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個人研究室からの退室

2004年度に新設された所属学部に移動して18年間利用してきた個人研究室から3月中旬までに退室しなければならなくなった。定年退職後、5年間は任期制契約教員としてフルタイムであったので、他の同様の教員とシェアして利用させてもらえた。しかし、4月からは非常勤講師となるので、ついに退室の時期がやってきてしまった。どうせなら、2月末で退室した方がメリットがあったので、本日までに全て片付けて、4連の本棚にあった和書・洋書約500冊は、自宅に持ち帰れない事情があり、ほとんどValue Books(一番良心的)に売却し、いくらかの売却益を得た。書籍は10年を過ぎると、高額な洋書でも価値がほとんどなくなるので、期待外れの結果であったが、致し方ない。研究予算で購入して、使用してきたサーバ、PCなどは、自宅に持ち帰って使用するもの以外は、破壊したりして、処分した。それでも結構残った機器類は持ち帰り、書斎に置いてあるが、さて、これからどこまで使用できるかの判断をし、徐々に片付けながら、できるだけ利用していくつもりである。まずは両方とも一体型の高額なコンピュータだが、まだ新しい方だし、使い勝手の良いWindows PC (VAIO 24')とiMac(27')は自宅で使うことにしている。自宅のインターネット回線は光(1GB)で、wifiでつなげるので、動画視聴もスムーズにでき、大きなファイルのアップロードやダウンロードも大きな問題はない。
 年中冷暖房を自由に使え、快適であった個人研究室が利用できなくなり、一抹の寂しさを感じているが、これも人生での転機(試練?)であり、抵抗しなければならない。これまで以上に自宅でのリモートワークの時間が増えるが、大丈夫だろう。
 あとは2日後に事務室に鍵を返却し、冷蔵庫と電子レンジを欲しい人に引き取ってもらい、廃棄処分のデスク1つをお願いして、IPアドレスや駐車許可証を返却すれば、良いだけとなった。

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