2022年4月5日の傷(下書き供養)
電車
降りたい駅着きました
わたくし降りようとします
前に座ってたお姉さん降りました
なんか忘れ物みたいなのしてます
あ、これわたくし追っかけて届けないとダメじゃんって感じます
わたくしが拾う前に、別のお兄さんがその忘れ物眺めてます
拾うのか拾わないのか分からんけど忘れ物を横目に降りようとします
傷①
お兄さん拾わんのかい、見てんなら迷わず拾えや、そういうものだと思ってた、違うみたい、世の中は冷たい大人ばっかりみたい、こんな世の中に生きないといけないらしい、わたくし嫌だ
お兄さんが拾わないのでわたくしが拾います
電車降ります
追っかけます
お姉さんに追いつきます
「すみません、これ違いますか!?」
「違います」
「違いましたか、すみません」
え、“違います”!?!?
傷②
お姉さん自分の座席に誰かの落し物あること気づいて座ってたんや、え、ほなあんたが届けんかい、なんでわたくしが届けなあかんねん、テキトーな大人ばっかりの世の中、わたくしの善意が踏み躙られてる感じがする、善意というか、そういう、気持ちどうこうとかじゃなくて、わたくしは反射で動いてんけどな、そういうわたくしが生きにくい世の中を感じた、お姉さん自分で届けんかい、見つけた人が届けたらええやん、わたくしにやらすなや
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