見出し画像

【Letter for XXX】#3 Yukichanさん

こんにちは、Shihoです。独断と偏愛で他己紹介をさせて頂く3Minutesマガジン「Letter for XXX」。
#3 はYukichanさんです。

■#3 Yukichanさん/Status:FLATでお会いして以来2回目

デザイナーが集まるバー「FLAT」で、デザイナーではないけれどデザインについて知りたい、話したいという想いでたまたま居合わせ、お話したのが昨年の夏。

もともと実家が営んでいたお店のパソコンにソフトを入れて遊んでいたのを原体験に、小学校の頃からパソコンに触れてきたYukichanさんは、情報系の大学に通っていた頃からプログラミングに没頭。エンジニアとして新卒で開発会社に就職して様々なアプリ開発に携わったあと、現在は10名ほどのベンチャー企業で開発チームのマネージャーを務める28歳。

でも、彼のことを紹介する時に最も大切なのはプログラミングではなく、その柔らかい雰囲気。青のパートカラーが入った髪型が目を引くYukichanさんですが、【Twitterのアイコンは奥さんの手書きイラスト】【「@Yukichan_0528」というユーザー名内の数字は結婚記念日】という情報で彼を包み込む柔らかな雰囲気が伝わるのではないでしょうか?

実は現在の会社への転職のきっかけは奥さんの妊娠。愛娘がうまれた2018年のタイミングで、オフィスへの出社に関して融通がきき、かつ奥さんの実家にも近いということで現在務める企業へと移ったそうです。身近な人の幸せのために、しなやかに人生を動かしていける真っすぐさ。

そんなYukichanさんの現在の悩みは「発信力」だといいます。学生時代に学級委員長を務めたときに、クラスのために自分から立候補して「これやろうよ!」と積極的に動いたものの、皆に拒否された経験がトラウマとなっているそうです。「賛同が得られなかった」という経験は、「自分には人を動かす力がない」と感じて落ち込み、自身の「発信力」への呪いをかけることに…。

それでも、「誰かの為になることをして、それが役に立って、“信頼”となって返ってくる」ことは、今も変わらずYukichanさんにとっての喜び。だからこそ、もう一度「発信力」という対象と向き合って、「自分を必要としている人に届けたい」からこそ、今回他己紹介執筆に応募してくれたんです。

でもきっと、もう既にその想いと優しさは彼の周りの半径5mの人達を幸せにしていると思うんです。奥さんと愛娘ちゃんとの家庭の充実ぶりは言わずもがな務めている会社でも、チームメンバーに「ついていきます!」と言われたといいます。前職を辞めたときも、「また是非戻ってきて、もしくはパートナーとして一緒にやってほしい」と送り出してもらえたそうです。そうしたことをちょっと気恥ずかし気に、私が聞いたらやっとのことで控え目に言う彼は、きっともっともっとたくさんのポジティブな想いを「自分の手柄」としてではなく受け止めてきているのでしょう。自分の手の届く範囲で、自分の身近な人たちをほんのちょっと幸せに出来ることは、世界を大きく変えるような功績とはまた別で、その幸せをもらった人にとって大切なものになっているはず。

これからのYukichanさんは、きっとCOOかつCTO的な存在へと、少しづつ少しづつ吸収して成長していくのだと思います。大きなビジョンを持って、でもぽろぽろと色々なものをこぼしながら走っていくCEOを支え、社内のエンジニアが能力を発揮できる環境をつくる、そんな存在。

2月11日にこのインタビューをして以降、YukichanさんのTwitterが少し変わったように感じています。実は「1対Nでの発信が上手くできないんです」という悩みに「1対Nになったとしても、1対1がたくさんあるという感覚だよ」と私なりのアドバイスをしたんですよね。「デザイナーじゃないけどFLATに1人で話を聞きにいける」「他己紹介を頼んでみる」「発信を変えてみる」と、身近なことから少しづつやってみることが出来る。だからきっと、そうして小さな挑戦を重ね、少しづつ幸せにできる人の範囲を広げていった先には、彼の目指すありたい自分の姿が待っているのだと思います。

そんなYukichanさんは、インタビューの最後にバレンタインのチョコレートをくれました。やっぱり優しい。応援してます!

ーーー

Letter for XXXは、不定期かつ独断と偏愛で随時更新していきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?