虎の威を借る狐として【ポケモン日記】


【宣伝】9月21日にオフ大会あるらしいっすよ


🔽本題

Keyさんが使ってた前期好成績を残した砂漠パ(https://keykko.hatenablog.com/entry/2024/08/02/154441
こいつの制作経緯は楽しかったという裏話
細部はうろ覚えなので脚色あり


時は真皇杯ラストチャレンジ前日。
俺が高速移動黒バド+粘土アシレーヌ+バンドリュ砂の構築(◆参考元https://alo-poke8046.hatenablog.jp/entry/2024/07/04/210821
で北海道予選をベスト4で終了した翌週、真皇杯ラストチャレンジに持ち込む構築を考えようという砂の民サーバーでの通話から始まった。

北海道ベスト4は他の人が辞退した際に本選の進出権利が発生するという微妙な立場だったので予選で使った構築はほぼ強制的に公開されるという
感じだった。流石に型がモロバレルの状態でオフ参加するのは厳しいというのが通話開始の理由だった。

ここでいくつか案が上がった中にいたのがコライドン+砂という構築だった。
元々、”砂ダメージを受けない禁止伝説+砂パ”という軸が強そうだなということでレックウザ+砂パを真皇杯関西予選で使用していた。
なかなか使用感は良かったがイマイチレックウザのポテンシャルとバンギラスとドリュウズの組み合わせがしっくりこず解散となった。

この軸の強さの根幹は
①基本選出をした時に自分のパーティは最大限のスペックで運用できること
②砂ダメージのデメリットだけを相手に押し付けることが出来ること
③レックウザが砂の天敵の水ウーラオスに強いこと

この3点だった。

これを考えた時にコライドンはこの3つを満たすには十分すぎるスペックだったので採用しようという検討をしていた。

通話には確か
当時ザシアン、黒バドを相棒に猪突猛進な立ち回りでレート2000到達して迷走していたKeyさん
レギュFから砂の民になってしまったNefiくん
今ではイマジナリーみゅーりーがお家芸になったみゅーりーくん
と俺が参加していた。

NefiくんとKeyさんも理由は違えどコライドン熱くない?という話から始まった。

技の採用は
◆ゴツメを触るだけでデメリットになるので非接触かつ襷パオジアンを貫通してくれる”スケイルショット”
◆反動を受けるのが嫌だけど火力は欲しいので炎テラス+晴れで火力補完出来る無難なニトロチャージ
◆この技構成なら積み技は欲しいとのことで”つるぎのまい”もしくは”ビルドアップ”
は確定

ここまで決まった頃にコライドンを採用するに当たって”誰で止まるんだこいつ”という話になった。
1匹目は”ヘイラッシャ” 天然+高い物理耐久+最強の流し技の欠伸+炎耐性
2匹目は”ハバタクカミ” 古代活性で晴れにただ乗りでS負けちゃう。電磁波、甘える、うざくてしょうがない
3匹目は”キョジオーン” 塩漬け、呪い、鉄壁、うざいことこと上ない

まずこいつらには勝てないと話にならないということで
対ヘイラッシャにリスクをつけるなら身代わりだろうということで欠伸無効、地割れの盾役の身代わりの採用を検討開始
全員でダメージ計算を開始した
ウェーブタックル、もちろん耐える
雪雪崩、攻撃していない場合は抜群でも耐える調整があった
ボディプレス、これも耐える
地震、これも耐える
鈍い型は一旦いいでしょ、そんなのいないよ
ついでにキョジオーンにも強い
◆身代わりを採用

この時点でほぼコライドンは完成していた。

ここからはフレ戦
受けループやヘイラッシャキョジオーン入りのスタンをみゅーりーくんに使ってもらって忘れてる択がないかを画面共有しながら繰り返し
ここ守る挟まれたら次はどの技が一番強い?身代わり貼った後のどの動きがリスクが少ない?
裏に何がいる時はどの行動を選ぶべき?エルフーンがいたら?グライオンがいたら?他にリスクを押し付けてくるポケモンは?
テラス択に優位に立つにはどれをケアしてどれを切るべき?
コライドンVSヘイラッシャ1on1とコライドンVSキョジオーン1on1をずっとやっていた

