてなにも面白いことが起こってない。ただ自分が体験したことをアウトプットしているだけの日記。海外旅行の1日としては最高の日だったと思う。

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