今や再登場は禁忌…? メビウスフェニックスブレイブ再登場について思うこと

 どうも、明日碓です。鳳幸です。メビセゴルです。挨拶が定まんないね。仕方ないね。そんな機会ないからね()

 はい、深夜テンションでなぁんか書きたくなって書き始めてみましたが、書き途中のやつを進めるか、または二次創作を新しく書くか、はたまた普通にこうやって雑談チックにするかで迷った結果、ストーリー考えるのは頭使うので眠い時にはやめとこうって思ってこうなりました。はい()

 え? じゃあこのテーマも頭使うからダメ? …その通りなんだよなぁ()

 いやでも、せっかくの機会だし考えてみますね。コーヒーでも飲みながら。小説を書くのはゼロから作ってかないといけないけど、こういうのは自分の中にある考えを書く感じだから創作よりは楽ではあるんですよ。まぁテーマが深刻だから軽んじちゃいけないのはわかってますけどね。だから考える分にはちゃんと真剣にね。やりますとも。



 まず、タイトルにあるメビウスフェニックスブレイブについてのおさらいをしておきましょう。あ、ちなみにネタバレ注意ですよ。この形態の誕生経緯を知りたくないって人は…いやコレ見てる人の中にはいねぇか。じゃあいいや()


 フェニックスブレイブが生まれた経緯としては、これが誕生する50話から遡る事2話、つまり48話にして最終三部作Ⅰ『皇帝の降臨』から話しましょう。

 まずこの話では、かつて29・30話にて僅か単騎でメビウス達を絶望の底に叩き伏せたインペライザーが13体という大勢やってくる所から始まります。

 たった一体、それだけでメビウスもGUYSも、そして更に救援に来たタロウの全員の総力を合わせてた上でも全く歯が立たなかったような絶望的なまでの強さを持っています。この戦いの顛末は、ご存知の通りそれまで『GUYSとウルトラマン』『GUYSの中のヒビノミライ』という二種類の大いなる信頼と友情が培われた結晶であるバーニングブレイブへの覚醒によってようやく撃退できて終わっています。

 しかし今回、そんな単騎ですらも強敵だったインペライザーが尖兵に過ぎなかったというタロウの言葉の通りに大勢で押し寄せてきたわけです。もうここだけで『ユルシテ…ユルシテ…』って言いたくなるレベルですよ…。

 それだけの脅威を相手にしたメビウスもGUYSも疲弊しきり、戦力も底を突いてしまう49話、最終三部作Ⅱ『絶望の暗雲』。でもこれ凄いのが、海外の各国GUYSの協力ももちろんあってですけど、13体の全てを撃退してると思われるんですよね。少なくとも日本に上陸した複数体は確実に撃破しています。かつては総力戦でようやく倒せたインペライザーを、メビウス個人で3体も倒してます。そしてGUYS  JAPANは2体…それも片方は必殺技とでも言うべきインビンシブルフェニックス・パワーマキシマム一発で。メビウスの成長と地球人が長年で積み重ねてきた技術の凄まじさが伺えますね。(撃破数まちがえてたらごめんなさい、確認する前にに記憶だけで書いてます)

 インペライザーを撃破したからって、そこでは終わりじゃありません。本当に恐ろしいのはここから。ついにラスボスの登場…暗黒宇宙大皇帝・エンペラ星人の降臨。ただでさえギリギリの追い込まれた状態で降臨した絶望に、救援に来たザムシャーもツルギも倒れ、ついには命を振り絞って変身したメビウス=ミライさえも、ウルトラマンの光の細胞を死滅させる効力を持つレゾリューム光線を前に消滅してしまう…。暗雲立ち込め、こんなにサブタイトルが似合う状況があるかって思うような絶望的な状況に陥りました。


 だがしかし。ここで折れないからこそ、あの姿に意味がある。消滅したと思われたミライ、実はリュウさんに託されたナイトブレスの力で一命を取り留めていました。『まだ俺達にやれる事がある』…そう呟いたリュウさんは再び戦地に赴き、ナイトブレスを再起動。そしてその手を前に差し出す。そしてその上に同じ様に手を重ねる仲間達。そして最後に乗せた手は、まさに不死鳥の様に蘇ったミライその人の手。メビウスブレスが起動し、光の帯はGUYSのみんなを包んでメビウスの輪の形を成してゆく…。