朝3時頃までこれは続き

その結果、検討メンバーでラストチャレンジに参加するメンバーは結構な自信とともにみんな同じ構築を握って参加し全員予選落ち

そりゃそう1回も試運転してないし全員コライドンを使うの初めてだったわけでね
砂パは練度なので数試合でも回しておくべきだったという後悔の元、これポテンシャル高くない?という気持ちのまま
翌日真皇杯本選観戦へ
朝っぱらからいつものメンバーで構築検討会、構築相談マシーンのまるさんがTwitterでトイレ前の席で
構築相談お待ちしておりますというツイートをしていたのでまるさんがいる想定だった席を占領しつつまるさんを出待ち

そこで前日に使ったコライドン砂の立ち回り上の不備などを共有した。

◆問題①

ニトロチャージが弱い

後投げハバタクカミが炎テラスニトロチャージで倒せない
↑これは大問題だった

◆問題②

最速鉢巻コライドンで崩壊する

↑これを想定していたけどいないでしょとか言いながら3ターンキルされた致命傷

◆問題③

ヘイラッシャの妖精テラスで止まる

想定はしていたが立ち回りでの解決策を共有していなかったので負けたり勝ったりしていた

問題❶は
フレアドライブ、ヒートスタンプ、ニトロチャージ、やけっぱち
の炎技の候補から選ぶかアイアンヘッドを採用するかの検討
ただコライドンミラーは否定できないレベルで発生することとコライドンミラーで炎技を押されることが多かった為
鋼テラスアイアンヘッドは流石に厳しい、そして炎テラスしてアイアンヘッド打つのはもっと厳しい
炎技はどれも癖が強く反動と威力の変数が相手依存せず火力がギリギリ足りている”やけっぱち”を採用することとなった。

問題❷は
ハバタクカミを後投げした
他のメンバーは知らないけど俺はハバタクカミを捨てる気持ちで後投げしてリターンを取っていた
上で炎技打たれるって書いてるじゃんと思うかもしれないけど初手では打たれなかった
終盤の対面はよく打たれたけど

問題❸は
ヘイラッシャに妖精テラスを使わせたら身代わりを残している状態でバンギに交代
挑発→はたき落とすで眠る+残飯の回復ソースを奪い取ってステロ+砂ダメージ+眠る封じ+ウェーブタックルの定数ダメージで
倒すルートを組んでいた

そんなこんなで
相手のコライカミきついなーという話をしながら本選を観戦して終了。

後日、また砂の民サーバーの通話に参加すると
Key『やけっぱち強くね?使用感めっちゃいいよ』
とのこと。
Keyさんはオフ大会の方にはいなかったにも関わらずちゃんと到達しているのは流石
俺がやけっぱちを提案した時はみんなまじすか?みたいだったのに解せない

こんな感じでコライドン+砂の形とやけっぱちコライドンは完成したのだが

また別日、Keyさんとランクマ通話していた時にことは起こった
ぼ『ヘイラッシャにスケショ透かされたわ〜、でもこれもう後ろにテラス切る意味ないしこれやけっぱちで削ってドリュで詰めて勝ちだしテラス切っていい?』
Key『いいんじゃない?問題ないと思う』
みたいな会話をして炎テラスやけっぱちを打ったところ、普通にヘイラッシャが吹っ飛んだ

爆笑していた

そしてみんなにこの話を共有してやけっぱちの1回失敗した時の火力を上げるの仕様の勉強会が始まった
このケースは上がらない、このケースは上がる、これでいけるんだ?これ無理なの!?などの話

その過程で気づいたのが
ビルドアップ→トリックルーム→癒しの願い→やけっぱち失敗
の流れで行動すると次のやけっぱちの威力が上がって
炎テラス2倍やけっぱちで白バドレックスが倒せるというもの
こういうのは調べて試していかないと思いつかないものだよな〜って話をした
これほんまか?でも倒せたからあってるはず

このコライドンは結構面白い体験が詰まっている
楽しい思い出
そしてこいつはめっちゃ強い
Keyさん、みゅーりーくん、Nefiくん、いつもありがとう
ポケモンは楽しいね

最近は
Keyさんが構築をぶん回して、俺が構築を調整して、Nefiくんが最後の詰めを考えてみゅーりーが面白いということが多い
Keyさんという虎の威を借る狐としてこれからもがんばります

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