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スピーカーケーブルを見つめる。
オーディオ好きの方は、様々な機器や周辺アクセサリーも含め、思考、試行を繰り返して至高の音を求めているものと思います。 中には厳正な思想を基に設計されたリスニングルームで楽しまれている方もおられます。 あるいは映画も楽しめるリビングに構築されたりと、いろいろな環境があって、最も不定なのは音楽ジャンルや聞き方や好みにより”至高の音”は人それぞれなことがあります。
さて、開発したスピーカーケーブルは当然ですがそして見た目も重要ですが性能を特に重視しました。 その性能とはケーブルの機能、パワーアンプの信号を損失なくスピーカーへ忠実に伝えることです。
一般的に導体を太くすると低い周波数の損失は低減できますが、高い周波数では改善されません。 そこで、高周波では当たり前の分布定数回路としてスピーカーケーブルを考えてみました。 特性インピーダンスを設計要素の最上位にしてみたのです。 結果は良好でした。
世の中の平行2芯ケーブルは大体90Ω前後、線間が広いものはさらに高い特性インピーダンスです。 これらのケーブルは終端のスピーカーのインピーダンスに対して高すぎますので、ミスマッチングにより高速の信号伝送は困難になります。 アンプ側の電圧が上がっても電流がすぐに流れずに遅れて電流が流れる状態となりますので、結果的に高い周波数で損失となるわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1702907141501-wjUJLY6meJ.jpg?width=800)
世の中の平行2芯ケーブルは大体90Ω前後、線間が広いものはさらに高い特性インピーダンスです。 これらのケーブルは終端のスピーカーのインピーダンスに対して高すぎますので、ミスマッチングにより高速の信号伝送は困難になります。 アンプ側の電圧が上がっても電流がすぐに流れずに遅れて電流が流れる状態となりますので、結果的に高い周波数で損失となるわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1702907087759-yhjkEPNLTR.jpg?width=800)
ケーブルの特性インピーダンスをスピーカーのインピーダンスに近づけるのは単一のケーブルで実現すると扱いにくい形状であったりします。 そのため、複数の線を並列にすることが最も現実味がありました。
たどり着いたのがTPSQ構造です。
![](https://assets.st-note.com/img/1702907323761-RLsikd1Yt5.jpg?width=800)
これを使うとどのような音?と聞かれると、”スピーカー本来の音”に近いのだと思います。
”至高の音”に近づけられればとの思いで製造しています。
※トゥイーター装備のスピーカーの使用を前提です。インピーダンスが高音域でインピーダンスが上がってしまうフルレンジのみの場合はミスマッチングになりますね。
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