「GUYS! SALLY  GO!」

 サコミズ隊長の号令。

「G・I・G! メビウーーーーーース!!!!」

 掲げられた輝ける6本の腕。皆が光に包まれ、火柱は上がり、その中から生まれその場に立っていたのは50メートルの巨体を誇る『一体の』巨人。そう…これがメビウスフェニックスブレイブであり、GUYSのクルーがひとつになった姿。不死鳥の名を冠するにふさわしく、死の境界にまで追い込まれた中、虚無と絶望をという灰の中から生まれた一閃の希望。それはその世界の何もかもの結晶であり、集大成であり…これを容易に短い言葉で表すことは俺にはできません。1年分か、あるいはそれ以上の重みが含まれてるんですもの。


 これがフェニックスブレイブの誕生経緯というわけです。前置きにしちゃあ長いよって言われてそうだけど許してください。だって俺だよ? この話題ともなればおかしな脂の乗り方にもなるよ。しかも深夜テンションだし。うん…すいません。こっから本題っす。



 こういった感動的な爆誕を果たしただけに、この姿と場面の人気の高さはシリーズの中でもひとつ飛び抜けている印象です。が、同時にデリケートでもあります。価値が高いものがデリケートと言うのは当たり前ですが、そのデリケート具合は多分ウルトラシリーズの中でも相当高いでしょう。

 いや、このシーンそのものがデリケートと言うよりは、この姿に再びなるっていう事がめちゃくちゃデリケートな問題になってくるんですよね。


 この姿、一見すると『メビウスとヒカリがいればなれる』って思っちゃいそうになるんですが、さっき述べた通り鍵となるのがGUYSメンバーとの融合。あの六人である必要がある、と。単なる合体ウルトラマン(通称・スーパーウルトラマン)ではなく、強い絆で結びついた彼らが居ればこその姿であると言う条件は非常に重要視されます。事実、そうして多くの地球人の細胞を取り込み、純粋なウルトラマンではなくなったお陰でレゾリューム光線も弾き返せてましたし。

 あとこれはわかんないんですが、もしかしたらリュウさんが変身したヒカリである必要がある可能性もあるのかなって思うんですよね。地球人との絆や物理的な融合が必要となると、相方であるヒカリが単なるヒカリである以上にリュウさんである必要があるかもしれない。これは『メビウスとヒカリ』ではなく『ミライとリュウ』じゃなきゃいけないんじゃないかと。あの二人は特に強い結び付きがあるので、そういう人と人としてのバディである必要性ももしかしたら絡んできたりしないか、と思うんですよね。


 ともかく、前述の通りフェニックスブレイブは地球人…それもCREW  GUYSとの絆の結晶である姿であり、物理的融合が必要不可欠。ですが、この設定の…この…悪い言い方になってしまって申し訳ないんですが、厄介なことに設定上は今の光の国はメビウス本編時より何千年と経過していることになっています。少なくとも、タイガは生まれてないと言うトレギア物語での記述を参考にするなら少なくとも5000年は経過しているらしいです。ただウル銀が1万年後とも聞いているので、この辺りは曖昧にはなってしまいます。

 肝心なのが、『人間の寿命を遥かに超える年月が経っている』と言う事。悲しい事に、今はもうあの時の彼らは…。

 これにはタイガのボイスドラマで語られた通り、メビウスもひどく苦悩してきたそうです。『離れていても心は繋がっている』といくら綺麗事で押し固めようと、現実は残酷。寿命の違いを恐らく誰よりも明確に受け止め、悩み苦しんだのってメビウスくらいなんじゃないでしょうか。しかもそれを、どんな誰よりも絆を深めた彼が悩むからこそ事の深刻さが伝わってきます。



 さて…ただでさえハードルが高い条件な上、時代背景的にも叶わないような幻の姿と化したフェニックスブレイブ。まぁ普通に考えれば、当時の再現をするとなるとマジで無理ってなっちゃいます。正攻法ではやれんでしょう。タルタロスのような規格外の存在がいるとはいえ、彼のようなイレギュラーな力を頻繁に利用するわけにはいかない。完全に復活させるのは無理があるって言うのがやはり現実です。

 でもね。正直見たいんです。もちろん批判もあるでしょう。どれだけ大切な姿かって言うのは俺も重々承知してるから、だからこそ『出すな』って言う意見が出るのもわかるし否定しようがないです。でもね…俺まだまだ子供だからワガママなんですよね。無理ってわかってても見たい。それが正直な気持ちなんです。だから、こっちが納得できる様な理由づけさえしてくれるなら出て欲しいんですよね。



 じゃあどんな形でなら出れるだろう…と言うのを考えたい。もちろん完全に同じ状態では出れないのは理解しています。例えば地球人と融合してないから、あの時みたいにレゾリューム光線を弾けないみたいな条件は付けて然るべきでしょう。ただ、そうやって抑えつつも根拠に無理のない出し方はないだろうか…と言うのを考えたい。


 例えば、代わりにウルトラ4兄弟を合体させるのはどうだろう? リュウさんを除いた四人はそれぞれ、暗黒四天王の回で何かの疎通が為されていました。そして最終決戦の時にもエールが送られていた。繋がりはあるんです。マン兄さんはテッペイさん、セブン兄さんはコノミさん、ジャック兄さんはジョージさん、エース兄さんはマリナさんと。有名な裏話としてGUYSの4人がこの兄弟たちに変身すると言う初期案があり、それに向けて設定にもそれを示唆させるようなものが盛り込まれていました(例えばコノミさんのメガネや、ジョージさんの流星シュートなど)。

 もしこの初期案を拾う形で、フェニックスブレイブ再誕に際してこの4人の兄さん達が力を貸してくれたらどうでしょう? あの時あり得たかもしれない仲間達の姿をした彼らのお陰でフェニックスブレイブになれたら…? こういうの、坂本監督辺りやってくれそうな感じしますよね()


 ただこれのデメリットとして、これやるとメビウスインフィニティーと被っちゃうんですよね…。あの姿はあくまで『ウルトラ兄弟の絆の結晶』であり、GUYSとは無縁に等しい姿。それと近しい事になってしまうと、フェニックスブレイブとしての存在意義とズレが生じてしまいかねません。エモいっちゃエモいんですけど、これ単体だと危うさが残ります。



 となると、やはり『アレ』の出番ですね。勘のいいガキ(おいなんて事を)の皆さんならお気づきでしょう。というか早よ話せよって思われてそう。

 そう、トライガーショットです。前述のボイドラでのエピソードの後に光の国に届いた、地球からの贈り物。GUYSのかつての仲間達の声が籠った、メテオール搭載型携帯銃。多くの方が思っているでしょう、やはりこのアイテムが鍵になるのは間違いないと思います。地球人との絆の象徴として一番ふさわしいアイテムですからね。

 そもそもこれが送られてきた技術も、音声収録も、メテオールがあったからできた事。メテオールとは言わずもがな、地球人がウルトラマンに報いる為の技術。ウルトラマンに頼らずとも自立して戦える程の強さを持つ、ある種のウルトラマンに対する卒業を示せるくらいの技術です。

 あの地球ではそもそも、ウルトラマンという外来種に守られてきたという歴史から、リュウさんはじめ『地球は人類自らの手で守り抜かなければならない』という意識が強くありました。だからメテオールも危険とわかりながらも制御しながら使ってたわけですし。だからメビウスとGUYSの共闘は、単なる助け合いとか仲良しこよしの関係じゃない。地球人側は自立心を持って、あくまでも自分達の手で守ろうとしていた。そしてそこにたまたまメビウスが来た。本当の意味で『肩を並べて戦っていた』んです。ただ助けられるだけじゃない、自分達も並列して戦う。その為の技術がメテオールなんです。

 もちろん、何もウルトラマンが必要ないって話がしたいわけでもないですよ。守られっぱなしではいけない、地球人として自分達の星を守らなければいけない…そういう覚悟を示す事が、今まで守ってくれていたウルトラマンへの恩返しに繋がるんじゃないかと。そして、もう守られるだけの存在じゃない…同等の存在として戦えるってのを見せる為の表れがメテオールなんですよね。きっと。少なくともサコミズ総監はそう思ってるはずだし、ファイナルメテオールも作られてないと思います。

 そんなウルトラマンからの自立を示す技術であるメテオールを、メビウス…いいえ、『ヒビノミライ』という一人の友人へのメッセージを届ける為に使った。もうまずこの行為そのものが持つ意味が大きいんですよ…。最初はウルトラマンに懐疑的で、本当に信頼していいのかどうか危ういものだった。でもそんな中で築き上げていった信頼なんですもんね。信じるべき味方だと信じてもらえるだけ頑張った、彼の努力の結果です。

 そんなウルトラマンが、実は同じ屋根の下で共に戦ってきた仲間だった。同じチームのメンバーとして、『同じ人間』として一緒に戦ってきた。立場や生い立ちが違う人達が集まったCREW  GUYSのメンバーの一人だったからこそ受け入れられたでしょうし、バラバラだった所から始まって結束されていったチームだからこそ絆も特に堅かった。そんなチームの一員である彼が…メビウスがヒビノミライでありGUYSの隊員だったからこそ、地球人はウルトラマンと本当の意味で肩を並べられる友人になれた。その尊い絆の証として届いたのが、あのトライガーショットな訳じゃないですか。

 だからもう極論、アレが届いた事自体がメビウスが地球人と紡いできた絆の証であり、ファイナルメテオール級の価値を持つ最大級の賛辞なんじゃないかと。それこそ、フェニックスブレイブと同等の意味を為せる代物なのではないかと思うんですよ。


 ここで『それならバーニングブレイブがあるじゃないか』って言われたら正直苦しいです()  確かにあの姿はGUYSの面々と袂を別った後にも絆が途切れていない象徴であり、そのキーとなったのがトライガーショットであるって言われたら全くその通りだし、みんなが居ないっていうそもそもの問題が解決できない以上はバーニングブレイブが代替の様な意味も成している気もするし、言い返せないです。

 でも、でもですよ?(言い訳タイム) 何もメビウス一人でなれって話じゃないじゃん? ヒカリだってGUYSの絆を知ってる人物であり、そもそも必要不可欠な要素ではあるんだし…それに、彼のナイトブレスは奇跡の力を持つって言われてるし、ワンチャン奇跡起こせるんじゃ…え? ダメ? ダメかぁ…じゃあまぁ仕方ないよなぁ…。


 ただ、トライガーショットがそれだけ鍵になりうるくらい大切なキーアイテムだってことは変わりないとは思う。アーマードダークネスを見た人ならわかると思うけど、あの時ってミライが渡したお守りが結構大事になってたじゃないですか。じゃあ逆にミライがもらったのはってなると、やはりトライガーショット。アーマードダークネス戦をオマージュして、手元に持ったトライガーショットが反応し、それに呼応してメビウスブレスとナイトブレスが発光…みたいな流れにしたら良い感じになると思うんだけどなぁ…っていう、ここまできたらもう完全に俺個人の妄想の域ですね。


 いずれにせよ、寿命の違いという超えられない壁がある以上は完全な状態でのフェニックスブレイブはもう見れないんだろうなぁっていうのはわかってるんですけど、それでも出来る範囲での再現ってどうにかならないかなぁって思って色々と長々と話してきました。

 やっぱこの問題ってマジで映画一本作れるレベルの大事な話になってきちゃうから容易に出すのも難しいんだろうなぁって思ってます。だからもしそういうのやるってなった時にはマジで真剣に考えて作るんで脚本で俺使ってくだs…(((殴 


 まぁ半ばマジで言ってた冗談はさておき、改めて考えるとフェニックスブレイブがいかに大切な姿かという事、そしていかに再登場させる事にデリケートかということを再確認しました。難しいなぁ…この問題は。マジで映画作れると思う。でも、それだけのものをメビウスは積み重ねてきてるっていう彼の凄さを表す事にもなるし、良いのかもしれませんね。やっぱ俺メビウス好きだなぁ…。


 てな感じで、もうそろ終わりたいと思います。私の個人的な話を聞いてくれた皆様、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?